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第四話「黒猫は不吉って言うけど白猫だとどうなんだ?」

妄想だけで突っ走っておりますので何時更新がとまるかわかりせんが、なるべく完結までいけるように書きたいと思います

「剣術を少し齧っただけだ」


「齧っただけにしては、普段の動きにも隙が無いのですね」


「マリーはそんな事分かるの?」


「はい」


今はギルの「これ以上酒場にいて争いごとに巻き込まれる前に宿に向おう。そのいく途中に親睦を深めよう」との提案を受け入れて宿に向かっている途中だ。


「俺から見たら、マリーも何かやってるように見えるんだけど?」


ちなみにマリーさんと呼んだらさんはいりません、と言われたので呼び捨てである。


「やはり、少しでも武術などをやっている人間には分かりますか」


「ああ」


「それにしても」


ギルが空を見上げる。


「まさか、今日始めてこの世界に来た同士とはね」


そうなのだ。


歩きながら会話していく中でギルとマリーも今日この世界に来たんだと言う事がわかったのだ。


「そうだな。初めてこの世界に来た者同士なんて結構な確立だな」


「そうで「その黒猫捕まえろ! 俺達の主人が使い魔として欲しがってる。捕まえたらそれなりの礼金も払うぞ!」……」


マリーが喋ろうとすると野太い男の声が重なった。


(黒猫?)


そのキーワードが引っかかり声のした方を見ると男たちが三人がかりで一匹の黒猫を追っていた。


「……あの黒猫どっかで見たことあるぞ」


眼を閉じて思い出す。


(えーと、天使と会う前だからトラックに……)


思い出した。


「あの時の黒猫か」


手を叩いて言う。


「知ってる猫?」


「ああ、酒場で言ってた助けようとした黒猫だ」


「あれがですか……」


マリーは黒猫を見ながら呟く。


「あの身のこなしは普通の猫ではないですね」


マリーの呟きを聞き、黒猫を見てみると確かに黒猫の動きは普通の猫ではなかった。


追いかけてくる男達三が通りづらい道を逃げて男の一人が飛び掛れば男を避けて背中に乗って欠伸するなどの余裕な事が見てわかる行為をして男達を挑発し動きが単調になるように逃げている。


「あれ? あの黒猫こっちに向かってきてないか?」


ふと、黒猫の進行方向が此方な事に気付く。


「本当だ。横の道に入ればもっと簡単に男達撒けそうなのにね」


ギルが空を見上げていた顔を下ろして黒猫を見て言う。


「……。今、気付きましたが此方と言うよりもリョウタ様を目標にしているようですよ?」


「え?」


マリーに言われ黒猫を見ると確かにこちらに向かって走っていた。


「気のせい……じゃないよな」


「ええ」


「如何しよう?」


「放っておけばよろしいかと」


「そうだな」


マリーとやり取りをして黒猫を無視する事に決める。


「とりあえず、宿に向うか」


「そうしましょう」


「そうだね」


マリーとギルに確認を取って宿に向おうと歩き出すと何時の間に近付いていたのか黒猫が服の中に飛び込んできた。


「おわ!」


服の中に入った黒猫は左の脇腹の辺りを咬む。


そして一瞬の間を置き今度は血を舐める。


「何がしたいんだ? この黒猫は」


「貴方と主従関係を結びたかった」


疑問に思い声に出すと黒猫が喋り答えた。


「ギル、マリー、猫って喋るのか?」


「普通は喋らないと思うよ」


「私もそう思います」


ギルとマリーは首を振りながら答えた。


「おお! 貴方が捕まえてくれましたか。ありがとうございます」


後から男の声が聞えた。


「いや、捕まえる気は………」


言ってきた男に対して言葉を返そうとると全身に激痛が走った。


「ッ! なん、だ、こ、れ?」


「リョウタ! 大丈夫!?」


全身を焼けるような痛み片膝をつくが襲うが一瞬で痛みは消え去った。


「何と! 主従契約を結んでしまいましたな」


目の前の男が何か言っているが何かを言い返す気にならない。


「ご主人様、凄い。普通、主従契約を結んだ時は気を失う位に痛いはず」


黒猫が言ってくる。


「なあ、主従契約ってのは何なんだ?」


「説明はしてもいいけど、まずはそいつらを黙らせる」


黒猫が指差した方を見ると男たち三人が殺気を出していた。


「……。襲われる理由を聞いてもいいか?」


男達に聞く。


「残念ですが、その黒猫をもってこいと私達は主人に命令されています。命令を完遂させるだけです」


よく判らない答えが返ってきたが、仕方ないと刀に手を添える。


「ギル、マリーは後に下がっててくれ。巻き込まれただけだけど俺の問題っぽい」


言いながら腰を落とし居合いの構えをとる。


黒猫が服の中から出て少し離れる。


「兄ちゃん、いい度胸やな」


男の一人が手をボキボキと鳴らしながら言う。


「黙ってついて来る気はないんか?」


「無い」


断言すると男の一人が溜め息を吐く。


「そうですか。では、怪我をしても恨まないでくださいよ!」


声と共に三人の男が殴りかかってきた。

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