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冬の領主会議

 ルリユール〈Langue de chat〉は、製本及び痛んだ本の修復を致します。店内には素材の見本の他、製本後の本の見本もございます。本の試し読みも出来ますので、詳しくは店員にお訪ね下さい。

 定期的に領主会議をしています。


 455冬の領主会議


 リグハーヴスの冬は、他領と陸路での移動は難しくなる。

 リグハーヴス近郊でも、遭難を考えれば徒歩は無謀で、近隣の村ならば馬橇での移動となる。なにしろ、街の周りは森林と草原しかない。

 他領へ行く場合は、魔法使い(ウィザード)ギルドの転移陣を利用するのが、料金は掛かるが安全だ。

 転移陣の起動には魔力を使う。それは起動する魔法使いが負担するので、手数料という形で人の〈転移〉なら一人半銀貨一枚掛かる。移動距離を考えれば、安くもないが高くもない金額だろう。これは各領地統一だ。

 荷物のみの〈転移〉の場合は、大きさや重さで料金が変わる。荷物転移の場合は、送り先の土地にいる受取人が、ギルトから連絡を受けて引き取りに行く形式だ。

 固定の配達人に受取人まで届けてもらう場合は、冒険者ギルドの軽量配達人をしている冒険者に頼む事になる。冒険者ギルトの軽量配達人は、ギルトが保証人になるので信用が高いのだ。

 リグハーヴス公爵領領主アルフォンスも、冬に他領に行くなら基本的には魔法使いギルドの転移陣を使う。

 本当にのっぴきならない程の緊急時ならば、領主館に暮らしている双子の魔法使いコボルトに頼むという手があるが、通常は転移陣にする。とはいえ、リグハーヴス魔法使いギルドの地下にある転移陣の起動のお手伝いをしているのが、その双子の魔法使いコボルト達だったりするのだが。

おはよー(グーテンモルゲン)、アルフォンス!」

「おはよー、クラウス!」

「おはよー、ココシュカ!」

 本日の転移陣のお手伝いは、クヌートとクーデルカ、ホーンだった。先見師コボルトのホーンも良く手伝いに来ている。お手伝いをするときちんと賃金が貰えるので、お小遣い稼ぎらしい。確か、ホーンはリグハーヴス新聞の天気予報もしていた気がする。

「おはよう、王都の魔法使いの塔まで頼むよ」

 ココシュカを抱えていたアルフォンスはそう言って、クラウスに目配せする。クラウスは持っていた紙袋を近くにいたホーンに渡した。

「ベルリーナです。休憩の時に皆様でお召し上がりください」

有難う(ダンケ)!」

「揚げパンだー」

「やったー」

 本来コボルトは物々交換なので、おやつをあげると喜ぶ。ベルリーナは中に果物のジャムが入っている揚げパンだ。

 アルフォンスがリグハーヴスの転移陣を使う時は、領主館の料理人イェレミアスに頼んで菓子を焼いてもらっている。

「転移陣の中に入ってね」

「向こうに着くまで動かないでね」

「行くよー」

 三人コボルが持つ杖が、魔法陣(マギラッド)の端に触れる。シュンッと魔法陣が一気に銀色に染まるのは、コボルト達の魔力が多いからだ。魔法陣から銀色の光が壁のように立ち上り、眩しさに瞬きする間に、王都の魔法使いの塔に〈転移〉していた。

「いらっしゃいませ。今、扉を開けますね」

 円形の塔の壁伝いにある階段を、肩に火竜アルタウスを乗せた、小麦色の髪の人狼の青年が下りてくる。エンデュミオンの孫弟子に当たる魔法使いジークヴァルトだ。元は大魔法使いエンデュミオンが住んでいたこの塔を、今は彼が管理していた。

