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VRMMOのトッププレイヤーはリアルでも最強になりました  作者: 陽月純
第1章 黒死竜討伐編

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28.輝の帰還、力也との邂逅

人型の怪物の手によって、怪物化された輝を元に戻すため、ノッコの力を頼りに光の力を感じ取ったという場所に飛んで向かっていた。50km離れたその場所には、小さな山があった。


「この辺りか」


 賢也は、降下すると周囲の気配を探ってみるが、人の気配は全く無かった。ひとまず、賢也は山の中へと入っていった。その山は人が歩くような道は無く、隠れるには都合の良さそうな場所だった。10分程登った所に明らかにこれまでとは違う開けた場所に辿り着いた。賢也は周辺を調べてみると、大人の女性と思われる足跡と、子供の足跡が見付かった。


「ここに間違いない!」


 賢也は、気配を消し近くの木に登った。周囲の気配を再び探ってみるが人の気配を感じる事は無かった。暫く木の上で様子を見るが、輝の姿は現れなかった。賢也は焦っていた。既にここから離れてしまったのか?時間が経てば経つほど、輝と怪物の同化が進んでしまう。次の場所を探す方がいいか、それともここで待つ方がいいか。選択を間違えてしまえば、取り返しがつかなくなってしまうかもしれない。


「あと5分待って現れなかったら、別の場所を探そう」


 5分経過し、賢也が移動しようとしたその時、あの異空間の黒い穴が2つ開けた空間に現れた。

 その穴からあの女と輝が出て来た。


「やったぞ。輝だ」


 よく見ると女の手には何か動物らしき物を持っていた。


「この辺りの同胞の数もだいぶ減って来たな」


 女は輝にその動物を渡す。


「さぁ、そいつを食って力をつけるんだ。とっとと体を奪ってしまえ」

「言われなくても分かっている」


 輝は手に取った動物に噛みつこうとした瞬間、突然吹き飛んで、動物を食べ損ねた。


「何だ?」


 女がよく見ると、輝の居た場所に賢也が立っていた。


「お前、いつの間に!」

「今、お前に構っている暇は無い!輝を返してもらう」


 賢也は、女を輝と反対方向に蹴り飛ばすと、輝の吹き飛んでいった方向に走り出した。


「何が起きた?」


 輝は、起き上がると自分が立っていた場所に目を向ける。その時、目の前に賢也が現れた。


「お前か!邪魔を…」


 輝が話し終わる前に、賢也は輝の顔面を殴り付けた。輝はまた後ろに吹き飛んで行く。


「吹き飛んでは行くけど、ダメージは0みたいだな。やっぱり覚醒しないと駄目か」


 賢也は覚醒状態になると輝を追いかける。


「何なんだ。あいつは」


 輝は起き上がり、賢也を迎え撃つために、掌に光の球を作った。姿を隠すために入った山が仇になったか、木が邪魔で賢也の姿を見失ってしまった。

 キョロキョロと周りを見ていた時、賢也が背後から現れた。


「輝の体から出ていきやがれ!」


 賢也は、再び顔面を殴り付けた。ノッコから竜が出た時に与えた妙な手応えがした。


「ぐ。貴様、何をした?」


 賢也は、自分の頭の中に気を流した時の事を思い出す。


「そうか、頭の中に気を流すといいんだな」


 輝は、掌の光の球を賢也に放った。賢也は躱すとさっきよりも強く気を輝の顔面に当てる。ブブブ、輝の顔がぶれ、二重に見える。ノッコの時と同じだ。もう少しと次の攻撃をしようとした瞬間、賢也は背後から衝撃を受け、前に倒れてしまった。輝の放った光の球が、背後から命中したのだ。


「かはっ」


 倒れた賢也を輝は蹴り上げた。


「よくも好き勝手にやってくれたな!今度はこっちの番だ」


 輝は賢也を地面に叩き付け、蹴り飛ばした。そのまま光の球を賢也に放つ。賢也は、蹴り飛ばされている間も気を練り続けた。体勢を整え、光の球を躱すと輝の元へ一瞬で駆け寄る。右手を顔面に被せると、練り上げていた気を体の内側に放った。


「輝の中から出ていけぇ」


 賢也の攻撃をまともに受けた輝が静かに倒れる。


(まずい。強すぎたか?)


