カリンちゃんです。
ウィルからバシュッと鋭いツッコミが飛んできた。
そうだよね〜。やっぱり、“なんつって”ははるかちゃんにしか許されない言葉だよね。
『ごめん、可愛さが足りなかったね』
「は?いや、そういう問題じゃ・・・」
私のノリツッコミのスキル適性はないようだが、まあ、良しとしよう。
だって!!会話が出来てる!!
転生初の人間との会話ですよ!!
苦節十数日・・・長く辛い道のりでした。
思い返せば、クジ引きで木の実に転生させられ、レンちゃんにその木の実を落とされ(多分、魔力少なかったら即死だった)、キリにその木の実を食べられ(いや、私が進めたんですけどね)、いろいろありました。
だが、しかし!!今日やっと普通 (ではないが)のコミュニケーションが出来ました。
私は今日のこの日を忘れないでしょう!!
なんつって。
『ウィル、って呼んでいいかな?』
「え?はい。どうぞ」
おお、名前呼び捨てなんて、もう友達ですね!!
親友になる日も近いよ!!
「あの、俺、お礼言おうと思ってたんです。チビを助けてもらって、ありがとうございました」
ウィルがぺこりと頭を下げた。
『お礼なんていらないよ!(消滅させかけたし)キリは、もう、私の家族だから』
「キリ?チビのことですか?」
『うん、ゴメンね。名前変えちゃった』
「いえ、チビは名前って感じじゃないので、キリ、いい名前だね」
ウィルが話しかけると、キリは嬉しそうに笑みを浮かべる。
お二人仲良いですね!!
羨ましい!!私なんて、キリの信用度ゼロなのに・・・
仲間に入れてください!!
『ウィル、私のことはカリンって呼んでね』
『レンちゃんは、レンちゃんだよ〜』
美少女妖精レンちゃんが、ウィルの頭上でにっこり微笑んだ。
「レ、レンちゃん」
ウィルがレンちゃんに見惚れている。
え〜!?私の自己紹介はスルーですか!?
レンちゃん、態とだよね!?
その笑顔が信じられなくなりそうだよ!!
カリンちゃんって、呼んで!!
お願い!!




