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洗脳解除。
「オネラス!」
ヘンリーは叫ぶ。
フィルズの時に解けなかった洗脳を、今一度解く。
ヘルグラムとヘンリー、二つの魔力を足して。
ヘンリーはオネラスの目を見る。
「止めなさい」
ヘンリーは言う。
「あ…?」
オネラスは冷や汗をかく。
そして倒れた。
「オネラス、大丈夫かい?」
ヘンリーは手を差し伸べると座らせる。
「誰が洗脳したかわかるかい?」
洗脳、その言葉にオネラスは驚く。
「わかりま、せん」
オネラスはうなだれた。
「君の記憶を見るよ」
ヘンリーは言うと、オネラスの目を見た。
それらしき人物を探す。
「ん?」
霞がかった記憶があった。
それは、明らかに魔法だ。
そう、相手の方が一枚上手なのだ。
だが、オネラスの言う長老達は霞がかってない。
「仕方ない、彼らに聞こう」
ヘンリーは呟いた。
「キーレン、ここは君達に任せていいかい?」
「はい!」
「オネラス、君もキーレン達を補助して」
「わかった」
洗脳を解いた礼もあり、オネラスは了承した。