 輝の胸に耳を当てると、心臓は動いていた。


「良かった。まだ生きてる」


 輝の体からは、怪物特有の邪悪な気は感じなくなっていた。賢也は、輝を抱き上げると周囲を探る。背後で光の球が木に当たり爆発をした。賢也は爆発音がした方を向く。光の球が爆発しただけで、特に異常は無かった。賢也が向き直した時、ノッコの中から出て来た竜に似た小さな竜が、地面を這っていた。


「グギギギギ。馬鹿な。外に弾き出された。まずい、まずい」


 ズル、ズルッとゆっくり小さな竜はその場から逃げるように這っていく。


「あいつが輝の中に居た竜か。ノッコの時とは大違いだな。今にも死にそうじゃないか」


 賢也は輝を抱いたまま竜に止めを刺そうと近付いた時、あの女が走って来た。賢也は慌てて、後ろに飛び退く。


「ふふふ。お前、死にそうじゃないか」


 女は笑いながら竜に向かって話しかける。


「思惑とは違う形になったが、まあいいだろう」


 女はひょいっと竜をつまみ上げると、賢也の方を向き、


「なぜ、ここに辿り着けたのか興味はあるが、今日の所はこちらの負けということで、引き上げるとしよう」


 女はそう言うと異空間へと消えていった。


「助かった。さすがに輝を抱いたまま戦うのは厳しかったからな」


 賢也は輝の顔を覗きこむと、輝は気を失ったまま、スヤスヤと寝ていた。


「取り敢えず帰るか。でも、輝を抱えたまま空を飛んで帰る訳にはいかないか」


 賢也は山を下ると、近くの住宅街まで歩き、綾乃に電話を掛けた。


「綾乃、輝を取り戻したよ」

「本当に!良かった。輝は無事なの?」

「多分、大丈夫と思う。気絶した後に、そのまま今は寝てるよ。念のため病院に行った方がいいと思うから、迎えに来れないか?」


 賢也は、近くの標識に書いてあった街の名前を伝える。


「え、そんなに離れた場所にいるの?1時間位かかるわよ。タクシーは?」

「今、手持ちが無いからな」

「手持ちが無いのに、そんな所までどうやって行ったの?」

「分かった。ちょっと危ないかもしれないけど、今から家に帰るから、用意しといてくれるかい?輝を抱えたままだから、10分位で帰り着くと思う」

「何言ってるの?10分で帰ってこれる距離じゃないわよ」

「いいから、用意しといて。じゃあ」


 賢也は電話を切ると、辺りの様子を伺う。周囲に人はいないようだ。


「よし、今の内に」


 賢也は飛び上がると、家に向かって帰っていった。


「な、なんだあれ!人なのか?子供を抱えて空を飛んでるぞ」


 少し離れた公園でバードウォッチングをしていた男性が、賢也が飛んで帰る所を目撃したのだ。


「あれはきっと噂の人型の怪物に違いない!」


 男性は賢也を人型の怪物と勘違いし、協会へと通報してしまった。無理もあるまい。人が空を飛ぶなど誰が思うだろうか。

 連絡を受けた協会は、人型の怪物を退治出来るハンターを向かわせる事にした。


 賢也は、綾乃に話した通り、10分程で家に帰り着いた。輝は眠ったままだった。


「綾乃、病院に行く準備は出来てるかい?」


 綾乃は驚いた。本当に10分で帰って来るとは思っていなかったのだ。


「嘘!本当に10分で帰って来たの?」


 綾乃は、念のために用意をしていたが、


「行けるけど、あなたが送った方が早いんじゃない?」

「いや、車で行こう。人前では、この移動方法は控えた方がいいからな。後で教えるよ」

「分かったわ。じゃあ行きましょう」


 賢也達は、輝を連れて病院へ向かう。病院に着き、事情を説明すると、すぐに診察をしてくれた。


「大丈夫ですよ。目立った外傷も無いですし、脳にも異常は見られません」


 賢也達は医師の話しを聞いて、安心すると力がどっと抜けた。


「良かった。本当に良かった」


 綾乃は、泣きながら輝を抱きしめる。


「それにしても、怪物化した子供を元に戻すなんて、本当に凄いですね」

「いえ、私一人じゃ無理でしたよ。知り合いの協力のおかげです」


 病院から出ると、賢也のハンターライセンスにメールが来ていた。


「子供を拐う空を飛ぶ人型の怪物が目撃されました。遭遇した際は、討伐を頼みます」


 空を飛ぶ人型か。飛べるようになった今なら戦える。そう賢也が思った時、メールに添付ファイルが付いている。目撃した情報提供者が写真を撮っていたようだ。画像を確認した瞬間、賢也は慌てた。