「ぴるる」

「ぎゃうぅ」

 扉を開けてもらう間に、火竜アルタウスとキメラのココシュカがおしゃべりをしている。ココシュカは魔剣の魔物だが人懐こい。

 かこんかたり、と塔の扉の複雑な機構の鍵が外れ、扉が開いた。リグハーヴスよりは暖かいが、冷えた風がさあっと塔の中に吹き込んでくる。

「お帰りの際には、精霊便(ジンニーメール)で先触れをしていただければ、転移陣の準備をしますので、お待たせしませんよ」

「解った。有難う」

 普段ジークヴァルトは階上に居るので、転移陣の起動の為には一階まで降りてこないとならない。それを先触れなく来て「遅い」と文句を付ける者もいるのだろう。まあ、ここを使うのは主に貴族なのだが。

 それにしても、大魔法使い(マイスター)ではないといっても、ジークヴァルトも上級魔法使いである。しかもエンデュミオン派の魔法使いなので、下手をすればそこらの準貴族よりも格は上だったりする。しかもエンデュミオンは、弟子を非常に大切にする。それが孫弟子でも。ジークヴァルトに火竜の卵を預けるくらいには信頼もしている。

 無知とは中々に罪である。


 王宮は広い。大雑把に王宮とはいっても、王が執務をする前宮と、王とその家族が居住する後宮、王都大聖堂(ドム)とそこに勤務する聖職者の修道院、王都魔法使いの塔、王都騎士団本部と宿舎、王都竜騎士隊本部と宿舎がある。当然王宮を管理する者達の宿舎もあるし、前宮に勤務する独身文官の宿舎もある。後宮は広く、一部は森を含むので、囲壁で囲まれた王宮を上から見れば、かなりの広大さだろう。

 王宮を囲む囲壁の外側は貴族街で、王宮に勤める王族の血縁貴族・準貴族が暮らし、貴族街を囲む囲壁の外側に、裕福な商家や平民が暮らす商人街、その外側に労働者として生計をたてている平民が暮らしている平民街がある。スラムがあるのは平民街の囲壁の内側縁だ。平民街の外側の囲壁沿いに家を建てるのは禁じられている。


 王都というのは、正式には王都及びその周辺の王都直轄地を指すが、一般的に王都と言えば、囲壁に囲まれた部分を指してそう呼ばれる事が多い。王都全体は他の四領よりは多少狭いとはいえ、広大な土地だ。王都囲壁周辺は肥沃な土地で、森や農地が広がっている。幾つかの街区に分けられ、王に任じられた街長が管理している。

 街長は世襲制ではないので、街長の息子が有能であればそのまま引き継ぎされるが、愚者であれば、挿げ替えられる。

 黒森之國(くろもりのくに)の土地は王家のものであり、世襲制である公爵領であっても、國から預かっているものなのだ。

「ぎゃう〜」

 楽しそうに前宮の中を見回しているココシュカを撫でつつ、アルフォンスはクラウスと共に慣れた路順で、マクシミリアン王の執務室へと向かう。ここにケットシーのカティンカが居ないのは、カティンカが人見知りだからである。

 既に先触れを出しているので、すんなりと執務室の手前にある控室と入れた。勿論、扉の前に居る騎士に身分証を確認させている。

 控室には誰も居らず、すぐに奥の執務室の扉を、肩に光竜ゼクレスを乗せたツヴァイクが開けた。

「いらっしゃい」

 マクシミリアンとツヴァイク、アルフォンスとクラウスは幼馴染でもある。彼らだけだと、それなりに砕けた口調になる。

 執務室の向かい合ったソファーに腰を下ろした彼らに、執事のフィデリオがお茶と摘める大きさの焼き菓子を出し、そっと衝立の向こうに消える。

「ココシュカ、食べるか?」

「ぎゃうぅ」

 あーんと開けたココシュカの口に、マクシミリアンが焼き菓子を入れる。人の事は言えないが、妖精(フェアリー)に甘い。

 アルフォンスは香りの良い紅茶を一口飲み、口火を切った。

「先日精霊便を送りましたが、〈Langue(ラング) de() chat(シャ)〉にビブリオが居ました。エンデュミオンは今まで知らなかったらしいです」

「前の住人が神官の末裔だったんだっけ?」

 軽い口調のツヴァイクに、アルフォンスは頷く。

「そのようで。ビブリオの司書になれるのが、うちのアルスだけだったようで、アルスが契約しました。ビブリオとアルスは仲良くしていて、ビブリオは普段は〈Langue de chat〉で生活しています。

