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谷鼻友情の一撃
まだ頬が痛む。
歯ぐきから血が止まらない。
着地した際に腕を強く打ったから指が痺れる。
満身創痍で着席した俺はさっそく机の上に置かれた花瓶を隣の机に移し、眠る体制に入った。
あぁ、亮太が同じクラスにいてくれたらこんなに寂しい思いをしなくて済むのに。
・・・・・。
「おい祥平!起きろ!」
突然の大声に目を覚ます。
みんなが俺を見ている。
「学校にきて寝ているなんて無礼な奴だ!」
「でもまだ授業の始まる時間ではありません」
「学校は寝る場所か?」
「・・・いいえ違います」
「お前さてはまだ寝ぼけているな!歯を食いしばれ!」
「待ってください!もう起きてますんで!」
「黙れ!」
ズバンッ!
重みのある一撃は俺の頬を捉えた。
「俺はお前を殴ってない殴ったのはお前の眠気だ」




