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袴田祥平は不登校にならない  作者: 宮沢マスター
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国語教師横川

ー1時限目


頬が真っ赤だ。

これじゃまるでイヌイットのようだ。

でも1時限目は好きな授業だから頑張ろう。

そうこうしているうちに国語の先生である”横川啓二”が現れた。


「それでは授業始めます。今日はテストですよ。ちゃんと勉強してきましたか?」


しまった!

完全に忘れていて直前の予習を怠った。

だが俺は医者を目指す身だから昨日このテストの対策は済ませてある。

90点後半は取れるだろうが、100点じゃないと俺は満足できない。


「テスト配りますね」


安心しろ。

昨日の努力は無駄にはならない。


「それではテストが回ってきた人から始めてください。時間は20分です」


テストがようやく回ってきた。

俺は恐る恐る問題を見たが昨日やった予習とほぼ同じでさっそく取り掛かった。

えーと、まずは文章題だな。

なになに感じたことを50字以内で書きなさいだと。

楽勝だ。

よーしこんなテスト5分とかからないで解いて見せるぜ!

それじゃあ今から回答を書き込むぞ!


?

あれ?

解答用紙に書いた文字が震えてかなり文字が崩れている。

なぜだ?

ん?

まさか。

谷鼻に突き飛ばされた影響で指がマヒして文字がうまく書けない!

どうしよう!

どうするんだ!?


「ハイあと残り10分でーす」


待ってくれよ。

まだ一問も解けてないのにもう半分過ぎたなんて。

頼む!

指よ動いてくれ!

動け―!!!


「終了です。テスト後ろから前に回してください」


俺は動けなかった。

というよりは俺に動く意思がなかったのだ。


「どうしたんですか?袴田君?」


横川が俺に近寄ってくる。


「袴田君落書きしてるじゃないか!なんでこんなことしたんだ?」

「あ、あの指が痺れていて」

「嘘は良くないぞ」

「嘘じゃないです!信じてください!」

「嘘を重ねるか。歯を食いしばりなさい」

「え・・・?」


ズガンッ!

俺は気を失い保健室に運び込まれた。

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