「あそこのルリユールはどうなっているんだろうなあ……」

 マクシミリアンがカップを片手に、諦観の眼差しになっている。

「ビブリオを家族として受け入れて、普通に暮らしていますからね」

 クラウスがココシュカの頭を撫でながら言った。

「陛下と四領主には所蔵目録を送ると約束させました。ですが、先に王宮図書館の司書には所蔵目録を送ったらしく、複製依頼を受けたようです」

「あー、フーベルトゥスはエンデュミオンの昔馴染みだからか……」

 友人枠で知らせたのだろう。

「ところでアルフォンス、体調はもう回復したのか? この間のエルネスティーネの森の移植の時に寝込んでいたんだろう?」

「少し熱を出しただけです。おかげで詳しい説明をさせる前に、エンデュミオンに逃げられました。あれは何か隠していますよ」

「詳しく話して、学院の研究者を派遣されるのを避けたんだろうよ。私がエンデュミオンに口止めしたのもあるが、あそこに住んでいるのは神殿戦争時代からの住人だ。しかも〈人柱〉が二柱いる」

「もしかして、イサとピルグリムですか!?」

「あの二人は、グリフィス家の庇護下にあり、イサは孝宏(たかひろ)と同じ塔ノ守(とうのもり)で且つレニの家名も許されている。イサは素材さえあればアムリタが作れると言っていた」

「アムリタ……」

 アルフォンスは呻いてしまった。アムリタは伝説の不老不死薬だ。エンデュミオンは、とんでもないモノを連れてきたようだ。

「ダーニエルと私だけの極秘資料として、エルネスティーネの森に居住している住人の情報が書かれた報告書を貰っている。見るか?」

「見ます」

 リグハーヴス公爵領に住まわせている以上、確認しない訳にはいかない。アルフォンスはツヴァイクがテーブルに置いた緑色のインクで書かれた書類に目を落とした。

「イサ・トウノモリ=グリフィス・レニがコボルトで碧羅の大賢者(マイスター)、ピルグリム=グリフィスがウィスパーで嵐の大魔女(マイスター)、ヨルク=グリフィスが人狼でグリフィス小領主子息。当時衛兵隊長、エーヴァルト=グリフィスが人狼でグリフィス小領衛兵でヨルクの(つがい)、ラライラが森林族で元歌姫、ヴィンフリートが平原族で竜騎士、キーゼルが闇竜でヴィンフリートの契約竜……グリフィス小領というと昔のハイエルンにあった?」

「そうだ。昔ハイエルンにあった人狼自治区の名前だ。今は移転している自治区になる。その中で私が気になるのは、ヴィンフリートだ」

「英傑、ですか?」

「ああ。ここにエンデュミオンがイサとピルグリムを連れて来た時、帰り際にイサが『ヴィンフリートを忘れるな』と言った。恐らく……本人ではないかと思う」

 王家と四公爵家には伝えられている神殿戦争末期の王位継承争いの記録には、現在のシュヴァルツバルト王家を避難させるために殿(しんがり)を務めたヴィンフリートという騎士の名が残る。初代のシュヴァルツヴァルト王が王宮に凱旋した後、遺体を埋葬しようと捜したが見つからなかったとある。

「ヴィンフリートを連れて来なかったのは何故でしょう」

「あの時、エンデュミオンはイサとピルグリム以外の話はしなかった。小領主子息とその番、歌姫、英傑、全員がそれなりの地位にあった者たちだ。先にエルネスティーネの森を移植してしまってから、私たちの反応を見たかったのかもしれんな」

