02
俺は満さんに職員室まで案内してもらうと、真樹君は一年五組だったはずだから、如月先生のところに行くようにと言われた。
トントン
「失礼します、如月先生は居ますか?」
職員室の中はコーヒーのブラックの匂いがした。
俺コーヒーはミルクの砂糖派なんだよな~。
そうすると、よく友達に「だから、太るんだよ~」などと言われていたのを思い出した。
そんなことを考えているとまたもや美形な人が話しかけて来た。
「俺に何か用か?」
うわー、先生まで美形かよー。しかもなんかホストみたいだし…。
「あ、俺転校して来た細井です」
「お前が転校生か、どんなやつが来ると思ったら、平凡デブか」
な、本人がいる前でそんなこと言わなくてもいいじゃんか~!
しかも普通教師が生徒にむかってそんなこと言うか⁉ふつーー!俺じゃなかったら絶対ぶん殴ってたぞ!
まっ俺はチキンだから絶対できないけど…。
「おい、じゃあ教室行くぞ。」
「…はぃ」
如月先生に教室までつれてこられ、まず先生が先に入っていき、先生が合図したら入ってこいと言われた。
先生が入った途端教室からキャーキャーと女の子の声が聞こえてきた。
うわー、やっぱりあの顔だけに女の子に人気なんだな~。いいな~…。
「あら、お前らうるせー!今日は転校がきてる」
すると教室がザワザワした。
「えー、先生ー、かっこいいですかー?」
「えー俺は可愛い方がいいな~!」
どうしよう、何か俺入りずらいな~(汗)
すると先生が「よし、じゃあ転校生入ってこい」と言ってきた。
はぁー!この教師さっきの聞いてなかったのかよ?空気読めよ!
教室に入り、教卓の横に立つと案の定教室がシーンとなった。
やっぱり…どうしよう(汗)怖くて顔が上げられない。
するとまた教室はザワザワしはじめた。
「えー、何だデブじゃん、期待して損したー」
「うわー、ショックー」
などと口々に騒ぎたした。
いやー、俺もそれゆわれてかなりショックなんですけど…(泣)
すると、先生が静かにしろー!といって黒板に俺の名前を書いた。
「おい自己紹介しろ」
ウゥ…とうとうきたか。苦手なんだよなー、人前で自己紹介するの…。
だが、先生が目ではやくしろと訴えていたので俺は仕方なく自己紹介した。でも、まだ前を見るのがちょっと怖いので下を向いたままで…。
「え、えーと細井真樹です。趣味は読者です。これからよろしくお願いしますっ(汗)」
「細井お前の席は1番後ろの窓際から2番目の席だ」
「あ、はい!」
俺は先ほどと同じように下を向いたままそこまで歩いた。
席について座ると廊下側のとなりのの人が話しかけてきた。
「なー!俺、鳥羽 千尋ってゆーんだ、よろしくな!」
「あ、こっちこそよろしくっ」
俺はそこで、初めて顔を上げた。
そこには茶髪でオシャレなメガネをかけた爽やかそうなイケメンの顔があった。




