三話
次のニュースです。昨日未明、誰かしらによってまた警察官が犠牲になってしまいました。犯人は同一人物ではないかと予想されています。しかしながらここ最近の犠牲者が増加しているため避難をさせてくれと罵詈雑言が蔓延っています。政府は非難を推奨しようと議会に出されております。…速報です。議会が可決いたしました。非難したい方は非難準備をしてください。私は避難できないです。理由は言えませんが。
避難警報出されてしまったかぁ。最悪だな。でもまあ被害者は少なく済んでいいかもな。この街も崩壊させたとしても。しかし悲鳴は聞きたい。
ピンポーン
インターホンが鳴り響く
今日もまた警察官とのお世話かな。
「こんにちは、政府のものです。避難の準備を行なってください。ここも危険です。」
そうなんですか。非難と言われましても今からですか?
「そうですね。今からの方が良いかと思われます。今あれです。影の能力者による殺人事件が起こっているのです。それには巻き込みたくはありません。もしかして、この街に引っ越したばっかですか?」
ここにきて約…4ヶ月ぐらいですね。というかここが結構魔境な地でありますよね?怖いです。ほんと。
「魔境な地でもありますね。ここの街もヒエラルキーがすごいんです。格差がひどくてひどくて、私自身、偽造はできたんですけどここまで上の方なの、びっくりしちゃってね。ここにきて2年経ちますが、一年で政府の地に立てるんなんて。思いもしませんでした。あなた自身の能力とかってなんですか?」
見ればわかると思いますよ。ほら、無個性ですよ。
「無個性ですか、本当に旅行客ですね。いやはや大変ですね、このタイミングで来るなんて。かわいそうに」
そうなんですね。そんなにかわいそうなんですか…。しかしながらまぁいい天気ですね。
「いきなりなんですか?」
いやぁ…血の雨がみたくって。
「何言ってるんですk…グハッ。なぜ血が口から…。」
私何か言ったことに対して実現するんですよね、なぜか。いやぁなぜでしょうね。ほら少しずつ、血の匂いが充満してきましたよね。ポツポツと血の雨が。
能力 有言実行
「あなた…隠していたんですね。私もそうです…。同じ物同士ですね。見逃したいですが…このままですとこの街も終わってしまいます。そこはなんとか…。」
いや?もう始まっているよ。雨のおかげでね。いやぁ。みんなが溶けていく様子が垣間見える。いやぁ…面白い街でした。能力がなんですか?そんなものいらない。人々自由が1番。殺戮だってそう、いじめだってそう、親に見捨てられたってそう。…って私も溶け始めましたね。それでは。
「それではって言われましても…ってどこにいらっしゃいます?私を助けてからでおね…がい…しま…す」
この街も崩壊した。しかし部屋のなかいた人たちは助かってはいる。しかしこの雨は降り続いていた。
この街は溶けていった。




