16. 市井の裏山とアンナさんの家
9日目。
今日は採取に行くつもりだ。一応本業は薬師だしね。
ゆっくり起きて朝ごはんをいただく。上げ膳据え膳最高。バイキングのクロワッサンを堪能し、デザートのフルーツとヨーグルトをたくさん取って食べた。
昨日挨拶に寄れなかったのでゼフの道具屋へ。携帯用コンロのお礼に屋台でドーナツを買ってきた。
「いらっしゃい……あ、リリー!」
「アンナさん、ミレイさん!」
「一昨日ぶり〜元気?」
品出しをしていた2人が近寄ってくる。
「はい!今日は採取に行くので、必要なものを買いたくて。あ、これ皆さんでどうぞ。ドーナツです」
「ありがとリリー!」
ミレイさんがドーナツを持って奥へ行ったので、アンナさんにオススメの採取場所を聞く。
「一番近いのは市井の裏山だね。低い山だし、登山道も整備されてて、北門から出るとすぐだよ」
市井の裏山は、薬師ギルドで地図を貰っている。よし、今日はそこに行こう。
「採取するのに、買っておくといいものはどれですか?」
「採集目的の冒険者がよく買っていくものだと、スコップ、鋏、採取用の籠、薬草を入れる袋や瓶、ロープ、防水シート、タオルと石鹸、水筒、後は行動食とかだね。山や森に入る時は虫除けなんかもあるといいよ」
さすが冒険者の道具屋の店員さんだ。スラスラと答えてくれる。
「なるほど。持ってるものもあるので、色々見てみます」
まず、調理道具コーナーを見る。
携帯用コンロをいただいたので、外で自炊ができる。フライパンやまな板や包丁なんかもほしいし、食器もほしい。うーんでもお金は節約したいな。
何を買うべきか熟考していると、アンナさんが声を掛けてくる。
「フリーマーケットなら中古で安く売ってるから、調理道具ならそっちで揃えたら?毎月11日と22日に噴水広場で開催するから……ちょうど3日後だね」
「そうなんですね!行ってみます」
いい情報を聞いた。それは行くべきだな。
とりあえずあれば便利だという高枝切り鋏と防水シートと虫除けを買った。携帯食も試してみたかったので、お湯を注ぐだけの固形スープと、マグカップと、使い勝手の良さそうな小さめの鍋も購入。
野営調理用の食材は缶や瓶に入って売られていた。日持ちするものしか置いていないんだな。時間停止付きのストレージ持ちの私には必要ない。
行動食中心のコーナーでは、携帯用のシリアルバーや缶に入ったキューブ型のチョコ、干し肉、ナッツなどが置いてある。
缶入りのチョコと、干し肉を試してみたかったので少量のものを買った。
「リリー、宿屋に泊まってるの?じゃあ今日はウチに泊まりなよ!一人暮らしだから狭いけど布団はあるから!」
アンナさんに宿屋に泊まったことを話すと、アンナさんからそんな誘いを受けた。
「えっ、いいんですか?本当に?じゃあご飯は私が作りますね!お洋服のお礼も兼ねて!」
「やったー!楽しみにしてるね!」
「じゃあ閉店時間にまた来ますね」
ゼフの道具屋の閉店時間は18時だ。山登りしてギルドへ寄るとちょうどいい時間になるだろう。
アンナさんの厚意にありがたく甘えることにする。
宿代代わりのご飯は美味しいものを作るぞ。なに作ろうかな。
「リリー、ドーナツごちそうさま」
会計はシーラさんがしてくれた。全部で520Gだった。
市井の裏山は、200メートル程の低い山で、採取しながらでも4時間もあれば登って降りて来られるらしい。まだ10時なので、14時くらいには帰ってこれるかな。
薬師ギルドに近い北門を出るとすぐ目の前だった。一本道で山の入口まで繋がっている。
