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♥ これは式神  作者: 雪*苺
九日目 / 火曜日 4月30日
59/104

♥ 大学 3 / 図書館 2


衛美

「 法則……。

  でも、法則っていうのがあるなら、モノノケのたぐいは関係無いんじゃないですか? 」


厳蒔弓弦

「 それがそうとも言えないんだ 」


衛美

「 どういう事ですか? 」


厳蒔弓弦

「 7年前に大事故,大災害の起きた場所で、モノノケのたぐいの姿が目撃されていた事が判明している 」


衛美

「 えぇっ?!

  じゃあ、モノノケのたぐいの仕業かも知れないんですね!

  陰陽師や退魔師の出番ですか? 」


厳蒔弓弦

「 そうなるかも知れないな 」


衛美

「 でもでも、こんな世間一般的な大学の図書館に必要になる資料があるんですか? 」


厳蒔弓弦

「 それは分からない。

  この大学の図書館はかオカルト関連の書籍が豊富らしくてな。

  学長の趣味かも知れない 」


衛美

「 そうなんですか?

  なんか以外ですね 」


玄武

「 呪術,呪詛関連に関しては退魔師よりも陰陽師の方が詳しい。

  式神は陰陽師が使う呪術の1つだからな 」


衛美

「 えっ…??

  式神は呪術なの?? 」


玄武

「 そうだ。

  式神に姿を与え使役する術式を完成させたのは誰でもないだ。

  陰陽師達は、ワタシのの恩恵を多大に受けているわけだ 」


衛美

「 そうなの… 」


玄武

「 ──れ、のろい関連の書籍を探すならワタシも手伝おう 」


厳蒔弓弦

「 それは助かる 」


衛美

「 私も手伝います! 」


厳蒔弓弦

がとう、えい

  ──ノートの取り方の説明は切り上げよう。

  えいが出来るようになるまで続けよう 」


衛美

「 はい。

  がとう御座います(////)」


 私はノートと筆記用具を鞄にしまった。


 げんもく(もく)のろい関連の書籍を探している。


 なんか楽しそう。


 机の上にはげんが棚から出したのろい関連の本が置かれている。


衛美

づるさん、のろい関連の本が沢山ありますけど、どうしますか? 」


厳蒔弓弦

「 そうだな。

  あいうえお順に仕分けをしよう。

  仕分けを終えた、タイトルと著作者の名前を用紙に書きめよう 」


衛美

「 分かりました。

  戻したあとも必要ない本って事が分かりますもんね 」


 私はづるさんと一緒に机の上に置かれている本の仕分けを始めた。






 ある程度の仕分けを終えたづるさんと私は、用紙に本のタイトルと著作者の名前を書き出す作業を始めた。


 げんったら次々に本を持ってるもんだから、持ってるのをめてもらって、づるさんと一緒に本の中身を確認してもらう事にした。


 私は1人でひたすらタイトルと著作者を書き出す作業。


 ルーズリーフを持っていてかったわ。






厳蒔弓弦

「 ──そろそろ切り上げよう。

  続きはだな 」


衛美

「 ──は〜い。

  づるさん、なんとかタイトルと著作者の名前は書き出せました 」


厳蒔弓弦

がとう、えい

  助かった 」


玄武

「 本はどうするんだ?

  このままには出来ないだろう 」


厳蒔弓弦

「 そうだな。

  段ボールに入れて置いておこう。

  “ 資料探し中 ” と書いて貼っておけば、さわられないだろう 」


衛美

「 分かりました。

  私、段ボールに本を入れますね 」


玄武

「 ──して、その段ボールはにある? 」


厳蒔弓弦

「 持ってるから待っていてくれ 」


 そう言ったづるさんは1人で部屋を出てかへ行ってしまった。


衛美

「 ──ねぇ、げん

  モノノケのたぐいの姿って、誰にでも見えるの? 」


玄武

「 いや、誰にでも見えるモノではないな。

  並みのれいのうりょくではモノノケのたぐいを肉眼で見る事はむずかしい。

  れいのうりょくが強ければモノノケのたぐいを肉眼でも見る事が出来る。

  まぁ、見えるだけでなにか出来るわけではないが 」


衛美

「 陰陽師,退魔師,つふ魔師はれいのうりょくが強いからモノノケのたぐいを見れるのね。

  でも見えるだけでなにも出来ないのよね?

  退治が出来るのはどうして? 」


玄武

()の鍛練,修行の賜物だな。

  れいのうりょくが強ければ誰でもモノノケのたぐいを退治出来るわけではない。

  陰陽師,退魔師,ふつ魔師は謂わば、オカルト業界のエリートだ。

  づるがエリートでかったな 」


衛美

「 そう…ね。

  ねぇ、私にもモノノケのたぐいの姿を見えたりするのかしら? 」


玄武

なんだ、えいは見たいのか?

  折角、ワタシが見えないにようしているのに… 」


衛美

「 えぇっ?!

  そうなの?? 」


玄武

「 見えない方がいのだがな…。

  それでもえいが敢えて見たいと言うならば── 」


衛美

「 ……見えるようになったら、見えなくなるようにも出来るの? 」


玄武

「 勿論だ、出来るぞ。

  見たくなければでもワタシに言えばいい。

  見たいのか?

  女子には耐えがたい光景だぞ。

  慣れなくてもいいが、顔を上げる迄には時間が掛かると思うがな 」


衛美

「 どういう事?

  耐えがたい光景って……。

  モノノケの姿って、顔を上げれない程に酷いものなの? 」


玄武

えいれいのうりょくは強いからな。

  普段はワタシが最小限に押さえているからなにも見えないし、なにも感じる事もない。

  解放すれば “ モノノケのたぐいが見えるだけでは済まない ” 状態になる。

  想像も付かないような “ おぞましい世界 ” をの当たりにする事になる。

  ワタシがるし、えいの身は安全だ。

  ただな……えいの精神が持つかどうかが最大の問題になる 」


衛美

「 私の精神…?? 」


玄武

「 男と女では精神力の強さが違う。

  男には耐えられる光景でも、女には耐えられない場合がある。

  あまりの恐ろしさに発狂し、われを忘れ、気が狂い、精神異常者となる確率が高いのは、心が弱く、脆くて壊れ易い女の方が圧倒的に多い。

  平安京の()()に女の陰陽師がらず、男の陰陽師ばかりだった理由の1つでもある 」


衛美

「 …………発狂するの??

  気が狂って、精神異常者になっちゃうの?

  絶対に?? 」


玄武

「 絶対ではないな。

  確率が高いだけだ。

  平気な女もた。

  大概は心をんだ事でやまい身体からだを蝕み、死期を迎える日までとこせってしまった女が多かったがな 」

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