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ユーフェミアは霧に苦戦します。
ユーフェミアはシェバルトを睨む。
「貴様を倒して霧を晴らす!」
ユーフェミアは言うと斬りかかる。
「仕方ない。アニエ、家の中に入って!」
シェバルトの指示にアニエは従う。
「私を倒すのは無理だよ」
そう言うと、霧を出す。
「そこか!」
影が見え、その場を斬るが何もない。
「村の霧対策はしてたみたいだけど、こんな中じゃ、僕を見つけるのは無理だよ」
それはその通りだった。
斬っても斬っても影ばかり。
それは、ユーフェミアの体力を消耗する。
「クソッ、この霧さえ払えれば!」
ユーフェミアは毒づくが、それは無意味な事だ。
<アンリエッタ様、ヘンリー、キーレン、誰でもいい、ケルベロスでも構わない……>
体力を消耗しながらそう願わずにはいられなかった。
遂には力尽き倒れる。
「願え……」
突然の男の声。
それはユーフェミアにしか聞こえない。
「我と契約せよ……」
「契約……」
ユーフェミアは考える。
「私は、契約する……」
目を閉じ呟く。
ケルベロスに噛まれた側の手の甲が熱くなる。
「私は契約する。い出よ、ケルベロス!」
目を見開き言った言葉と同時に宙に手の甲と同じ魔法陣が現れ、ケルベロスが召喚された。




