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私の衝撃の告白に対する、「は???」というミカルアさんの低い怒声から逃げて2日目。
ミカルアさんに呼び出された。
ついに問い詰められるのかと思いきや、コア転換の作戦会議だった。
ミカルアさんも覚悟決まったんだなぁ〜なんて緩い気持ちで考えていると、そんなのは建前で、ノヴェーヌについて問い詰められることになった。
これまた、別方面からの尋問があるのだと感動しつつ、机で向かい合わせに座る。
「ノヴェーヌの話?うーん、どこから説明したらいい?会った理由?」
「じゃあ、まずそこから聞きましょうか」
「うーん、私が学校生活で賞賛の嵐を浴びせられたことに、精神的ストレスがかかったんだよ。それで3日ぐらい寝込んで、起きたら真横にいた。」
「私のストレスが感情のエネルギーとして体内のカルキュルコアに蓄積されて、それを媒介に私のところに居れるようになったみたい」
ミカルアさんはメモを取っている。
あくまで研究者として向き合うらしい。
「なるほど。感情がよほど大きいと理屈としてはあり得ると言われています。しかし実例が生まれるとは…コアの含有量が多いからでしょうね」
「で、他に何を説明したら良い?」
「いえ、もういいです。今も近くにいます?対話は可能?」
「私とメーデルには見えるし、会話できるよ。コアが多い転生者だからね。今も隣でふんぞり返ってる。」
ソファに寝っ転がっていたノヴェーヌは「失礼な。ふんぞり返ってなどない」と笑いながら視線はこちらに向けていた。
ノヴェーヌの話はぶっちゃけ、そこまで深堀りすることはないだろう、と私は思っている。
そう考えて、ミカルアさんをじっと見つめる。
「あぁ!一番重要なことを忘れていました!リリのコアの含有量だと死ぬしかないというのはどういう話ですか?」
急に爆弾を投げられた。
少し固まったあと、口をハクハクとさせた。
覚悟を決めて、説明のために内容を整理する。
コアを含むということは、コア自体が身体の一部で血液にコアが含まれている。
それは、カルキュルコア本体と強く影響を受けている。
カルキュルコアのエネルギー蓄積量が限界に近づけば、常にエネルギー量の割合が共有されているため、転生者に含まれるエネルギーの量も増える。
エネルギーが多すぎれば、精神に激情により異常をきたすか、はたまたコア自体が膨張して人体が耐えられず壊れるか。
仮に精神的に耐えても、1年も経たず死ぬ運命にあるという。
「えっと…だから、カルキュルコア本体のエネルギーが増えると、連動して転生者のコアのエネルギーも増えるから、そのエネルギーで暴走して死んじゃうってこと。」
「なるほど。それで…少し、素直に言うと、俺はまだ受け入れきれていませんが、貴方に覚悟があるなら、バックアップを全力で行います。」
ミカルアさんは真剣な表情でそう言うと、コア転換の計画を話し始めた。
まず、観測者の操縦席やカルキュルコアがあるのは、アニパルクシアという内部にある核験層という部分らしい。
そこに行くために、コア変格調和という、死を仮体験すると起こるとされるコアの変形が必要になる。
それをミカルアさんが専用機器で行って、アニパルクシアに移動。
その後、アニパルクシア内部にある操縦席には座らず、近くにあるというシステムを起動。
そして完全に起動完了する前にカルキュルコアを完全破壊する。
破壊後、操縦席に座ることで、コアは不完全な状態で完成するため、誕生したコアは機能しない。
これにより世界の滅亡を避けることができるという。
もし、カルキュルコアに乗っ取られた現観測者に見つかった場合は応戦するしかないという。
その時の妨害は、してくれるとも言われた。
「アニパルクシアに入ったら、操縦席のシステムを起動してから核破壊して、操縦席に座る…。」
「えぇ、そういうことです。」
「なるほど…戦いたくはないなぁ」
「作戦決行の予定日は2日後です。今のうちに戦闘の練習をしておきますか?」
その確認に胸が悪くなった。
応戦しなきゃいけない確率が…まるで低くはないと言うようで、不安を煽られるような言い方だった。
しかし、作戦を成功させるためにも戦闘訓練はしていたほうが良いのだろう。
10秒、いや20秒ほど迷ったあと、渋々頷いた。