「あ!これ、俺じゃないか!」


 写真は遠くボヤけていたため、顔までは分からないが、服装を見ると、自分である事がすぐに分かった。


「まずいな。何て説明しよう…」


 賢也が悩んでいた時、綾乃が賢也のハンターライセンスを覗きこんだ。


「何に首を傾げてるの?あら、これあなたじゃないの?え、空を飛んでるよ」


 綾乃が写真を見て、すぐに賢也だと気付く。


「やっぱり、俺を知っている人ならすぐ気付くよな。うん。これ、輝を助けて、戻って来る時に、写真を撮られたみたい。実は、空、飛べるようになったんだよ」


 賢也の言葉に綾乃が驚く。


「あなた、どんどん人間離れしていってない。でも、凄いね。私も飛んでみたい」

「また今度な。それよりも、まずは家に帰ろう。輝を休ませないとね」

「分かったわ。帰りましょう」


 賢也達は、家に帰り輝をベッドに休ませた。


「さてと、阿部さんに相談するしかないか」


 賢也は、自分が指名手配されている気分になって落ち着かなかった。協会支部に行くと、支部局長室に向かう。途中で優に出会った。


「あ、賢也さん!」

「優。どうしたんだ。慌てて」

「ノッコさんから聞きました。輝くんが、怪物化してしまったって。大丈夫ですか?」

「ああ、その事ならもう心配無いよ。ノッコのおかげで輝は取り戻せたよ」

「良かった。それと賢也さん、護身術を教えてるって聞きました。私にも教えてくれませんか?」

「うーん。もう一人位なら何とか道場に入れるかなぁ。分かった。じゃあ、今度からおいで」

「ありがとうございます!」


 賢也は、優と別れると、支部局長室へ向かった。


「阿部さん、相談が」

「龍崎くん!丁度良かった。君に確認したいことがあるんだ」


 賢也の顔を見るなり阿部が凄い剣幕で質問してきた。


「これは君なのか?」


 阿部は、例の写真を見せてきた。


「あぁ、私もこの写真の事で相談に来たんです」

「という事は、やはり君なのか。これは」

「はい。実は…」


 賢也は、これまでの経緯を阿部に説明する。


「そうなのか。じゃあ、君は怪物になったりはしてないんだな」

「当たり前じゃないですか。力を使えるようにはなりましたけど、怪物なんかにはなってないですよ」

「分かった。君の言う事だ。信じよう。取り敢えず、私から本部には説明をしておくが、君の力を調べたいと言って来るかもしれないよ」

「まあ、そうなるでしょうね。でも、前にも少し話して、体には異常は無いですから、何も分からないんでしょうが。すみません。お手数おかけします」

「ああ、気にしないでくれ。ただ、他のハンターに連絡がいくまでは、気を付けてくれよ。君が狙われるかもしれない」

「分かりました。では、失礼します」


 賢也は、阿部に礼をし、退室した。賢也はひとまず安心すると、家に帰ることにした。


 翌朝、賢也達は輝の部屋に様子を見に行くと、丁度、輝が目を覚ますところだった。

「パパ、ママ、おはよう。どうしたの?」

 賢也も綾乃もいつもと変わらない輝を見て本当に安心した。綾乃は、泣きながら輝を抱きしめた。ノッコもそうだったが、どうやら怪物化していた間の記憶は無いらしい。さくらが、