登山道は馬車1台が通れるほどの広さで、両側はまあまあ急な斜面だ。
昨日手に入れた素材図鑑スキルは、半径5m以内に入った時に素材を自動表示してくれるらしいので、早速貰った地図で採れる素材を確認する。
市井の裏山で採れる新しい素材は、痺消草と境木の葉と黒大蒜だ。色別に表示されるようになっていて、赤い下向き三角が出ていたので鑑定してみると痺消草だった。
痺消草 (画像表示)
可食。主に根を麻痺消薬の素材として用いる。
小さく白い花が傘状に咲く。乾燥した根を薬用とする。葉に効能はないが可食。少し苦みがある。
山地の岩の間などに自生している。
相場 乾燥した根15G
便利だな。鑑定に図鑑の内容や写真も表示されている。花が咲いてないので図鑑がないと見付けるのが難しそうだ。調理スキルや商人スキルとも連動しているので情報量が多い。
痺消草は乾燥した根を使うので、スコップで根っこごと掘り出す。土を払って籠に集めていると、魔物が現れた。ウサギだ。
「ダブルホーンラビット…」
うん。角がダブルだね。2匹だし。レベルは10だ。サイズもホーンラビットより一回り大きい気がする。ちなみにツノは横でなくて縦に2本だ。
「サンダー」
向かって来たのでとりあえず強めの魔法を発動。両隣も攻撃する範囲攻撃だし、感電も確率で付くので使いやすい。
「マジックショット」
続けて新しく覚えた魔法を撃ってみた。無属性の3連続攻撃だ。1発で1匹倒し、残り2発でもう1匹も倒した。マジックショット強いな。
【ダブルホーンラビットを倒しました】
ウサギ肉がドロップ。魔石と角や皮もドロップした。
他の魔物もさすがにエフェスからアハットに来るまでにいた魔物より強いが、範囲攻撃魔法も覚えているので特に問題なく倒せた。
アサルトハニービーという蜂型の魔物からは蜂蜜や蜜蝋がドロップした。蜂蜜は蜂の巣から採るんじゃないのね。というか虫を大きくするのやめてもらっていいですか。脳がバグるので。
素材を採取しながらしばらく山を登っていくと、大きな羊のような魔物が2匹、山頂への道を塞いでいた。
鑑定の結果はビッグホーンシープだ。大きな巻きツノが大分くるくるとしている。
鑑定で出ているレベルは17だ。地図に出ていた情報だと、フィールドボスまではいかないが、強めの魔物らしい。
「いけるかなぁ?」
オークを倒した方法を思い出す。
まず、先制できるフラッシュ。デバフ入れつつ撃てるだけ魔法を撃つ。オークより弱いし、初級マジックポーションもある。多分大丈夫だろう。
「フラッシュ」
目を閉じてフラッシュを発動。これで10秒間動けなくなる。
「身体強化」
「サンダー」
動かないうちにどんどん魔法を撃っていく戦法だ。運良く一匹感電した。
「フレイムウィンド」
感電してない方を狙う。
「マジックショット」
無属性の3連続攻撃だ。一匹倒した。マジックショット、かなり強い。
「グラビティ」
感電が切れたようなので、使ったことのない魔法を使ってみる。体を重くして動きを鈍くする重力魔法だ。足止めに便利かも。
「サンダー」
今回は感電しない。でもかなり効いているようだ。
「マジックショット」
マジックショットのクールタイムが終わったのでもう一度。ビッグホーンシープが倒れ、霧散するエフェクト。
【ビッグホーンシープを倒しました】
結局攻撃されることなくビッグホーンシープを倒した。
【レベルアップ!】
【光魔法:ヒールを覚えました】
【第2職業が解放されました。現在、選択可能な職業はありません】
【スキル身体強化に追加効果が解放されました。ステータスボードで確認できます】
