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ここまでのあらすじ

覚えてない又は復習したい方はこちらを見ましょう

日本で親友と恋人に裏切られ、すべてを奪われて命を落としたトキ。

他人の笑顔や善意を一切信じられなくなった彼は、異世界で相手の「嘘」を検知し制裁を与える能力【言霊記録】を手に入れた。

しかし、この能力はトキ自身にも「嘘を吐けば脳を焼かれるような激痛を受ける」という呪いのような制約を課すものだった。


異世界へ転移したトキは、宿屋兼質屋を営む老獪な男・ハンスの元に身を寄せ、雑用ギルドでの泥臭い肉体労働をこなす日々を送る。


そんなある日、孤児院の修繕仕事へ向かったトキは、金髪の可憐な少女・ルナと出会います。彼女は「誰かを守る時」に規格外の怪力を発揮する加護の持ち主だった。他人の善意を疑うトキは彼女を警戒しますが、【虚偽感知】の能力は彼女の言葉に一文字の嘘もない「本物の善人」であることを強制的に証明してしまい、その眩しさにトキは激しい居心地の悪さを覚る。


同じ頃、街では衛兵や手練れの自警団が次々と惨殺される「人斬り」の事件が多発していた。その正体は、人を斬るほど強くなる魔剣を与えられた、トキとは別の転移者だった。夜の街でルナがその人斬りに襲われている現場に遭遇したトキは、生存本能に反して彼女を救うために介入する。


100人斬りを達成して圧倒的な力を得た人斬りに対し、トキはルナの鉄壁の守りの後ろから、相手の肥大化したプライドを言葉で巧みに激昂させ、「自分は無敵で絶対に死なない」という決定的な『嘘』を吐かせることに成功する。トリガーを満たしたトキが【虚偽制裁】を発動したことで、人斬りは未体験の激痛に悶絶し、ルナの追撃と魔剣の呪いの暴走によって自滅。最後は塵となって消滅した。


戦いの後、ルナから向けられた純粋な感謝に動揺したトキは、「心配したわけじゃない」と不器用な強がりを言ってしまい、自身も激痛のペナルティを受ける羽目になった。


その後、ハンスの店へ人斬りの残した国宝級の魔剣を持ち込んだトキは、ハンスの提案により、その剣を金に変えるため危険な犯罪組織が仕切る「裏オークション」へ出品することを決意するのだった。

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