「お兄ちゃん、元に戻ってる。良かった」

 と無邪気に喜んでいた。輝はキョトンとした顔で3人の様子を見ていた。


 輝が目覚め、元々稽古の日ということもあり、稽古は予定通りに行う事にした。稽古の再開を全員に知らせ、賢也達は道場に向かう。


「よし。決めた」


 賢也は考えていた事を稽古の前に話す事にした。


 稽古の時間になり、全員揃った。今日から優も参加している。優の自己紹介が終わると、賢也は稽古前に全員に話をする。


「今日は、稽古の前に皆に話しておきたいことがあります。それは、輝が怪物化したことにも関係があるんですが、恐らく、他の皆も怪物化する可能性があるということです」


 全員が、ざわつき始める。


「私も武闘会の時、頭の中で声がしたんです。多分、皆の頭の中にも怪物の分身が住んでいる。今日ここにいる全員の頭の中の怪物を退治しようと思うんですけど、いいですか?」


 賢也は、ノッコの方を向くと


「どうだい?頭の中に住んでいるか感じ取れるかな?」

「え。ちょっと出来るか分からないけど、試してみるね」

「さくら、こっちに来て」


 賢也は、さくらを呼び、ノッコに確認してもらうと、


「うん。微かだけど気配を感じる。集中しないと分からないね」

「そんな。俺達の頭の中にもいるのか…」

「お願いします。退治出来るのなら、退治してください」


 皆、賢也に退治を頼みこんだ。


「元々そのつもりなので大丈夫ですよ」


 賢也は、そう言うと、


「じゃあ、さくら、じっとしてるんだぞ」


 さくらの頭を両手で挟む。

 気を練り、さくらの頭に流し込む。


「熱い。パパ、頭が熱いよ」


 気が流れ込んで、頭が熱いようだ。


「あ、何か声がする。悲鳴あげてるよ。怖いよ。パパ」


 賢也は、更に気を送り込むと、


「あ、声が止まったよ」


 賢也は、ノッコに確認してもらう。ノッコは、頷くと、


「もう感じない。消えたよ」

「よし、どんどんいくぞ」


 賢也は次々と頭に気を流し込み、全員の頭に潜んでいた怪物を退治した。


「終わった。さすがに疲れたな」

「ありがとうございます」


 全員が賢也に礼を言うと、


「じゃあ、稽古を始めて下さい。私はちょっと、外の空気を吸ってきます」


 賢也は、気をかなり消費したためリフレッシュしようと外に出ると、男が立っていた。その男は変わった武器を背負っていた。


「あんたはここの道場の人かい?」

「そうですけど。何か用ですか?」

「この写真は心当たりあるかな?」


 男が見せた写真は、あの賢也が空を飛んでいる写真だった。


「あ、それは」

「この道場から、凄い気を感じて寄ってみたら、この写真の人間にそっくりの男が出て来た。こんな偶然あると思うかい?」


 男はそう言うと背中の武器に手を伸ばす。


「ちょっと、何をするつもり…」


 賢也が話し終わる前に、武器を構える。その武器は、円の真ん中に持ち手が縦に付いている。円月輪のような武器だが、大きさが明らかに違う。その武器を賢也目掛けて投げつけてきた。