【種族固有スキル(狐人族)が解放されました。ステータスボードで確認できます】
【カメラ機能が解放されました。ステータスボードで確認できます】
レベルが10になり、色々解放されたらしい。
それから、ようやく回復魔法を覚えた。
「やった。ヒールだ」
有名なHP回復魔法。これでポーションの心配はなくなるな。マジックポーションだけあれば長時間戦える。
それから、職業固有スキルも解放された。スキルは星マークのアイコンだ。確認しよう。
身体強化 SP2
・体力、物理攻撃力、耐久力、素早さ、器用さを+20
・五感強化(継続時間5分)
身体強化は能力が追加されていくようだ。継続時間も長くなっている。五感強化は獣人の感覚が強くなるってことかな。
種族固有スキル(狐人族)
狐火召喚 SP5
数十個の火の玉を作り出し放出する範囲攻撃。発動までの所要時間10秒。
おっ、狐人族の種族固有スキルは、魔法的なスキルだ。火の範囲攻撃。強そう。
山頂近くになるとたくさんの青い下向き三角が出ていた。鑑定してみると境木だった。
境木 (画像表示)
不可食。主に葉を結界の素材として用いる。幹は神具や木製品として加工できる。
結界を作り出す力がある。
葉は緑色の滑らかな長楕円形で、枝先が尖っている。
日陰を好み山地や森に自生している。結界目的に植えられていることもあり、無作為に伐採してはならない。
相場 葉付きの枝20G、木材100G〜
幹はノコギリがないと採取できないね。
買ったばかりの高枝切り鋏で枝を切っていく。切れ味もいいし、高い所にも届いて便利だ。たくさん生えてるし20本くらい貰っとこうかな。
山頂に到着。王都も見えるなかなか壮観な景色だった。
「街が一望できるね」
そういえばカメラ機能が追加されてたな。カメラを起動して山頂からの景色を撮る。
エフェスの広場やゲザ村へ向かう草原も綺麗だったし、なんならレネさんも撮りたかったなぁ…。
山頂は観光スポットのようだ。境木のおかげで山頂は結界内となっていて、魔物は出ない。東屋や水場も用意されていて何人かの人が休憩していた。私もお昼にしよう。
空いている東屋のテーブルに携帯用コンロを置いて、鍋に魔法で温水を入れてお湯を沸かす。
買ったマグカップにスープの素を入れる。四角くてフリーズドライのスープみたいだな。
「あ、スプーン買うの忘れた」
仕方ないので調薬用の計量スプーンを拝借した。
お湯を注ぐとスープは乾燥野菜とパスタが入っていて食べ応えもあり、結構美味しかった。
簡単にパンにチーズとハムを挟んで、火魔法ヒートで温めて食べた。
飲み物は買い忘れたので普通にウォーターで出した水だ。朝のバイキングで水筒に紅茶かコーヒーでも貰っておけば良かった。
「やっぱり、コーヒーか紅茶が飲みたいな」
コーヒーも茶葉もあるのに淹れられない。ティーセットやコーヒードリッパー猛烈に欲しい。フリーマーケットで安く買えることを期待しよう。
下りはダブルホーンラビットが出るくらいで、あまり魔物が出なかった。
採取しながら山を下る。少しなだらかになっている斜面に黒大蒜があった。料理にも使えるらしい。多めに採取しておく。
今回、ウサギ肉が大量に手に入った。ダブルホーンラビットの肉は鶏もも肉のように使い勝手がいいらしいので、ストレージで保管しておくつもりだ。
予定通り14時には街へ戻れたので、アンナさんの家で作る食材を買い足す。
肉屋でウインナーと厚切ベーコンを買う。つい癖で多めに買ってしまった。ストレージがあるから、何の問題もないんだけどね!
