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ナリスの本性。

二人が転移した直後、油断してナリスはデリオルオに殴られた。

「痛いなぁ…」

メイド服のナリスは、メイドと思えない言葉を吐く。

「さてデリオルオ、君はアウトだ。僕を殴ったからな」

その姿は男、ナリスは魔王の指示で女に化けていたのだ。

「行くよ!包囲!」

ナリスは楽しそうに言う。

デリオルオはその中で青く光る壁に向かってがむしゃらに暴れる。

「ヘルグラムの武将と言われた男がこれか…ただの筋肉男じゃつまらないな」

ナリスは吐き捨てると飽きる。

「固まれ」

ナリスが指を鳴らすと、青い光はデリオルオが中に居るまま結晶体となった。

「オネラスも行っちゃったみたいだけど、大丈夫か」

ナリスは魔法陣のあった辺りを見て呟くと、今度は結晶体を見る。

「これ、一応持って行くか」

ナリスは呟くと一言言う。

「縮小」

その直後、結晶体は小さくなり手のひらサイズになる。

ナリスはそれを拾うと変化する。

「買い物済ませたらもどらないとね」

結晶体をポケットに入れると、路地裏から出たのだった。

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