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人間界と魔界のリンク。
宿屋に戻った後、固定魔法陣の事を話す。
それは、二人が転移した直後に切れた。
同じ世界ならともかく、人間界と魔界では世界が違う。
魔力が高い者でないと行き来は無理だった。
そしてそのリンクが切れた。
「じゃあ、私達どうやって魔界に行くのよ!?」
アンリエッタの問いは皆を考えさせる。
だが、ヘンリーにとっては容易い事だった。
「お姫様、魔界は危険なんだよ」
ヘンリーは諦めさせようと言う。
だが、やはり無駄だ。
「だからヘンリーが居るんじゃない!」
それはもう、人便りだった。
「はっきり言って、君は邪魔だよ」
何を言っても無駄、それがわかってるだけに直接な言葉で言う。
「ヘンリー!」
ユーフェミアはヘンリーを窘め、アンリエッタに取り繕う。
「アンリエッタ姫様、私が守ります!」
「ユーフェミア騎士、君はお姫様に甘すぎる」
ヘンリーはため息をついた。
「ユーフェミア騎士、君は一人でお姫様を守れるのかい?」
「貴様、国の者として恥ずかしくないのか!」
ユーフェミアは剣を抜く。
「剣を戻すんだ」
ヘンリーはユーフェミアの目を見て言う。
それは暗示だ。
そして、ユーフェミアは剣を戻す。
「いいだろう。今から行こうか」
ヘンリーは呟くと簡単に魔法陣を発動させ、魔界へと飛んだ。