「まじか。人の話しを聞いてくれよ」


 賢也はこれを躱す。投げた武器は、ブーメランのように男の手に戻っていった。


「躱したか。さすがだな。人型の怪物は強いと聞いていたが、やるじゃないか」

「人型の怪物?まさか!」


 男は、武器の持ち手を交差して持つと、スライドさせる。すると円状だった武器が大きな剣に形を変えた。そして、剣を賢也に振りかざしてくる。男の攻撃が鋭く、躱す余裕が無い。


「くっ。だから、話しを聞いてくれって」


 賢也は、異空間から【銀狼】を出し、剣を受けた。剣が弾かれる。


「何て力だ」


 男は更に斬りかかってくる。賢也は、両手で剣を受け止めると、


「協会から新しい連絡が入ってませんか?ちゃんと見て下さい」

「何を言っている。問答無用!」


 男が更に力を上げてくる。これは人の力じゃない。賢也は、力を利用して、後ろに飛び退くと、男の周りの重力を10倍にする。


「何だ。体が重いぞ」


 男は、10倍の重力に対し、重いの一言で済ませ、まだ動こうとしていた。


「嘘だろ、動けるのか」


 賢也は更に重力を上げ、20倍にした。


「ぐぅ。う、動けない。きさま、何をした!」

「やっと止まった。ほら、これを見て下さい」


 賢也は、ライセンスのメールを男に見せる。


「え、写真は間違い。人型の怪物じゃない?間違えて攻撃するなって…」


 男が焦っているのがよく分かる。


「分かってくれました?」


 男が頷く。賢也は、力を解除した。


「お、楽になった。何だったんだ?すまんな。確認不足だった」


 男は、武器を元の円状に戻すと背中に装着した。


「俺は、甲斐 力也だ。人を怪物化させる女を追ってたら、でっかい気を感じて、来てみたんだよ」

「甲斐 力也!あのナンバー1の」


 賢也は、なるほどと思った。初めて怪物を退治し、今までずっとナンバー1を守り続けた実力は本物だ。


「あ、俺、私は龍崎 賢也です」


「敬語はいいよ。そうか、お前が龍崎か。なるほど。先生が言ってただけの事はあるな」

「先生?」

「ああ、四葉先生だ」

「え、師匠を知っているんですか?」

「ああ、操気術を教わったからな」

(気だけじゃあそこまでの力は出ないと思うけど)

「最近はこの武器と操気術のおかげでだいぶ戦闘が楽になったな」

「そういえば、その武器は変わってますね」

「ああ、そうだ。これ本当はお前が貰うはずの物だぞ。お前、優勝した時の武器を辞退したろ。それが俺に廻ってきたんだ。そういえばここの支部の人が作ったんじゃなかったかな」

「え、じゃあ、怪物の素材武器ですか?それ」

「らしいな」

「じゃあ、梶さんの作品なんですね」

「丈夫だし、切れ味抜群だし、かなり気に入ってるよ」


 賢也は、梶の作品を誉めている力也に同感だった。梶の作った武器以外は使う気にならないから、辞退したのだ。


「そうだ。甲斐さんは、怪物化させる女を追っているって言いましたよね」

「力也でいいよ。そうだ。知っているのか?」

「知っているも何も、俺の息子が怪物化されたんです」

「それは気の毒だったな。で、女はどうした?」

「逃げました。異空間に消えていったんで、分からないです」

「そうか。もし、何か分かったら教えてくれ。まぁ、お前なら退治出来るかもしれないが。じゃあな」


 力也は、手を軽く上げその場を去っていった。

 力也との出会いは唐突で強烈な出会いとなった。


「あの人と本気で戦ったら、無傷じゃ済まないな。勝てるかどうかも怪しいな」


 賢也は、深呼吸をすると離れていく力也の姿を後に、道場の中へと入っていった。

ここまで読んで頂きありがとうございます。


今後もよろしくお願いします。


良ければ、感想や評価もよろしくお願いします。

今後の励みになるので。

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