魔王様。
怖かったです。
本気な二人をなんとか説得(謝って)して宥めましたが・・・
「カリンと愉快な仲間たち」が「教祖と狂信者たち」な感じになっちゃいましたよ。
あと、キリは人型にならなくても、肉が食べられます。
そうですよね、生き物は普通に食事しますもんね。
私とレンちゃんに食事は必要ありませんけど。
食事・・・したかったな・・・
神様・・・なして木の実なのか・・・
ハァ。
『カリンママ~もう少ししたら食べられるようになるよ~』
レンちゃんが励ましてくれる。
時間を経れば、精霊(擬き)も実体化できるってこと?
『もう少しって、どれくらい?』
『ん~千歳くらい~』
せ、千年後!?
長すぎる・・っていうか、私の寿命っていつ??
まさか、ない感じ?
お~なんかショック。生まれ変れもしないのか・・・
『カリン様、もしかしたらなんですけど・・・』
ん?なになに?キリは食べませんよ。
狂信者お断りです。
『人型になる方法があるかもしれません』
え!!マジで!?
なになになに!?教えてキリさん!!
『魔王様にお願いするんです』
え!?それは悪魔に魂を売れ的な感じですか!?
さすがにそれはどうかと・・・
肉と魂を交換する・・・ダメ精霊確定です。
『キリ、私、魂は売れないよ』
『え?違いますよ。魔王様は魂を要求したりしませんよ?』
『魔王が世界征服を狙ってたり、勇者と一悶着あったりするんじゃないの?』
『魔王様は魔大陸を治めてるので、他の大陸に侵攻したりはしませんよ』
そうなんだー。
魔王かぁ、会いに行ってみる〜?
『魔王にお願いしたら、千歳まで待たなくていいかな?』
『分かりませんが、膨大な魔力を持ち五千年生きている魔王様は、力も知識も桁外れです。なにか有効な方法をご存じだと思います』
五千歳!?
それは・・・予想以上のお爺さんですね。
物知り博士にもなるでしょう。
でもな~お願いして簡単にどうにかしてくれるもの!?そもそも会えるの!?
ただより高いものはないっていう先人の教えもあるしな・・・
しかも暇でブラブラしてる訳でもないだろうし。
『相手にしてくれる気がしないんだけど』
『カリン様は精霊様ですよ!!大丈夫です!!』
根拠薄!!
なんちゃって精霊の私としては、そんなに自信満々にはなれません。
『精霊ってそんなにエライの?』
『当然です!!カリン様はこのミリュー大陸の主と言っても過言ではないでしょう!!』
キリ、吹いたね。
絶対かなり確実に過言だと思うよ。
わが子の期待が重いです。
どうすっかな~




