王都への道(6)
あの後小さなパーティーをしていた場所に転移して、2日滞在した。僕は一度行ったところや地図があれば転移できるが、アルマの時はどこに居るのか分かりづらいし、何がいるか分かんなくて危険だから転移しなかったんだけどね。モルダもアルマも教えれば出来るようになるだろう。それを出来るよう、僕が加護を与えたから、僕が加護を与えると僕が出来る魔法をコピーし相手に譲ることができる。こう言うのってチートだなぁと自分でも思うけど。
戻ったばかりの時は突然現れた僕達に妖精達はビックリしてたけど直ぐにある間に気が付いた。
妖精達はアルマに興味津々で、モルダとも打ち解けた。たまに火花を散らすときはあるが、何だかんだ仲が良いからねぇ。
ふふふと笑うとモルダは首を傾げていた。
アルマは小型の鳥になって肩に乗ったりしていた。落ちていた体力は戻ったが2メートルは大きすぎて目立つから手のひらサイズの大きさになっていた。
契約はしてない小さな妖精が僕達を囲みながら付いてきた、なんで付いてくるのかと聞いたら、側に居たいのだそう。力の強いものの近くだと成長できるからかな? たまに妖精達は歌を歌ったりしてくれている。
「ねぇ、アルマ何か得意な事はある?」
《得意なこと? 念話や結界を張ったり、浄化したり回復させたりするのが得意かな。前の怪我の時は力がなくて自分に使えなかったけどね。》
「そうなんだ、光属性の魔法が得意なんだなぁ。それに、念話が使えるとなると闇の属性もあるね」
人間は普通 火、水、風の魔法のどれか一つを持っている。2属性の魔法を扱える人間は珍しい。その中でも珍しいのは、光と炎と闇。光の属性を持つものは大体国の特別な隊に入ったり教会団体に入ったりする。光属性の結界と、回復は強力だからね。それから、炎は火とは違い、火とはケタ違いの高熱の炎を生み出す。そういう属性の人は少ないけど大体優遇される傾向にある。と昔本で読んだことあるなぁ。
まぁ、闇属性は人間には見つかったことがないからその属性の存在は知られていないんだけどね。それを、扱えるのは高位妖精と精霊と幻獣や神獣。
それから、モルダとアルマの思念魔法と念話は少し異なり、モルダの思念魔法は一定の距離でないと使えない上に相手も同じ魔法が使えないと相手には聞こえない。それに比べ、念話はその者の力の大きさで範囲も変わり、相手の心を読んだり、伝えたりできる。
モルダも高位妖精だし、闇属性を与えるか、自分で開花させれば念話はできるだろう。