「そうだ。ドロップしたオークとビッグホーンシープの肉の塊があるんですけど、カットしてもらえますか?」
「おう。このオーク肉はいい肉だな。これならステーキとかが良いぞ。ビッグホーンシープは少し癖があるから、焼肉のタレで漬け込んで野菜と一緒に炒めると美味いぞ」
肉屋のご主人がカットしてくれる。オーク肉はステーキ用に10枚になった。ビッグホーンシープの肉は薄切りで結構大量だ。ジンギスカンみたいにして食べると美味しいかな。
「これくらいサービスでいいぞ」
「ありがとうございます!また買いに来ますね」
野菜店とパン屋、チーズ屋、酒屋に寄り、あと忘れないうちにスパイス屋で焼肉のタレを買った。今日の夕食はアレにするつもりだよ。
次に商人ギルドへ寄る。
「こんにちは。私宛の依頼があると思うんですが」
ギルドカードを出す。昨日言われた指名依頼を受けておかなくては。
「ああ。アハット家具店から指名依頼が来ていますよ。明後日の8時半にこちらへ行って欲しいとのことです」
無事に依頼書を受け取った。場所は昨日行った店舗兼住宅からは離れた住宅街だった。
「はい。分かりました」
近いので魔道具師ギルドにも寄る。ここで調薬と魔道具作成をさせてもらおう。
「作業室お借りしてもいいですか?」
「大丈夫ですよ。今誰もいないので」
今日の職員は女性だ。昨日ギルドマスターを呼びに来た人だな。
「そうだ、リリーさん、付与魔法が使えるんですよね。あと魔法は全属性だとか」
「え?使えますけど……」
水晶玉、お前か?個人情報をバラしたのは。
「なら、魔石に付与をしてもらう仕事がありますよ。魔石は一度買い取ってもらうことになりますけど、魔力が余っている時に付与してもらって納品して貰えれば。いわゆる内職ですね」
「へぇー。そんな仕事があるんですね」
「はい。ファイア、ウォーター、フリーズ、ウィンド、ライトの付与された魔石はよく使用されますから、いつでも買取可能です。この中型の魔石に付与してもらうことになります」
「大きい」
小型魔石と比べると大分大きい。ピンポン玉より一回り小さいくらいか。形はドロップする魔物によって様々らしい。
「中型魔石が1つ60Gで、付与した魔石は80Gで買い取ります。もちろん自分で手に入れた魔石を使ってもらっても構いません」
1つ20Gの手間賃か。お小遣い稼ぎとしては悪くないな。
「じゃあ試しに5つ買ってみます」
300G払って5個の中型魔石を手に入れる。付与の練習しつつやってみようかな。
「じゃあ、部屋お借りしますね」
「リリー」
作業室に入ろうとすると誰かに呼び止められた。
「あ、ギルマス」
魔道具師ギルドのギルドマスターだ。
「おう。ギルドマスターのロイドだ。名前で呼んでくれ」
「ロイドさんですね」
アハットの魔道具師ギルドのギルドマスターはロイド。よし、覚えた。
「スクロール作ってみないか?俺が教えてやる」
「え?いいんですか?でも羊皮紙がないなぁ…」
スクロールは中級のレシピだ。まだ火炎瓶と閃光弾しか魔道具を作っていないが大丈夫だろうか?あと、レシピを確認すると羊皮紙が必要みたいだ。
「羊の皮はあるか?加工スキルがあれば羊皮紙も教えるんだが…今回は皮があれば交換してやる」
「羊の皮なら、今日倒したビッグホーンシープがドロップしてたな…あ、2枚あります」
「じゃあ、ビッグホーンシープの皮1枚と羊皮紙1枚を交換してやろう」
物々交換で羊皮紙を手に入れた。サイズはビッグホーンシープの皮の半分くらいだ。
「加工スキルってどうやったら覚えられます?」
「加工に関わってると覚えることがあるぞ」
「なるほど」
加工スキルも欲しいな。羊皮紙のレシピはあるから、後でチャレンジしてみるか。クエスト出るかもしれないし。
「抽出機や濾し器は持ってるか?」
「調薬の器具は一式あります」
ロイドさんに言われた道具を用意する。
