第155章
一方、王室で妻クレソン女史と仙人フォー達の居るタイムリープ先へと向かったまま音信不通のナリミー一行の事に気が気でならない様子でVRコントローラーで必死に交信を試みる王様☆宗谷。その様子に諦めさえ憶えるミケロッティ伯爵。
王様☆宗谷「一体ナリミー一行はどうして忽然と消えてしまったのだろうか?」
ミケロッティ伯爵「ほら、やはりナリミーは仙人フォーなど探すつもりはなかったのでは?どうやら彼はドアーフ一行をナリミアン@コーポレーションの中枢エリアに導いたのではないかと思われます。何故ならば最後の交信場所であるあの辺りの海域では、よく船が難破する事で有名な「デンジャラストライアングル」がありまして、そのせいで人々を寄せ付けません。
ちょうどそこからVRコントローラーの交信が途絶えたのです。そんな風評の場所なのでナリミーの隠れ場所としては持って来いの場所になりましょう。ま、彼らがトライアングルに飲み込まれて海の底へ引きずれ込まれたのでなければ、の話しですがねッ!」
王様☆宗谷「この期に及んで君も人が悪いねぇ、僕のお祖母様も一緒に同行しているのだから、悪いジョークは辞めなさい。
さて、それにしても先ほどのクレソンへの交信の際に聞いた仙人フォー達の話しから察するに、あの8つの魔石にはやはりこのVRワールドをも脅かすだけのパワーが秘められているようだな。そしてフォーが魔石を隠していることもわかった。そこで我々がいよいよ出動する時が来たのではないかな?先ずクレソン達と合流しよう。それにはジョーの力が必要だ。」
ミケロッティ伯爵「ジョーと申しますと、あのジョーでござりまするか?」
王様☆宗谷「ああ、かつての仙人フォーの悪友、ジョーの事さ!ワールドを制覇したあいつなら幾多の荒波を乗り越えてきたからきっとクレソンの居場所も突き止めてくれるに違いなかろう。そして私が信頼していた元精神科医ナリミーに騙され続けてきた事も誰よりも早く警鐘を鳴らしてくれていたっけ。ウメ婆さんも太鼓判を押してくれている正直者の彼のことだから、このツアーの全て難題を解決してくれる筈。ミケロッティ、さぁジョーを呼んできなさい。」
ミケロッティ伯爵「そう簡単に申されましても……彼の居場所を捜索しなければなりませぬから。」
王様☆宗谷「きっと今頃あの駅近の、私の勘が正しければ以前クレソンがひっそりと身を隠していた街に居るはずさ。あそこならモンスター達の危険エリアからは遠ざかっていて安全に暮らせるからね。早速使いをよこして探させたまえ。」
王様☆宗谷はそう言い残すや、これから長きに渡る運命の決戦の幕が開かれるだろう旅路に備えてひと時の休息に入るのでしたーーー
ーーー☆☆☆〜〜〜
クレソン女史「さっきのあのミッションってなんだったのかしら?あのMAPにある場所をトレジャーハンティングしろなんて。しかもそのお宝は今後の我々に降りかかる災いに対して強い味方になるなんて、何を意味しているのかしら?」
仙人フォー「なんじゃろな〜、ワシにもさっぱりわからんが、ほれ、以前も海賊船の甲板でお宝が降ってきおった事があったじゃろ?あの中で唯一、人魚のコスチュームだけは役に立ったよなぁ!」
クレソン女史「ケッ、その程度のお宝では何にも嬉しく御座いませんよ!もっと災難から逃れられるようなものじゃないとね。」
フランク伯爵「わからないのがあのミッションを出した当事者が一体何者なのかということだ。意外と我々の知っている者なのかも知れないな。
王様☆宗谷かと疑ってもみたがそれはやはり違うことが判った。何故ならば彼と共に行動している時にもミッションが命じられたから。そして何か問題が持ち上がると必ずミッションが下される。これは内通者がいての行動だとも言えよう!」
先導者ナリミーにも裏切られた今となっては、3人はこのVRミッションを下されながらもそれに従うべきか疑問に思い始めるのでした〜〜〜
///to be continued!!!☆☆☆〜〜〜




