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山の中の村は危険です。

「あんたら旅人か?」

次の村へ向かう山中にある一本道、斧を持った木こりに声をかけられる。

それはアンリエッタが意地で餌を手にケルベロスを手懐けようとしていた最中だった。

「マダー村はもう駄目だ。入ったが最後、生きて出られない。娘と妻が、家に居て巻き込まれてしまった」

木こりは肩を落として言う。

「木こり仲間も助けに村に入り戻って来ない。悪い事は言わん、やめときなさい」

忠告も含んだ言葉に緊張が走る。

「でも、この村を越えないと先には行けないわ」

「方法など、無い。半年前に霧が出て以来、解決しようとした勇士や騎士が何人も帰って来ない。手立てが無いんじゃ」

木こりは嘆いた。

「なら、私達が行きましょう!」

アンリエッタはまた性懲りもなく言う。

ヘンリーとユーフェミアはため息をつくしかない。

「懲りてください、危険です」

ユーフェミアは言う。

だが、アンリエッタが聞く耳を持つ筈が無い。

「これくらいの試練、乗り越えなければ勇者じゃ無いわ」

アンリエッタは堂々と言った。

「すみません、ギリギリの所まで案内していただけませんか?」

キーレンは木こりに言う。

キーレンは見極めて対処できるか検討するつもりなのだ。

「村を、救ってくれるのか?」

「可能なら、やってみます」

「ありがたい、娘のアニエと妻のアニスを助けてやってくれ」

木こりはキーレンにしがみつく。

もう、流れ的に行くしかない。

彼等は木こりの案内で入り口に向かった。

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