第59話:有休の終わりと、新しい看板
山梨の山あいに佇む古民家の庭先に、秋の澄み切った陽光が黄金色の絨毯のように降り注いでいた。
縁側の黒光りする杉板に腰を下ろした相沢栞の膝の上には、今朝、郵便配達員がバイクの音とともに届けてくれた、一通の角二サイズの白い封筒が載せられていた。
差出人は、栞が十年あまり勤め上げた中堅商社の人事総務部。
封を切り、中から取り出した数枚の書類――『雇用保険被保険者離職票』、社会保険の資格喪失証明書、そして何より、代表取締役の朱肉印が鮮やかに捺印された『退職手続き完了通知書』。
そこには、栞の三十年の人生の三分の一を縛り付けていた会社組織との雇用契約が、四十日間の有給休暇の満了をもって、正式かつ完全に終了したという冷徹な事実が記されていた。
「…………終わったんだ」
栞の唇から、ふっと静かな吐息が零れ落ちた。
見上げる秋の空は、雲ひとつなく澄み渡り、どこまでも、どこまでも高く青く抜けていた。
かつての栞を苛んでいた、あの日曜夕方の胃がねじ切れるような憂鬱。
他人の理不尽なミスを擦り付けられ、終電のプラットホームで伝線したストッキングを見つめて流した涙。
毎朝六時に鳴り響くアラームに怯え、満員電車に押し潰されながら、感情を殺して過ごしていたあの灰色の檻は、もうどこにも存在しない。
退職届の受理通知を手にした瞬間、胸の奥底に滞留していた最後の重たい澱が、秋風に吹かれて綺麗さっぱり霧散していくようだった。
恐れや不安は、微塵もなかった。
胸いっぱいに吸い込んだ山あいの空気は、驚くほど甘く、冷涼で、全身の細胞を歓喜で震わせるほどの圧倒的な解放感に満ちていた。
「よし……! まずは、けじめをつけに行かなきゃね」
栞は書類を鞄に収めると、軽自動車に乗り込み、甲府盆地へと車を走らせた。
目指したのは、祖父の古くからの親友であり、引退した鉱物標本コレクター兼古美術商・真壁宗助の自宅兼鑑定事務所だった。
手入れの行き届いた日本庭園を抜けて玄関をくぐると、古書とアンティーク時計のチクタクという規則正しいリズムが響く応接間で、白髪の上品な好々爺――真壁が、穏やかな笑顔で迎えてくれた。
「おや、栞ちゃん。良い顔つきになったね。憑き物がすっかり落ちたようだ」
「真壁さん、こんにちは。今日で、会社の有給休暇がすべて終わりました。正式に、無職……いえ、個人事業主になりました」
栞が書類と、几帳面に記帳された青色申告用の帳簿を差し出すと、真壁は老眼鏡の奥の細い目をさらに細めて、嬉しそうに頷いた。
「結構、実に結構だよ。これまでの魔石の換金分――正規の一時所得および雑所得として税務署に提出する申告書類の控えだ。君の口座にある資金は、一円の狂いもなく合法的に納税処理された、完全な君個人の資産だ。税務署も警察も、誰も文句のつけようがない」
真壁は厚みのあるファイルを栞へと手渡しながら、熱い緑茶を差し出してくれた。
「手元に残った資産と、これから君が開く店の基盤があれば、贅沢をしなければ生涯困ることはないだろう。……だがね、栞ちゃん。君が本当に手に入れたのは、金じゃない。『自分の生き方を、自分の意志だけで決める権利』だ。源蔵さんも、土の中で目を細めて笑っているはずだよ」
「……はい。真壁さんのおかげです。本当に、ありがとうございました」
深々と頭を下げる栞に、真壁はいたずらっぽく笑いかけた。
「礼を言うのはこちらさ。あんな国宝級の未知の鉱石標本を、この歳になっていくつも拝ませてもらえたんだからね。……何か現代側の資材調達や手続きで困ったことがあれば、いつでも爺さんを頼りなさい。君の新しい門出を、心から応援しているよ」
真壁の力強い後ろ盾を得たことで、現代側の法的・経済的な基盤は完全に盤石なものとなった。
古民家へ戻った栞は、すぐに行動を開始した。
これまでの古民家は、ただの「週末の避難所」だった。
けれど、これからの古民家は違う。
異世界の山小屋でふたりが暮らすための、そしてあの森のカフェを未来永劫にわたって維持し続けるための――世界最強の「現代物資調達・兵站拠点」へと生まれ変わるのだ。
