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雑魚とゾンビの群れ。
「ちょっと、こんなの有り!?」
二人の周りはゾンビの群れだらけだった。
商店街の路地裏に転移したナリスとアンリエッタ。
だが、たむろしていた魔族にあっさり見つかり今に至る。
ナリスが氷付けしても、次から次へとバカの一つ覚えのようにゾンビばかりだ。
「面倒くさい!」
ナリスは言うと、二人組の片方に焦点を当てる。
「凍れ」
ナリスが冷淡に言うと、凍る。
もう一人は青ざめ更にゾンビを増やすが、一人が凍った事によりその数は減っていた。
更に、氷の刃で当たった全ゾンビを凍らせる。
更にゾンビのみを指鳴らしで砕く。
「お前も凍るか?」
ナリスが言うと、男は逃げ出した。
「こっちはどうなるの?」
アンリエッタが問う。
「こんな雑魚、氷で充分だ。適当に溶ける」
「同じ魔族だから殺さないの?」
「いや、雑魚を殺しても無意味だからだ」
女ナリスとはえらい違いだった。
その時、グールの雄叫びが聞こえた。
「森か…行こう」
ナリスは有無を言わさず、アンリエッタ共々転移した。




