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31 久々の思考回路

「顔がいいよねっ!」


メイに部屋の周りに人を寄せないように頼んでから、人の気配がなくなるまで待って発した言葉がこれだった。ちなみにここで言う顔とは、エルカルド様とキアノ様の顔のことである。初めて顔を見たときは、前世で読んだマンガにも出てきていなかったので、怪しく思ってしまったが、誤解がとければただ顔面がイイ二人であった。正直、王太子なんかより断然好みであった。ここがイイよねなんて考えていたら、言いたいことができたので、言うことにする。溜めるのはよくないのだ。


「なんで公式でこのキャラ達を出していなかったんですか!!」


これは、前世に生きていた世界まで届くようにと先程よりも大きな声で言った。今でもまだ遅くないと思う。マンガはヒロインが王太子と結婚するところまでは発売されていたし、読んでいるけれどその後の話までは終わっていない。つまり、未完結なのである。まだ、これから公式でこのキャラクター達が出てくる可能性は十分にありえる。ページの端にでも良いから写って欲しいものである。


(久々のこういう思考は、気持ちを元気にするわねぇ。生き返る気がするわ。)


どの角度がより美しく見えるのかしら。なんて考え始めたところで、この思考結果は王太子をぎゃふんと言わせる計画が思いつくのでは?と気づく。私はすばらしいことを考えついた。


今思えば、久々の思考を自分自身でコントロールできなくなっていたのかもしれない。






「メイ。この紙全部燃やしといてもらってもいい? 絶っっっっっ対に中身は見ずに。」


「、、、、、、、。承知いたしました。」


メイが誠実なメイドで良かったと感じた日であった。今度街に出たときお土産でも勝手帰ろうと思う。

それから、私は便箋と封筒を出し二通の手紙を書いた。エルカルド様とキアノ様宛である。

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