「帰ったらエンデュミオンに聞いてみます」

 現在ではグリフィス小領自体が存在しないので、ヨルクもエーヴァルトも位階は平民だ。元々が衛兵なのだから、騎士として仕事は出来るかもしれない。人狼の騎士ともなれば、引く手数多だ。

「歌姫というと、現在はない職業になりますか?」

「そうだな、今は聖女が担っているな」

 昔は教会(キルヒェ)に所属した、歌声に(セント)魔法を乗せて行使出来る者の事を歌姫と呼んだ。現在のリグハーヴス公爵領で言えば、リグハーヴス女神教会にいるシュヴァルツシルトやモンデンキントが、ミサの時に歌いながら〈女神の祝福〉を振りまいているあれだ。

「ヴィンフリートの闇竜はまだ幼いと言っていたな。グリューネヴァルトやキルシュネライトが教育するんだろう。森が区切られていた間は時の流れがゆっくりだったようだから、これから成長するんだな」

「リグハーヴス公爵領に〈柱〉が二柱と竜が一匹増えるとなると、他の領はなんと言いますかね。元々ハイエルンにいた訳でしょう?」

「それだがな」

 マクシミリアンはカップをテーブルに戻した。真面目な顔で言う。

「イサもピルグリムも完全に魔導書を引き継いでいないらしいぞ。双方先代が亡くなってから魔導書を手にしているから、これからエンデュミオンに学ぶそうだ。だからまあ、暫くは〈柱〉が増えたと公表はしないつもりだ」

「〈人柱〉に関しては、所在地が固定でないというのは良かったね。据え置きになっている〈柱〉があるのも幸いかも」

 ツヴィイクが言う通り、〈人柱〉以外の四柱は土地に固定して、土着の妖精や聖職者が祀っている。その他にも〈準柱〉や〈小柱〉と呼ばれるものが、各地に点在していているのだ。

「領主会議で各領主には伝えねばならぬが、彼らがエンデュミオンの庇護下にいるとなれば、何も言えまい」

「そうですね。恐らく彼らはギルベルトの〈祝福〉も貰ったでしょうし。子供を見付けると〈祝福〉しに行くんですよ、元王様ケットシーが」

 ギルベルトにしてみれば、大抵の者が子供だ。特にエンデュミオンが気に掛けている者ほど、〈祝福〉の対象になりやすい。

「元王様ケットシーか」

「ギルベルトは、エンデュミオンより自由に行動します」

 悪い事をしていないので、主のリュディガーも怒れないし止められないのだ。

「王様ケットシーって、災害級の妖精だよな? なんで普通に街にいるのかっていう……」

「主と暮らしたいから引退を心待ちにしていたそうなので。それにエンデュミオンの養父ですからね。エンデュミオンだって止められない時は止められないんですよ」

「アルフォンスの領地ばかり気苦労を掛けるな」

「妖精達が全員基本的には温厚な性格なのが幸いです」

 基本的には、だ。偏屈なところがあるのがエンデュミオンだが、主の孝宏がいるお陰でかなり緩和されている。家主のイシュカにも逆らわないようなので、アルフォンスとしては月の女神シルヴァーナに感謝の祈りを捧げたい。

「これから〈人柱〉は増えると思うか?」

 マクシミリアンが全員の顔を見回す。クラウスが首を捻る。そして常態の無表情のまま口を開いた。

「〈人柱〉となるとかなりの寿命になりますから、どうでしょうか。イサとピルグリムも二人同時だったから〈柱〉になったのだと思います。ケットシーのヴァルブルガも凍土の魔導書は引き継いでいるようですが、〈核〉はケットシーの里のどこかに祀られているそうです」

 魔導書を引き継いでいるなら大魔女(マイスター)になるのだが、本人は魔女と呼ばれる方を好む。その凍土の魔女は、辺境と呼ばれるリグハーヴス公爵領の街で、子供に人気の診療所を開いている。

