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♥ これは式神  作者: 雪*苺
十一日目 / 木曜日 5月2日
85/104

♥ 瀬圉家 4 / 別邸 4 / リビング 4


 げんは同様の式神を増加させれる術式を発動させて、式神たつと式神とりを大量に増やしたみたい。


 私には式神の姿は見えないから、げんが声で教えてくれる。


 れいかんが強くないと式神は見えないみたいなの。


 れいかんが弱い人や、れいかんのある人にも式神は見えないみたい。


 野良式神が取り込んで実体化したのに関しては、れいかんの弱い人にも、れいかんの強い人にも見えるみたい。


 れいかんの弱い人には、実体化した野良式神は見えないけど、くないなにかはひし(ひし)と感じるみたい。


 私はげんられてるから、式神の姿は全く見えないし、なんにも感じない。


 大量の式神達はリビングの窓をとおり抜けて四方八方へ偵察に向かったみたい。


 これと言ってする事のない私は、づるさんの代わりに図書館の本を返しに行く事にした。


 げんが転移陣を使ってくれるから、図書館へ言ってもぐに戻ってれる。


 づるさんに提案してみたら、「 がとう、えいげん。助かる 」って言ってくれた。


 げんと私がないあいだに、本邸のお祖父様の電話番から私宛に電話が掛かってるかも知れない事をづるさんに伝えて、電話が鳴ったら出てもらえないかお願いした。


 づるさんは快く引き受けてくれて、私はホッとした。


 私はづるさんが持ち帰った7冊の本を両手で抱えた。


 げんが転移陣を発動してくれる。


 リビングから私の姿が消える。


 もちろん、見えないげんも一緒にね!









 図書館に7冊の本を戻して、げんと一緒に別邸のリビングへ戻ってた私はTVテレビを付けっぱなしだった事に気付いた。


 でもまぁ…なかったのは、ほんの10分程度だったし……問題はないよね??


厳蒔弓弦

えい、戻ってたんだな。

  風呂を沸かしておいた。

  先に入っていたらどうだ? 」


衛美

づるさん、がとう御座います。

  そうですよね、、話が終わるか分からないですもんね 」


 づるさんが厚意で沸かしてくれたお風呂へ先に入らせてもらう事にした。


 私はリビングを出て、階段を上がって、2階にある寝室へ入って、新しい下着と私服を持つと、寝室を出て、階段を駆け下りたら、洗面脱衣室へ向かった。


 そうそう、洗面脱衣室へ入る前には必ず、げんには洗面脱衣室の外で待ていてもらう事にしている。


 げんは式神だから、人間の裸なんて見てもなんとも思わないらしいから「 気にするな。漬け物石だと思えばいい 」とか言われるけど、私は女の子だから気にするの!


 トイレの時もそう。


 ドアの外で待っていてもらうだけなのに、げんはまるで土砂降りの中、飼い主から捨てられる子犬みたいな目をして、私を見詰めてる。


 めてほしい。


 四六時中、げんと一緒にいる私にだって、最低限のプライベートは必要なんですからね!


 げんに “ 待て ” をさせて私は洗面脱衣室へ入った。

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