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♥ これは式神  作者: 雪*苺
十一日目 / 木曜日 5月2日
90/104

♥ 瀬圉家 9 / 本家 9 / 本邸 3 / 応接室 3


衛美

えい──、じゃあ… 」


衛夛

「 いいよ。

  ソイツ専用のプラチナカードを登録をして、発行するよ。

  だから、入籍なんて早まらないでよ! 」


衛美

えいがとう!!

  えい、大好き♥ 」


衛夛

「 う、うん…(////)

 ( はぁ〜〜〜……。

   なんえいちゃんと姉弟きょうだいなんだろう…。

   出来るならオレがえいちゃんと夫婦になりたいよ…。

   ≪ げん ≫の男子なんかにオレのえいが凌辱されてけがされるかもしれなんて──、気が狂いそうだっ!!

   ほんなんで選りに選って下半身ビンビン一族の野郎なんだよっ!!

   人選ミスだよ、〜〜〜、恨むからなっ!! )」


衛美

かったですね、づるさん♪ 」


厳蒔弓弦

「 …………がとう、えい…。

 { あまり無茶な事は言わないでほしい。

   心臓に悪い… }」


 えいはまた両手で髪を掻きむしり出した。


 えいは髪を掻きむしるのが好きなのかしらね??


衛美

「{ ──御免なさい。

   げんの案なんです。

   『 入籍する 』って言えば、えいが折れてカードを発行してくれるんじゃないかって──。

   くいってかったです }」


厳蒔弓弦

「{ げんの入れなのか… }」


衛美

「{ ほんに入籍するわけじゃないですから、安心してください }」


厳蒔弓弦

「{ そうか… }」


 げんの案だって事を伝えたら、づるさんは少し安心したみたい。


 やっぱり、いきなり「 入籍します 」なんて言われたら、流石のづるさんも驚いて冷静でいれなくなちゃうわよね…。


 でも、げんの作戦はげんの思惑どおり成功した。


 えいづるさんがスポーツジムで使えるプラチナカードを用意してくれる事になった。


 地震が起きて、ようじゅなんて物騒極まりない植物が召喚されて、大変な状態になってる状況下でスポーツジムを利用出来るか分からないけど、なんでも早目がいいよね!


 ぐにはカードの発行なんて出来ないだろうし。


衛美

「 これででもスポーツジムを利用出来るようになりますね♪ 」


厳蒔弓弦

「 そ、そうだな… 」


 少しだけづるさんの笑顔が引き吊ってるように見えるのは気の所為かしらね?


 づるさんとえいと話していたら、時間なんてぐ過ぎちゃうわね。






 20時を知らせる時計のが鳴ると、応接室のドアが開いた。


 もと当主でありながら、いまだ絶大な発言力と権力を持つお祖父様と現役バリバリMAXマックス祭りなげん当主の伯父様が入ってた。


 お祖父様と伯父様がソファーに腰を下ろして座る。


鴇胤

「 待たせたな、えい

  えい、お前は此方こっちに座りなさい 」


衛夛

「 はい… 」


 お祖父様に呼ばれたえいいやそうに返事をするとしぶ(しぶ)ソファーから腰を浮かせて立ち上がる。


 名残惜しそうに私を見ながら、お祖父様と伯父様の座る向かいへ移動したえいは、伯父さんの左横にあるソファーへ腰を下ろして座った。


鴇胤

「 ──えいげんはどうした? 」


衛美

げんなら私の後ろにます。

  今日きょうは実体化しません 」


鴇胤

「 そうか…。

  2人揃って正装しているのにはなにか意味があるのか? 」


衛美

げんから『 着ていくよう 』にって言われたから… 」


鴇胤

「 そうか…。

  ──して、話したい事とはなにかな? 」


衛美

げんから教えてもらった事を伝えたいと思って、げんに監修してもらって資料を作ったの 」


 私は持っていた6冊の資料をお祖父様と伯父様の前に出す。


 ちなみに資料の原本はげんじき(じき)に保管してくれている。


 6冊の資料は原本をコピーして纏めたもので、えいの分も渡したから、づるさんと私の分の資料はない。


 まさかえいまで一緒に話を聞くなんて思ってなかったのよね…。


鴇胤

「 ──ほほう…。

  これをえいが書いたのか! 」


 資料を手に持ってペラペラと捲りながら、お祖父様が感嘆の声を上げる。


 感心されちゃったみたい。


 私はげんが教えてくれた内容を、お祖父様,伯父様,えいに向かって話し始める。


 私の至らない所は退魔師の視点からづるさんがフォローしてくれる。


 げんも足りない所は助言してくれる。


 げんの姿が見えてないお祖父様,伯父様,えいには、私が一生懸命話しているように見えているのか、真剣な表情で話を聞いてくれている。


 真面目に話を聞いてもらえるのはがたいけど、これじゃあまるで──えて餓死しそうで殺気だってて、お腹をかせた3匹の人い虎に睨まれている小兎になった気分……。


 半端なくいんですけど!!


 えいたって別にいいじゃないの!


 実体化したげんに話してもらいたいわ!!


 どうしてえいの前で実体化するのをいやがるのかしら…。


 だ話が終わっていない最中に応接室が揺れた。


 げんが張ってくれている結界のお蔭で揺れは大した事なくて、応接室には被害は出ていない。


衛美

「 ──地震っ?! 」


厳蒔弓弦

だ余震は続いているようだな 」


鴇胤

「 一体なんだ、この地震は!! 」


現当主

えいちゃん、この地震もようじゅが起こしているのかい? 」


衛美

「 ──そうみたいです。

  応接室にはげんが結界を張ってくれているので、揺れが小さくて済んでます。

  応接室から出ると揺れは大きいです。

  げんが言うにはようじゅつぎ(つぎ)に召喚されているみたいです。

  各都道府県に1本づつ召喚するつもりかも知れない──って、げんが言ってます 」


鴇胤

「 都道府県に1本だと?!

  冗談じゃない!!

  ようとやらが生まれるが日本全国に召喚されると言うのか!?

  ──そんな事になったら日本はどうなるっ!! 」


 「 ごもっともだわ~~ 」と私も思います。

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