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眠りから覚める魂。
「クリスフィア姫…」
バウルは呼びかける。
魔法陣の上には透明な球体、その中にはユーフェミアが居た。
「魂は正にクリスフィア姫、姿も似てらっしゃる」
眠るユーフェミアは何も応えない。
バウルの瞳には、クリスフィアにしか見えなかった。
この場所はバウル以外誰も知らない、秘密の場所だった。
距離も城から離れている。
「クリスフィア姫…今、あなた様の記憶を思い出させて差し上げます」
やり方はルシアの覚醒と似ている。
違いは記憶復活を産まれる前にするか、今生きている人間にするかだ。
バウルはユーフェミアを惚れ惚れと見つめる。
幼いバウルにとって姫であるクリスフィアは初恋、憧れであった。
勿論面識は無い。
遠くから見る為の憧れの存在だった。
魔法陣が光る。
透明な球も連動するように光る。
魔法陣の光が落ち着くと、ユーフェミアはゆっくりと落ちた。
「クリスフィア姫…」
バウルは優しく呼びかける。
一時間程眠っていた彼女は、ようやく目を覚ました。
「ここは…あなたは?」
声はユーフェミア。
だが、彼女もうユーフェミアでは無かった。
ユーフェミアの意識は沈み、クリスフィアが面へと現れていた。




