ユニット対抗戦 反省会
結果としてはその後、五十嵐が広田の玉を破壊し、結果は引き分けになった。六人は休憩も無く、鈴宮に連れられてミーティングが始まった。
「今回の結果を見て、アンタたちどう思う?」
六人の間に重い沈黙がおりた。それから、おもむろに五十嵐が挙手した。
「第一戦で魔力を消費し過ぎました。防御壁は常に魔力を出力し続けなければいけない分、射撃よりも消耗が激しかったです。それにリミッターの扱いを甘く見ていました。いつもと同じように使っていても効果が半分以下になったように感じました」
「まあ、その通りね。天地譲、どう思う?」
「……初戦で考えなしに飛び込んでいって、蜂の巣状態になったのは反省してます。おかげで残り時間ほとんど防御壁張りっぱなしだったし」
「コストパフォーマンスが悪いとしか言いようがないわね。第二戦では疲労がたまって得意の空中戦もお粗末だったし、端的に言うなら『馬鹿』ね」
ケンとジョーが揃って溜息を吐いた。
「それよりも致命的なミスをした人間がいるわね。わかってるなら自首しなさい」
朔也が手を挙げようとするより先にみつきが声を上げた。
「私です。決定的な瞬間に射撃を躊躇しました。そして、真山君を落としてしまいました」
「言ったわよね、鶴来。『私情を持ち込むな』って。そんな甘い覚悟だから、仲間を殺すことになるのよ」
「あれは、僕がきちんと防御壁を張らなかったからで……」
「甘やかすな、真山! アンタは自分の命を無駄にしたのよ。自己犠牲? キレイな言葉よね。でもね、戦場では死んだらおしまいなの。残るのは無残な死体だけ。いくら美化してもね、死は死なの。どんなにみっともなくても、生きることにしがみつきなさい。どんな状況でも抗い続けなさい! 今日はここまで。全員、今日の反省文をレポートで提出しなさい」
そう言い残すと鈴宮は教室を出ていった。
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