♥ 上空 3 / 対峙 2 / 大空の空中戦 2
衛美
「 なんて奴なの!
アンタなんかの言いなりになんてならないんだから!!
眞小呂は目覚めさせないんだから!! 」
霄囹(?)
「 あっそ。
別に嫌ならいいんだ。
日本全国の日本人が妖魔の餌になって喰われる様を見ればいいよ!
遅かれ早かれ、旧人類が生きられない世界に変わっちゃうんだからさぁ 」
衛美
「 ──そんな事、させない!!
半年以内にアンタを倒すわ!!
妖樹も妖魔も異界に戻してみせるんだから!! 」
霄囹(?)
「 はぁあ?
衛美ぃ〜〜〜、そんなの無理だよぉ。
出来っこないよ。
“ 召喚返し ” なんて術式は無いんだからさぁ! 」
衛美
「 無ければ、作ればいいのよ!
召喚返しの術式を作って、アンタのくだらない計画なんて、ブチ壊してみせるんだから!! 」
霄囹(?)
「 あぁ…そう?
まぁ、頑張ってみなよ。
無駄に足掻いてる衛美を見ていてあげるよ。
僕の “ お嫁さん ” になる気になったら、ロ●アへおいで。
花嫁として丁重に出迎えてあげるよ。
──じゃあね、衛美ぃ。
玄武にも宜しくぅ。
術式を使える特別な式神の玄武でも、流石に術式なんて作れないからねぇ。
眞小呂を目覚めさせないと無理だって事は、玄武がよぉ〜〜〜〜く知ってるんだからさぁ。
早く眞小呂に会わせてよ、玄武ぅ〜〜〜。
あはははははははははっ!!!! 」
衛美
「 ──弓弦さん!! 」
厳蒔弓弦
「 あぁっ──、食らえ!! 」
霄囹(?)
「 ──な゛っ…何゛っ?!
法術?!
──衛美ぃ!!
これは何のつもりかなぁ…??
不意打ちなんて卑怯じゃないかぁぁぁぁぁ!!!! 」
衛美
「 アンタ程じゃないでしょ!!
──どう、アンタの大嫌いな高濃度の酸雨の味は!! 」
霄囹(?)
「 衛美ぃぃぃぃぃっ!!!!
これは玄武の入れ知恵だね!!
玄武が居るのか!!
何処で見ているんだ玄武ぅぅぅぅぅ!! 」
衛美
「 やったわ!
効いてるみたい!
弓弦さん、続けて射れますか? 」
厳蒔弓弦
「 任せろ! 」
弓弦さんは魔喰いの弓を構えて、矢先に法力を込めると霄囹の頭上へ向けて矢を放つ。
高濃度の酸雨が霄囹を容赦なく襲う。
弓弦さんが射った法力を込めた矢は、巨大な魔法陣の中へ入り、酸雨を降らせらる。
高濃度の酸雨は玄武が発動させた術式が使われている。
酸雨を降らせるなんて、とんでもない術式を生み出したのは、誰でもない榻萠之眞小呂で、その術式を無条件で発動させれるのは、眞小呂に作られた統括式神の玄武だけなの!!
霄囹と話してる間も、私は玄武と思念で話をしていた。
弓弦さんの姿は玄武が発動させた別の術式によって姿が見えないようになっていた。
だから、霄囹には上空に突然出現した魔法陣から大量の酸雨が降り注いでいるように見えている筈!!
霄囹(?)
「 ──くっ!!
やってくれたね、衛美ぃぃぃぃぃっ!!
法力は使えないじゃなかったのか!!
──櫂蘿!!
──氷踴僂!!
──弖芻岔!!
あの朱雀を攻撃しろっ!!
──衛美ぃ、未来の夫の僕に対して “ おいた ” が過ぎるよぉ!! 」
衛美
「 3体も式神を出して来たわ!?
( ──玄武どうするの?! )」
玄武
『 あの程度の式神なら倒せる。
──鬼神召喚!
青龍! 』
玄武が式神青龍を召喚すると、上空に蒼色の青龍が現れた。
霄囹(?)
「 ──っ、青龍だと!?
衛美ぃ、何時の間に青龍召喚が出来るようになったのさ!
話が違うじゃないかぁぁぁぁぁ!!
──氷踴僂,弖芻岔、青龍を向かい打て!! 」
玄武
『 青龍──、霄囹の式神を蹴散らせ! 』
玄武の指示を受けた式神青龍は咆哮すると霄囹を守る為に前に立ちはだかる式神へ目掛けて口から大量の水を発射した。
まるでハ●ド●ポ●プみたい!!
青龍の強力なハ●ド●ポ●プを直撃した式神が、みるみる内に凍っていく。
青龍の攻撃、こっわ!!
たったの一撃で霄囹の式神の2体を氷漬けにしてしまう。
然も、ただ氷漬けにしただけじゃなくて、氷は粉々に砕け散ってしまった。
霄囹(?)
「 ──氷踴僂ぅ,弖芻岔ぁ!!
──櫂蘿!! 」
霄囹が式神に指示を出しながら、他の式神を召喚し始めた。
霄囹の周辺に夥しい数の式神が大量に現れる。
衛美
「( ──ちょっと、数が多過ぎない?!
玄武、こんな数の式神を青龍だけで倒せるの?? )」
玄武
『 問題ない。
数を増やしただけで、大して強くないからな。
──青龍、凍てつく冷気で凍らせろ!
然し、質は兎も角、これだけ大量の式神を瞬時に同時召喚させるとは、やはり霄囹は侮れんな 』
衛美
「( 霄囹って凄い陰陽師って事なの? )」
玄武
『 眞小呂の居ない日本でなら随一の陰陽師だ。
霄囹の好きにはさせられない 』
式神青龍の体中が蒼白く光ると青龍は口から凍てつく冷気を吐き出して、霄囹の召喚した式神達を容赦なく襲う。
凍てつく冷気を食らった式神達が次々に凍って、粉々に砕け散っていく。
青龍ってば、鬼強過ぎるわぁ!!
衛美
「 ──霄囹、私の青龍は強いでしょ!!
どう、素直に降参する気になった? 」
霄囹(?)
「 降参?
するわけないだろ!
今日は本調子じゃないだけさ!
──次に会った時、こうは行かないと思う事だね! 」
衛美
「 逃げるつもり?
逃がさないわよ!! 」