「〈準柱〉の見回りも必要だな。エンデュミオンが魔法使いの塔に居た頃は、碌に外出させなかったからな。傷んでいる場所もあるかもしれん」

「妖精達が管理している場所は大丈夫だと思いますが、人が管理している場所は怪しいですね」

 妖精は寿命があるようでないような種族だ。人族に比べて失伝する可能性は低い。特にシュヴァルツヴァルト王朝になるまでは、内乱が何度もあった。戦乱で荒れた土地に〈準柱〉があれば、放置されている場合もある。

「今日の領主会議で〈準柱〉の位置を把握しているか、各領主に確認させよう」

「エンデュミオンが、地図に印をつけて持っていないかも確かめないといけませんね。恐らく持っているでしょうけれど」

 エンデュミオンは備忘録のようなものを作っている。それを自分と弟子のフィリーネしか出し入れ出来ない、魔法使いギルドの地下金庫に預けてあるのだ。他にも色々稀少な物を溜め込んでいて、時々持ち出して来る。

 自分が勧誘して来た錬金術師(アルケミスト)に、ぽんと素材の入った魔法箱を与えていたりするので、本当に目を離すと何をするのか解らない。自分や知り合いの妖精の素材自体が稀少素材だと、本当に解っているのだろうか。大魔法使いケットシーの髭なんて、王都の錬金術師なら金貨を積んで欲しがるだろう。

 エンデュミオンは当初、王都に回すのを渋ったそうだが、当の錬金術師にやギルドに頼まれて、少量回してやっているようだ。

「ぎゃうぅー」

 アルフォンスの膝に顎を乗せているココシュカが、虹色に輝く鱗を持つ白蛇の尻尾をゆらゆらと動かす。少し飽きて来たのだろう。アルフォンスは宥めるように、幼体の大きさの白虎の頭を撫でた。

「そういえば陛下、出掛けにエンデュミオンから精霊便が来ていましたが、バロメッツの新種、いえ古代種がエルネスティーネの森にいたそうです。蹄の色が赤だそうですよ」

「ほう。何故今は残っていないんだろうな。森の養分によるのか、現代種に負けたのか……」

 マクシミリアンが興味深げな顔になる。

「イサ達が研究しているようでしたら、報告書を貰いましょうか」

「そうしてくれ」

 クラウスが執事服の胸ポケットから手帳を取り出し、ささっと書き付ける。後でアルフォンスが、エンデュミオンかイサに手紙を書くのを忘れていたら思い出させてくれるだろう。

 トントントンと、執務室の扉が叩かれ、部屋の外から声が掛かる。

「陛下、皆様、領主会議のお時間になります」

「解った」

 マクシミリアンが返事をし、ソファーから立ち上がった。

「さて、行くか」

「参りましょう」

 アルフォンスもココシュカを抱いて立ち上がった。ツヴァイクがココシュカの頭をちょんと突く。

「ココシュカ、剣に戻らなくていいのかい?」

「やだ」

 もはやすっかり剣の外で過ごす事に慣れてしまったキメラである。

「大人しくしていれば良い」と、マクシミリアンもココシュカに甘い。

 執務室から出れば、きっちりと王と臣である。

 侍従の先導で護衛騎士に囲まれながら、会議室へと移動する。

 これから始まる会議におけるリグハーヴス公爵領からの報告で、各領主はどんな顔をするのかと思いながら、アルフォンスは腕に抱えたココシュカを撫でるのだった。


エンデュミオンがやらかした後は、王様や領主がそれなりになんやかんやと、情報交換しています。

〈人柱〉にかんしては、國の中に存在しているだけで安定するので、居住する場所は問われないです。

黒森之國に関しては、〈準柱〉もあちこちにあるので、倭之國よりは居住地に強制はないです。

倭之國の〈柱〉本来塔にいないといけないけど、重幸は形代的な物を置いて代理にしている訳ですが。

倭之國は〈柱〉が四人なので。〈準柱〉検討すればいいのにね、倭之國。

大体にして神様の方がほいほい嫁の所に来るのが倭之國。

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