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全シリーズクリアのミッション

俺は主人公のダイス。現世での名前は、渕上(ふちがみ)大輔(だいすけ)という。


時は年末年始。


紅白にかわり、年末の特番となった今昔(こんじゃく)歌合戦を見終わり、寝る。


除夜の鐘を聞きながら、眠りに入り、再び目覚めた時は、午前10時頃。


三が日も、初詣に行ったりして、特に何事もなく過ごした。餅を食べたり、あるいは正月番組を見たりして過ごす。


俺はしがない一人暮らし。他に初詣に行ったりする相手もなく、一人寂しく年末年始も過ごす。だからといって、俺自身は特に寂しくもなく、むしろ余計な人間関係に関わらなくてもいいので、気楽に毎日を過ごしている。


暇さえあれば、ゲームをやっている。


そんな数あるゲームの中でも、『魔法錬金クエスト』は、俺が小学生の時に第1作が発売され、記憶が正しければ、おそらく人生で最初に熱中したゲームといえる。


俺が成長するたびに、年をとっていくたびに、最新作がリリースされ、また購入して、プレイにはまる。『魔法錬金クエスト』シリーズは、まさに俺の人生のバイブルともいえる。


今年も変わらず、いつもの通りの年を過ごすことだろうと思っていた。あの時までは…。


さあ、今年もサラリーマンや自営業の人たちは、仕事初めだろう、と思った矢先、俺は突然、何が起こったかもわからないうちに、意識を失う。


いったい何が起こったのかもわからないまま、次の瞬間、気がつくと、とある殺風景な部屋の中にいた。


そして、あの声が聞こえてきた。


私の声が聞こえるか?私はこの世界の創造神、ヤーウェだ。


まず、お前の名前を教えろ。


渕上(ふちがみ)大輔(だいすけ)だ。」


渕上(ふちがみ)大輔(だいすけ)というのか。それならば、私がお前に、この世界で名乗ることになる名前を与えてやろう。


大輔(だいすけ)だから…。そうだな、ダイスと名付けよう。お前は今日から、この世界では、ダイスと名乗るがよい。


「ちょっと待てよ。そんなこと、いきなり決められてもな、何が何だか、わけがわからない。かといって、他にどうすることもできないからな。」


さてと、本題に入る。


ここは、『魔法錬金クエスト』シリーズの世界だ。


『魔法錬金クエスト』は、今まで第1作から第12作まで製作されておる。


お前に試練を与える。『魔法錬金クエスト』の、第1作から第12作までを、全てクリアしろ。


さもないと、お前は永久にこの世界から元の世界には戻れない。


それだけ言うと、そのヤーウェという人物は立ち去っていったのか、それきりその声は聞こえなくなった。


「なんてこった、これってつまり、ゲームをプレイしてクリアしていくんじゃなくって、俺が実際にこの世界を冒険してクリアしていくってことだろ?どうすれば…。」


困ったことになったと、その時は思ったが、なんとそこで、いきなり伝説の剣を手に入れ、そしていきなりラスボス戦に挑むことになったということだ。


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