「魔力草と掌草を細かく刻んで抽出機に入れる。ひたひたに魔力水を入れて高温で抽出する。徐々に冷やして濾し器で濾してからバットに入れる」
手持ちの素材だったので、指示通り作業する。
「あ、バット持ってません」
「これを使え」
ちょうど羊皮紙が入りそうなバットを渡される。そこに抽出液を流し入れた。
「スライムゼリーを少量入れて混ぜ、羊皮紙を浸す。10分ほど待ってる間に小型魔石2個を潰す。乳鉢はあるか?」
「ありますけど、魔石なんて硬いもの潰して壊れません?」
乳鉢は硬い素材も潰せるけど、石とかも大丈夫なんだろうか。
「大丈夫だ。魔石は意外と柔らかい」
「ホントだ…」
氷砂糖みたいな。魔石、不思議素材だ。
「裏返して粉にした魔石を全体に振り掛ける。そのままウォームエアーかドライヤーで乾かして出来上がりだ」
「おお…」
【スクロール作成に成功しました】
中級レシピだけど成功した。結構手間が掛かるな。スキルのおかげで2回目以降は簡単になるけど。
「後は強い魔法を付与すれば高めに売れる」
「魔法か…低レベルなんで強い魔法使えないんですよね」
「そうだな…無属性のマジックショットがいいと思うぞ。今回は俺が買い取ろう。スクロールへの付与の仕方は、両手をかざして属性、魔法名、発動付与だ。魔力を吸われるので力を抜きすぎないように」
ロイドさんがスクロールの5cmほど上に両手をかざしたので真似をする。
「…じゃあ、無属性、マジックショット発動付与」
かざした手からスクロールに魔力が吸われる。付与スキルを取得したからか、以前ほど一気に吸い取られる感じはしないが、結構な量の魔力を吸われた。
【マジックショットの発動付与に成功しました】
成功のメッセージが出てホッとする。付与が成功したスクロールはくるくると巻いて保管するようだ。
「そのバットはやるよ。魔道具作成には結構使うからな」
「いいんですか?ありがとうございます」
ありがたく貰っておく。
スクロールはロイドさんが買取ってくれて、買取額は110Gだった。結構高いな。
ちなみに羊皮紙は20G、付与前のスクロールは70Gで売っていた。これ、スクロール買ってマジックショット付与した方が魔石より儲かるんじゃ。
前回納品した閃光弾も需要があり、素材があるなら作ってほしいとロイドさんに言われたのでいくつか作って納品する。
魔道具師ギルドを出た後は、アハットの街を探索しながら閉店時間に間に合うようにゼフの道具屋へ。
アンナさんはすぐに出てきて、二人でアンナさんの家に向かう。
アンナさんの家は、ゼフの道具屋からすぐ近くの2階建ての集合住宅だった。
さて、今日の夕飯は。
「チーズフォンデュにしてみました!」
「うわぁ〜〜!」
「やってみたかったんです」
チーズとワインを買って、携帯用コンロでチーズフォンデュ。卓上でも使えるのでありがたい。
具材は定番のバゲットと蒸した野菜、茹でたウインナーと焼いた厚切ベーコンだ。アンナさんの家にあった菜箸をチーズフォンデュに代用している。
「おいしーし、楽しい!」
良かった。アンナさんが喜んでくれて。
チーズフォンデュ用に選んでもらったチーズとワインを使っているので美味しい。準備も簡単だしアツアツを楽しめるのでとても良い。
アンナさんのアパートはワンルームで、ロフトが付いている。ロフトは寝室として使っているらしい。猫人族は高い所で寝るのが好きなんだそうだ。
「このアパート、家賃おいくらですか?」
「一月3500Gだよ。ちょっと狭いけどね」
3500Gなら払えそうかな。お風呂とトイレが分かれてないのとキッチンが狭いのが気になるけど、私は荷物はストレージに収納できるので、タンスや食器棚はいらないし、部屋の狭さは気にならない。
アンナさんと楽しくおしゃべりした後、用意してくれた布団に入って目を閉じるとすぐに眠気がやってくる。
山も登ったしな。身体は大分睡眠を欲している。
今日もがんばった、私。




