ユニット対抗戦 第一戦 飛鳥ユニットVS伊藤ユニット
模擬戦当日は快晴だった。鈴宮、飛鳥、伊藤の三人の司令がそれぞれくじ引きを行った。この日のために広いグラウンドは長たちが張った結界で覆われていた。お互いのユニットを見分けるために、額にハチマキを巻いている。伊藤司令は白、飛鳥司令は青色である。朔也たちも赤色のハチマキを付けている。
試合は三ユニットの総当たり戦であり、初戦は飛鳥司令のユニット対伊藤司令のユニットとなった。鷹山が笛を吹き、試合が始まった。試合は二十分間、どちらが多く撃墜できたかで勝敗が決まる。
序盤はお互いに距離を取っての銃撃戦であった。お互いの力量をはかるため、じりじりと距離を詰めていく。最初に飛び出したのは青のハチマキの黒の聖銃士、長谷部だった。単独飛行で相手に接近し、驚いた青の聖銃士の人工玉を撃ちぬいた。一撃離脱ですぐに防御壁を張っていた樺倉の元へと戻る。これで均衡が崩れた。単騎になった伊藤ユニットの赤の聖銃士が広田に襲い掛かる。榎木がカバーに入るが、そこに伊藤ユニットの緑と黄の聖銃士が応戦する。広田の人工玉が割れる。しかし、榎木が相手の緑の聖銃士の玉にヒットさせる。だが、伊藤ユニットの赤の聖銃士はその乱戦の中で青いハチマキの青の聖銃士を倒した。そこで二十分が経った。結果はドローだった。テントの下で鈴宮はつまらなさそうに試合を眺めていた。
「はぁ、面白くない試合だった。あの二人、教本通りの指示しかしてないのね。ほんとに頭固いんだから」
「鈴宮司令、何かアドバイスなどはありますか?」
五十嵐が折り目正しく鈴宮に訊ねた。
「この試合はアンタたちのレベルを見るものだから指示はしないわ。自分の頭を使いなさい。あんたがリーダーよ」
素っ気なく返すと鈴宮はサングラスをかけてシャットアウトした。
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短くてすみません!
次回「ユニット対抗戦 第二戦 伊藤ユニットVS鈴宮ユニット」をどうぞよろしくお願いいたします。




