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浚われたユーフェミア。
「お前達、何しておる!」
ヘンリー達が歩いていると、老人が現れる。
「オネラス、ナリス、二人して余所者を場内に招くでない!」
老人、長老はそう言うと追い払おうとする。
「何家の者か知らぬが、今すぐお帰り願おう」
そう言うと、魔法陣を出す。
それは、場外へと通じるものだ。
オネラス、ナリスと共に居るのはヘルグラムの生まれ変わりだが、残りの一人は知らない。
「…」
魂を見る。
「クリスフィア姫…」
長老は呟く。
クリスフィア姫とは、千年以上前に滅びた初代魔王の娘だ。
勿論、ヘンリー達は会った事も無い。
だが、その長老は辛うじて知っていた。
「お待ち下さい、お嬢さん」
長老は呼び止める。
「我はバウル・ルマンド。名をお教え下さい」
長老、バウルは膝を曲げる。
それは目上の者にする行為だ。
「…私はユフィだ」
ヘンリーに言われた通り、本名は言わない。
「ユフィ、姫…」
「私はルシアという者を倒しに来た。今はルシネルと名乗るそうだが知らぬか?」
それは、孫の事だった。
「…よく知っております」
バウルは呟く。
「案内致しましょう」
バウルは立ち上がると、ユーフェミアの側に瞬間移動する。
更にもう一度転移し、三人の前から消えた。
まさかの予想外の出来事に、三人は慌てる事しか出来なかった。




