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ジョージの考え
俺はジョージ=ガルシア、勇者一行の一人。
今は魔王に敗れ、アレクサンダー城へ向かう道中だ。
勇者であるルディ=ハイオは魔界に取り残され、俺は残りの仲間と歩いている。
本当は村で悠々自適に暮らしている筈なのに、勇者の息子ルディの幼なじみというだけで勇者一行のメンバーになってしまった。
ロバート=ブラウンは弱いし、ヘンリー=ミラーは魔法使いとしては優秀だが何考えてるかわからないし、魔界に残されたルディ自体も勇者の息子だという理由で抜擢されたし、正直魔界までたどり着いたのは奇跡だ。
俺は二人を見る。
ロバートはいつも通り泣き言ばかり言っている。
一方、ヘンリーはそんなロバートをからかっていた。
正直ヘンリーは底が読めない。
同じくらいの年なのに、まるで沢山生きた様だった。
だが、城に着けばそんな面子とはおさらばだろう。
新しくルディを救い魔王を討伐する勇者一行が発足され、一方俺達は解散だ。
俺は村でルディが無事帰還するのを祈るだけ。
なので、早く城に到着したいものだ。




