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久澄村エルフ奇譚   作者: 小町 翔平
29/39

寛治、評判に拍車がかかって。

昨日は晴れ、みたいなこと書きましたが、

大雨が降った地域もあるみたいで、至らなくてすみません。

今日は短めなので、二話、投稿します。

今回初めて私の小説をお読みになられる方に、

最初から読んで評価ポイントをつけたくなる

魔法をかけます(笑)


では、どうぞ。


 さすがに明日は急すぎたが、一、二週に一回は逢うことができた。

 最初のうち、それは日曜日の午前中が主だったのだが、おらが頻繁にしろへび様と話をできるようになったと知れ渡った結果、話をしているところを覗き見ようとする者は必ず生まれる。

 子どもなら単なる面白半分だとわかるから、まだ危険は少ない。

 でもそれが大人となると、話が変わってくる。

 りっちゃんは勘が鋭いのか、例のセイレイの力なのか、そういう存在には目敏く、近寄られると姿を隠したり、御神木から出ては来ずに以前そうしたように耳元に声を届けて話をしたりした。

 おらの声もセイレイの力でりっちゃんは聞いていた。


 村の人はおらがしろへび様と話をしに神社に行っても放っておいてくれた。

 少なくとも尾行しようだとか、聞き耳を立てようなどとはしなかった。

 おらの姿を見かけても、しろへび様かあ、また今度おらにも話聞かせてくんろ、くらいなものだ。


 でも近隣の町村から足を運んでまでおらがしろへび様と話をしているところを見ようとやってくる人(だいたいは大の大人だ)は、厄介だ。

 そりゃあ、物珍しさや、わざわざ遠くから足を運んできたのだから、一目でもしろへび様のお姿を拝みたいって気持ちはわからなくはない。

 わからなくはないが、そうされてしまうと、りっちゃんの顔を見て話すことはできなくなってしまうのだ。

 正直、邪魔だ。

 そういう理由で、おらはしろへび様のご神託を聞きたいのなら、おらの後をつけたりおらがしろへび様と話をしているところを覗こうとするのはやめてほしい、そういう人がいるとしろへび様はお姿を現してはくれないし、しろへび様も快くは思ってはいらっしゃらない、何か天罰が下るかもしれない。

 そう脅しをかけた。

 効果はテキメンでピタッと収まった。

 ただ、おらのしろへび様の使いの子という評判に拍車がかかってしまい、それはそれでまた困った話なのだが、お菓子やお駄賃を持って話を聞きに来る人がまた増えたので、悪いことばかりではないと、自分を納得させた。

 でも、鈴に頼まれた、おらは助けたけどだいちゃんは助けなかった理由を聞くことは、まだできずにいた。


 そうこうしているうちに、夏になった。


いつの時代にでも、ああいう人たちはいるのです。

嫌になってしまいますね。

でも、私と同じく、嫌に思う人たちがいると思うと、

ちょっと心が軽くなります……よね?


では、また。

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