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誰も知らないベットの下の秘密


 私が宣言した途端二人から言われた言葉は、


「「はあ!?」」


だった。


(王族でもはあ!?とか言うんだな〜)


なんて考えてたらエドリックからめちゃくちゃ詰められた。


「何を言ってるの!?力関係のバランスの問題があるから協力を求めることはできないってさっき説明したよね!?なんで?」


エドリックが爽やか腹黒野郎キャラを脱ぎ捨てているし、国王なんて眉を八の字にしながらめっちゃあわあわしている。


(そんなんでいいのか国王!!)


という国を憂うツッコミはさておいて私はちゃんと説明を行うことにする。


「情報の提供や協力を求めるのは力関係的にタブーでしょうし、普通に断られると思います。なので今回私は接触だけしてみようかと思います。小説の内容はこの世界と少し違うとはいえベースはそのまんま。ならヒーローである公爵閣下と接触すれば何かヒントを得られるのではと思いまして。」

「いや、まあ言いたいことはわかるんだけどね…」


国王がもう限界なのではというくらいまで眉を下げる。


「でもこちらから積極的に行動しなければシャーロットの為の情報も手に入りません。」


その後私の猛烈な説得の末に国王とエドリックは渋々ながら少しの接触ならと首を縦に振ってくれた。


しかしルードリェア公爵家に帰ってからも話を聞いた公爵から猛烈に反対を受けたためまた説得することになった。


           ■


 今日だけで三人もを説得するのにはさすがに骨が折れたのでシャーロットの部屋でのんびりとすることにした。


(同じ公爵家同士とはいえ仲が良いわけではないみたいだし反対されるのは当然か…)


ベットに乗ることすら億劫になりふかふかの絨毯に腰を下ろす。こんなところを公爵に見られたらまたシャーロットの体でこんなことをして、と怒られてしまうだろうが今日致し方がない。


 絨毯で少し横になるとふとベットの下に引き出しがあることに気がつく。

ベットの下を覗き込むような体勢に体を変え引き出しを開けようと試みるも鍵がかかっていた。


(シャーロットは大事なものが入ってるところには鍵をかけるみたいだしここにもなにか大切なものが?)


もしかしたら公爵なら中を知っているかもと部屋を出て公爵に尋ねてみることにした。


公爵にベットの下の引き出しの事を伝えると驚いた様子だった。


「そんな物があるなんて知らなかったよ。使用人からもそんな報告受けていなかったしね。シャーロットと一番仲の良かった侍女のカロンならもしかしたらなにか知ってるかもしれない。」


そしてその足で公爵と私はカロンの元へ訪ねた。

ベットの下の引き出しについて聞くとカロンは少し躊躇いながら口を開いた。


「もちろんベットの下の引き出しについては知っていました、お嬢様のお部屋を掃除しているのは私ですから。私も中身は存じ上げませんが鍵はネックレスの入っていた引き出しの鍵と同じだと。公爵様にも誰にもその存在を口外するなと固く口止めされていましたがこれがお嬢様の記憶を取り戻すヒントになるなら話したほうがいいかと…」


話終えたあとカロンはパタパタと足早に去っていった。


ここまで話を聞いてやることは引き出しを開けることだろう。その中になにかシャーロットに関する大事な情報が入っているかもしれない。


シャーロットの部屋に戻り鍵を取り出して公爵が見守る元、そっと引き出しを開けた。


中には数冊のノートが入っておりノートには一つ一つ番号が振ってある他、一言こう書いてあった。


『日記』


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