表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
♥ これは式神  作者: 雪*苺
十一日目 / 木曜日 5月2日
98/104

♥ 上空 4 / 対峙 3 / 大空の空中戦 3


霄囹(?)

えいぃ。

  僕はねぇ、初めからにはないのさ。

  憑依陣を使って死体に憑依しているだけだからねぇ! 」


衛美

「 ──えっ??

  死体?! 」


霄囹(?)

「 そうだよ。

  僕が憑依する死体なんて幾らでもあるのさ。

  だけど…、返してあげるよ。

  降参はしない。

  その代わり、僕をまで追い詰めたえいへの御褒美をあげるよ。

  ──じゃあね、えいぃ!

  今度こそほんとうに “ さよなら ” だよ。

  不意討ちするなんて無しだからねぇ 」


 しょうれいがそう言うと、グリフォンとグリフォンの前に立ちはだかっていた式神が消えた。


 グリフォンの背中に座っていた誰かの死体は真っ逆さまに地上へ落下して行く。


衛美

「 死体に憑依するなんて…。

  しょうれいの本体はロ●アにるって事なの?? 」


玄武

『 さぁな。

  しょうれいの転生体が日本人である保証はない。

  外国人かも知れない可能性も捨てきれないな 』


衛美

「( げん、これから日本は…世界はどうなって行くの…。

   新世界とか楽園とか──、勝手過ぎるわ… )」


玄武

『 世界の現状はワタシには分からないが、しょうれいが嘘を言っている可能性もある 』


衛美

「( 嘘……。

   仮に嘘だったとしてよ、嘘をく意味はあるの? )」


玄武

『 あるからくのだろう。

  外国へ行ければしょうれいの言った事が事実か否か確かめられるが、領空も領海もしょうれいが掌握している可能性もある。

  やれやれだな… 』


衛美

「 …………。

 ( どうしたらいいの…。

   結局、ようじゅはこのままだし、地震だって起き続ける……。

   日本中だけじゃなくて、世界中がようじゅようの被害に遭ってるかも知れないなんて…… )」


玄武

えい、別邸へ戻るぞ。

  ゴールデンウィークが開けても、これでは大学へは行けまい。

  当分は心霊スポット巡りだな 』


衛美

「( …………こんな状況でするの…。

   全然気分じゃないのに… )」


厳蒔弓弦

えい、どうした? 」


衛美

づるさん、げんが別邸へ戻るそうです 」


厳蒔弓弦

「 そうか。

  こんな惨劇をの当たりにしては、今夜は眠れそうにないな… 」


衛美

「 無理してでも寝ないと…。

  明日あしたから心霊スポットを巡るみたいですから… 」


厳蒔弓弦

「 こんな状況でか?

  …………戻ったらの仕込みをしないとな 」


衛美

「( しょうれいが言ってた事がほんか嘘か分からないけど、お祖父様と伯父様へ伝えないといけないわ…。

   気が重いわ… )」


玄武

『 資料を作ってもいいが時間が掛かる。

  LINEラインとやらでえいへ送ればいい 』


衛美

「( そうね…。

   そうしようかしら… )」


玄武

しょうれいが提示した条件は書かないようにな。

  人身御供にはされたくないだろう 』


衛美

「( そ、そうね…、

   お嫁さんの件にはれないでおくわ… )」


──*──*──*── 瀬圉家


──*──*──*── 本家


──*──*──*── 中庭


 式神朱雀はゆっくり降下すると≪ ≫本家の中庭へ降り立ってくれた。


 づるさんと私が、朱雀の背中から降りると朱雀の姿が消えた。


 真っ暗の中、げんが術式を使って周辺を照らしてくれる。


 づるさんと私は本邸へは向かわず、足下に注意しながら慎重に別邸へ向かって歩いた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