身から出たサビ。
うん、出かけられません。
キリは黄金王子だし、レンちゃんは妖精さん、私に至っては・・・
目立つ!!
遊びに来たよ〜♪っていう軽い感じにならない!!
どうしよう・・・
『カリン様、森の中でウィルが僕を呼んでいるみたいです』
なぬ!?ホントに!?
なんて、ナイスな都合のいい展開なのか!!
ウィル、グッジョブ!!
『よし、連れてきて!!』
『はい・・』
キリが不安そうにこちらを見る。
大丈夫だよ!何もしないよ?
のこのこやって来てくれたウィルは丁重にもてなすよ。
『黄金の実、あげちゃうよ。希少な希少な木の実だよ。』
『止めてください!!』
キリが必死に首を振る。
黄金の実(私の本体)を食べて、消滅しかけたのがトラウマみたいだ。
『ウィルも痛めつけるの〜?』
レンちゃん、言い方!!
言葉選びが、不穏すぎるから!!
後ろ向いてみて!絶対、悪魔な尻尾がはえてるでしょ!?
『普通の黄金の実はとっても美味しくて万能な木の実だって、キリが言ったんでしょ』
『はい・・・じゃあ、行ってきます』
キリがとぼとぼと歩き出した。
『もう、キリは私が信用できないとでも言うのかな?』
ハハ、と笑いながらレンちゃんの方を見ると、目が「そうだよ〜」と言っていた。
どうして!?
私がしたことは・・・消滅させかけて悪くないのに謝らせて毒味させて・・・
うん、悪魔の所業だね。
信用度ゼロ。
当たり前だよ!!




