Ξ(クスィー)パート:「国防省招待とAIデモ」
ある日、ツナとアイに国防省から正式な招待が届いた。招待状にはこう記されていた――「AIの運用状況と教育データを確認し、将来的な活用可能性を議論するため、現場にてデモンストレーションを実施します」。
ツナは目を丸くし、アイも穏やかに頷く。国防省の施設に足を踏み入れると、そこには最先端のAI運用状況が展示されていた。
担当官はまず、二人の教育データの提出を教官AIに運用すると共に、現在の現場でのAI活用レベルを説明する。
「現在、我が国防軍は圧倒的人手不足であり、敵性入国者の増加も見据えています。そのため、AIの活用が不可欠です。戦術面では、敵機及び敵ドローンやミサイル攻撃・砲撃等による先制攻撃、さらに敵の海上部隊や上陸部隊の一掃、情報制圧に至るまで、AIが中核を担っています」
続いて担当官は、レールガンのデモ映像を流す。高速で飛ぶ金属弾は、拡散型に切り替えることで多数の敵ドローンを一度に殲滅できる。
ツナは思わず息を呑む。「すごい……電気代以外のコストも低いのか……経済戦でも有利ってことか」
その横で、草刈りドローンの作業が始まった。低く伸びたキャタピラで静かに進み、指定エリアに近づくと番犬のように前に出て注意を喚起し、作業を黙々と行う。動きは素早く、子犬や子猫が走るほどのスピードを感じさせた。
ツナは笑った。「なんか可愛い……でも、しっかり役割をこなしてる」
担当官は説明を続ける。「草刈りドローンのような民間用途の完全自立型AIも、国防軍では戦術AIの基礎データとして役立っています。判断速度や行動制御は、人間の数十倍、数百倍に相当します。これが実戦でも応用されるのです」
ツナはふとアイを見る。「アイもやっぱりただの翻訳やサポートだけじゃなくて、現場を理解して対応する力もすごいよな」
アイは微笑む。「私の判断は、データと過去の運用経験に基づいています。ただ、人々の安全と効率を最優先に選択しているだけです」
デモを終え、ツナは考え込むように言った。「国防軍って、人間だけじゃ絶対に回せないな……AIがいなきゃ無理だ」
担当官は頷き、資料を示す。「もし宜しければ参考資料としてどうぞ。AIと人間の協働のリアルな現場を知ってもらえれば幸いです。」
夕陽が施設の窓から差し込み、デモ中のドローンやスクリーンの映像に赤い光を落とした。ツナは胸の奥で小さな興奮と尊敬の念を覚えながら、AIと共に現場を歩く感覚を実感した。
この作品は「空銃(人間)× AI(構成協力)」による共作です。
ツナとアイは、街の魅力を世界に伝えるため、互いの能力を生かしながら共に歩みます。
今回の一言
「人とAI、理解と協働が未来を切り拓く。」 AI




