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木の実に転生  作者: B.Branch
31/45

やっと出会った。

『 ----------』


「精霊様が『こんにちは』とおっしゃっています」


「あ、こんにちは」


無事チビに会えて、俺は今、精霊様と対面している。

精霊様は、目の前にある黄金の実の生る木に宿っているらしい。


チビに連れられてきた場所は、すごくきれいなところだった。

黄金の実がキラキラと輝き、花々は咲き乱れ木々は青々と繁っている。

とにかく全体にキラッキラッだ。


なんと、妖精まで飛んでいるではないか!!美少女だし!!

びっくりだよ。


『---------------------』


「『ウィルに会えて嬉しい』とのことです」


「えっと、こちらこそ嬉しいです」


チビが精霊様との会話を仲介してくれている。

精霊様は俺の言葉が分かるみたいだけど、俺に精霊様の声は聞こえない。

念話?とかいうもので、チビには話しかけているらしい。


『--------------------------』


「ああ、はい、そうですけど・・・」


『--------------------------』


「方法ですか?ん〜、直接声を届けるしかありませんけど・・・」


『--------------------------』


「周波数?なんですかそれは?」


『--------------------------』


「大丈夫ですか?ウィルに危害を加えないでくださいね」


チビは心配そうにこちらを見る。


え?危害?俺、精霊様を怒らせた?

何もしてないよね?

それとも、聖域に侵入したから?

いや、でも、さっき普通に挨拶してくれてたみたいだし??


ん?うっ!?な、なんだ?急に頭の中に虫がいるみにブンブン・・・


「う、う、、、」


「大丈夫!?ウィル!!」


俺が頭を押さえていると、チビが駆け寄ってくる。


『----ウ----こえ---』


頭の中で聞こえていた雑音が徐々に意味をなしていく。

なに?話してる?


『-----ウィル、聞こえる?』


突然、頭にはっきりと声が響いた。

!!ええ!?な、なに!?


『私が尊い賢い偉い精霊様です。えへん!!なんつって、なんでやねん!!」


せ、精霊様!?

なにからツッコミを入れていいのかわかんないけど・・・

よし、取り敢えず、今、言うべきことを言おう。


「一人ツッコミ下手!!」

俺は叫んだ。

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