41 お茶会開くって言った記憶がある
「ユリアさんよぉ。どうなの? 愛しの愛しの王太子殿下とは。」
「私も気になりますね。あんな計画持ちかけておいて、改善されるはずの被害を被ったのですから。」
「今!!私はお茶会の準備をしてるの!!文句は後で聞くから、今は邪魔しないでぇ〜」
舞踏会が終わり三日ほどたったころ、メイに
「頼まれていた紅茶はどうすればよろしいでしょうか?」
と聞かれたことで、以前のお茶会で会った令嬢達を招くガーデンパーティーを開催することを思い出し、既に招待状を送っていて変更できない日時に向けて、今大慌てで準備しているのだ。
(舞踏会の前から計画的に準備しとけばよかった、、、、。)
と今では後悔している。
そんな大忙しなときに舞踏会で散々だったエルカルドとキアノが来て、私に嫌味を言ってくる始末である。
いくらでも文句を言っていいから、今は邪魔しないで!!、と何度も訴えるが、なかなか引いてくれない。彼らは大変ご立腹らしい。しかし、今の私は彼らに構う余裕が時間的にも精神的にも無いので、必死の懇願をする。
「今は構ってあげられないから、少し待っててちょうだい!!」
その言葉を聞いた二人は心外だというような顔をして、反論してきた。
「別に構って欲しいわけじゃないし!!」
「そうですよ、そんな幼稚な者ではありません!!」
だが、そんな反論を聞き終わる前に既にお使いに出しているメイ以外のメイドに指示を出し、私も屋敷を駆け回る。
そんな忙しい日々をしばらく過ごし、ガーデンパーティー前日になってようやく落ち着いたところで、今までエルカルドとキアノが毎日手伝いに来てくれていたことをメイから聞いた。
(なんだかんだ優しいのね。)
なんてことを思い、謝罪と感謝の気持ちを彼らに伝える方法を今日のやることに決めた。




