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familyーエルドラン編ー  作者: K.Dameo'n'AI


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21/22

そんなの、ないわっ……!

首輪に飛びついたトモエは、両手で黒い輪を掴みしめた。


「かったいわねこれっ……!」


全身の力を込めて引きちぎろうとする。


「恐らく黒曜石だ! 素手でちぎれるわけないだろ―――」


レオンが叫んだ、その瞬間。


「ぅぅぅりゃあっ!!」


トモエが天を仰ぎ、黒い破片が四方に飛び散った。


「ぇぇぇええええええっ!?」


レオンとフェルナンは目が飛び出そうなほど見開いた。


首輪を砕いたトモエは、笑顔で天を仰いでいた。


その姿はスローモーションで、“女神”という言葉が自然と浮かぶほど綺麗に見えていた。




「っ……ぐっ……!」


突然、レオンが脇腹を押さえて前のめりになる。


激痛が走り、膝が崩れそうになるのをなんとか踏ん張って耐える。



視線を向けると――血濡れた黒曜石の長剣を持つグランドがいた。



「…………」


その目は冷たく、まるで別人のようだった。


「……何故……だ」


苦痛に顔を歪めながら問うレオン。


グランドは淡々と答えた。


「油断は禁物だ」


そして――。


「…………」


長剣を両手で握り、振り上げる。


「ちょっと!なにやってるのよあんた!!」


トモエの叫びが響く。


だがグランドは剣を振り上げたまま、静かに言った。



「言っただろ、トモエ殿。剣を握る道を選んだなら立場は関係ない。死ぬときは……死ぬっ!」



剣が振り下ろされ、鮮血が飛び散った。



「レオオオオオオオン!!」




山頂に、トモエの絶叫が響き渡る。





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