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ラグナロク  作者: ピロ
第6章 地下帝国とレンの旅立ち
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レンの覚醒 その3

随分更新が遅くなってしまいました・・・

大学の学費を稼ぐ為にバイトをしているので、疲れて帰ってくると寝てしまうのが現状です。

楽しみにして頂いた方には申し訳ございませんが、気長に待っていただけるとありがたいです。




「ユキ・・・」


俺は泣くじゃくるユキを抱きしめることしか出来なかった。

俺は静さんを殺してしまった。

選択肢としては仕方が無かったと思う。

あのままいけば本来の鬼に戻った静さんに、俺とユキは殺されていたかもしれない。

それに彼女を苦しませたくなかった。


・・・・・・いや、コレはただの言い訳だな。

俺が油断しなければユキが死んで、静さんが変わりに死ぬ事は無かった。

それにユキに悲しい想いをさせることも無かっただろう。

全ては俺の弱さが導招いたもの・・・

ちくしょう・・・





ズキンッ!!





突然、頭が割れるような痛みに襲われる。

「グッ・・・」

あまりの激痛に立っていることが出来ない。

「あんちゃん!?」

突然膝から崩れ落ちた俺をユキが支えてくれなければ、そのまま倒れていたに違いない。

クソッ。痛ぇ・・・

「あんちゃん、大丈夫か?あんちゃん!?」

今まで起きた頭痛とは比べ物にならない激痛が俺を襲う。



ヤバい、意識が保てない・・・



「・・・ユ・・・キ・・・」

心配で泣きそうな顔をするユキの声を聴きながら、俺の視界は真っ暗になっていくのだった。









「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、ハァ」








「待ちやがれっ!!」

草が生い茂る原っぱを俺は掛けていた。

後ろには俺と同年代の子供達が追い掛けてくる。

「この泥棒がっ!!お前のような奴は殺してやるっ!!」



ちくしょう!!

ちくしょう!!!!

ちくしょう!!!!!!



余所から移り住んで来た俺達家族は迫害を受けていた。

手つかずの森が辺り一帯に存在しているからか、ここには動物が多い。

ここの土地は瘦せていて、村の連中は日頃から肉を食べている俺達の事が気に入らないようだ。


最初は軽い嫌がらせだった。

しかしそれが段々とエスカレートして行く。

最初に体を壊したのは母だ。

余所からやってきた者は村にある全ての畑の手伝いをしなければならない。

という村の掟とやらで、父も母も村にある畑の全ての手伝いをさせられていた。

畑の持ち主は誰も手伝いもせず、俺の両親に全てをやらせていたのだ。


過酷な労働に倒れた母に、村の連中役立たずと俺の母を罵倒した。



ある日のこと


父が一人で村の畑を仕事をしていると、寝込んだ母の元に村の男達がやってきた。

「おめえさは寝てるだけで役に立たねぇなら、オラ達の役にたってもらうぞ」

母の寝ている布団を剥ぎ取り、村の男達は母の服を剥いだ。

「い、嫌。やめてくれっ!!」

「おめえ達、かあちゃんに何すんだっ!!」

子供の俺は大人の押さえつけられ、寝込んでいる母を村の男達は容赦なく犯していった。

村長をはじめ、男達は何度も何度も母の中に子種を解き放っていく。


「やめろぉおおおおおおおおおおおっ!!!!!!!!」


さすがに俺がうるさくて気が散るのか、抵抗する俺を男殴りつける。

そして俺は気を失ってしまった。



「イヤッ、イヤッ、イヤァァァァアアアアアアアア!!!!!」



「うひょー。こいつは男好きのいい乳してるべ」

「ああ。柔らかくて最高だ。いいケツしてるし締まり具合も最高だべな」

男達は自分の欲望のままに泣き叫ぶ母を穢していった。

「ホントか?早くオラもやりてぇべ」

若い男はやる前から我慢出来ず、自分の手でこすって白い液体を辺りに飛び散らかしている。

男達は年功序列で母を犯していき、やり足りない男達はギンギンに立たせている男達の後ろに並んで次を待つ。


「どうしたっ!!雷太っ!!」

俺の魂の叫びは離れて畑作業をしていた父の元にも届いていた。




そしてこの不幸は完成してしまう。




「おめぇ達何してんだべっ!!!」

家に入ると息子の雷太は倒れ、妻が犯されていた。

村の男達は全員裸で、性器をおっ立てて妻を犯す順番待ちをしている。

瞬時に何をしているか察した父は、腰を振り続ける男を蹴り飛ばし、持っていた鍬を何度も男に叩き込んだ。

「い、痛てぇぇぇえええええええっ!!!!!!」

鍬を突き立てられた男の腹から腸が飛び出ていた。

「テメェ何しやがんだっ!!」

村の男達は父を取り押さえよう一斉に飛び掛かる。

父も襲い掛かって来た男の頭に鍬を叩き込んだが多勢に無勢。

取り押さえられた父は村の男達に殴り続けられた。


「あれっ!?オラはどうしたんだ?」


争いの声で俺は目を覚ます。

血まみれで倒れ痙攣している二人の男と、押さえつけられた父が殴りつけられているのが目に入った。

「ら・・い・・・た・・・にげろ・・・」

最後の力を振り絞り、父は息絶えた。

「おっとおっ!!」

その声で村長が村の男に命令する。

「こいつ等はどうせ余所もんだ。小僧も殺しちませっ!!」

更に興奮して性器をおっ立てた男達が俺の元にやってくる。

「雷太っ!!逃げなさいっ!!!」

俺を逃がす為に母は鬼のような形相でナタを持っていた。

「おっかぁ!!オラ、おっとおもおっかぁを置いてなんかいけねぇ!!」

「ここにいても私達は殺される。だからアンタは逃げていつかこいつ等に復讐するんだっ!!」


ナタを振り回し、俺に近づけないように断ち回る母。

「早く行けっ!!」

死んでも俺の事を守る、目がそう言っていた。



” おっかぁ・・・・ ”



母が身を挺して逃がしてくれたのだが、父と母は殺された。

あいつ等は散々俺達をいたぶった挙句、殺した両親を村の広場に(はりつけ)にしやがった。





「あいつ等は絶対に許さねぇ・・・」





俺は親の仇を取る為に、森の中に隠れて様子を伺っていた。

近くに自生している果物を食べて空腹を誤魔化していたのだが、辺りの食べれそうな物は食べきってしまった。

空腹に耐え切れず、俺の両親が作っていた畑の芋を掘り起こしている時に、村の子供達に見つかってしまい今に至る。

「おいっ!!俺は雷太をこのまま追い掛ける。お前はそっちに行って回り込めっ!!」

「分かった」

そして村の子供達が俺を捕まえようと執拗に追い回してくる。

「雷太は俺達が殺しては磔にするぞっ!!」

「おおっ!!」


何で俺達がこんな目に合わなくちゃいけねぇんだ。

許さねぇ。あいつ等絶対に許さねぇ!!


子供の俺には力が無かった。

親の仇を近いつつ、必死で逃げ続けていたのだ。






「コレがオラの過去だよ」

突然周りが真っ暗になり、さっきまで自分だと思っていた少年が俺の目の前にいる。

「君は誰なんだ?」

「オラは雷太。君の過去と言えばいいのかな?」

「俺の前世って事か?」

「まぁ、そうなるかな。君には力を取り戻して貰わないとならないからね。オラの過去を順に追って行くよ」







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