栞は大型通販サイトや厨房機器メーカー、専門卸業者へアクセスし、手元の自己資金を惜しみなく投入して、必要な設備を次々と手配していった。
数日後から、古民家の土間には、連日のように大型トラックが横付けされ、重厚な段ボール箱が次々と運び込まれた。
まず運び込まれたのは、オフグリッド生活の心臓部となる、最新鋭の超大容量ポータブル電源。
リン酸鉄リチウムイオン電池を採用し、三千ワットアワーを超える巨大な蓄電容量と、定格二千ワットの高出力を誇るプロユースのハイエンドモデルを二基。
これを古民家の商用電源で満充電にし、異世界側へと持ち込むのだ。
さらに、古民家の広い土間には、大型の業務用冷凍冷蔵庫と、大容量のスチールラックが整然と設置された。
高品質の小麦粉、無塩発酵バター、ベルギー産クーベルチュールチョコレート、各種スパイス、オーガニックの珈琲生豆の麻袋。
現代の豊かな食の恵みを、いつでも万全の鮮度で備蓄し、異世界へと供給できる完璧なロジスティクスが完成した。
「さあ……次は、あっちの大改装ね!」
栞は真鍮の鍵を手に取り、土間の奥の欅の板戸を開け放った。
扉をくぐり抜けた先――木漏れ日が降り注ぐ異世界の山小屋へ、栞は現代の文明の利器と、選りすぐりのインテリアを、何往復もして運び込んでいった。
大容量ポータブル電源が山小屋のキッチンの隅に据え付けられ、そこへ接続されたのは――イタリア製の本格的なセミコマーシャル・エスプレッソマシンだった。
黒光りするステンレスの重厚なボディ、本格的な九気圧の抽出圧を生み出すロータリーポンプ、そしてベルベットのようなキメ細かいスチームミルクを一瞬で作り出す強力なスチームワンドを備えた、バリスタ垂涎の名機。
さらに、手狭だったキッチンの調理器具も一新された。
フランス製の重厚なホーロー鋳物鍋、業務用の大型寸胴、美しく磨き上げられたステンレスのレードルやパット類。
そして、客席となるリビングの中央には――大人の男性が二人並んでゆったりと身体を預けられる、深いアンティークブラウンの上質な本革張りローソファが運び込まれた。
座面には高密度のウレタンが敷き詰められ、腰掛ければ、戦いや任務の疲労を吸い尽くすかのように、じんわりと身体を優しく包み込んでくれる。
壁の飾り棚には、祖父のコレクションだった真鍮のキャンドルスタンドや、異世界のセレス草のドライフラワー、そして琥珀色のキャニスターに入った珈琲豆が美しく並べられた。
かつて、行き倒れを介抱するための仮初のログハウスだった場所。
ブラック企業の理不尽から逃げ込むための一時的なシェルターだった場所。
それが今、栞の手によって、愛する人と共に生き、大切な仲間たちを迎え入れるための、誇り高き「ふたりだけの城」へと昇華を遂げたのだ。
「……ふぅ、見違えちゃったわね」
栞が額の汗を拭い、満足そうに腕を組んでリビングを見渡していると――。
――トントン。
テラスの掃き出し口から、遠慮がちな、けれど力強いノックの音が響いた。
「ピィッ!」
梁の上で毛繕いをしていたポムが、嬉しそうに羽を羽ばたかせて飛び降りていく。
栞がカーテンを開けると、そこには――非番の私服姿のレオンハルトが立っていた。
いつもの漆黒の甲冑や両手大剣は身につけていない。
上質な濃紺のリネンシャツに、黒革のベスト、動きやすい仕立ての良い革ズボン。
傷の癒えた白皙の肌には健康的な血色が戻り、その銀の双眸は、栞の姿を捉えた瞬間に、春の雪解け水のようにふわりと柔らかな光を宿した。
「……栞」
「レオンハルトさん! いらっしゃい、ちょうど模様替えが終わったところなんですよ」
栞が満面の笑みでテラスへ招き入れると、男は部屋の中を一歩見渡し、その見事な変貌ぶりに、目を丸くして感嘆の息を漏らした。
「これは……凄いな。まるで王都の一流のサロンのようだ。……あの黒い機械は?」
「ふふ、現代の最新式エスプレッソマシンです。これがあれば、極上のカプチーノやカフェラテが作れるんですよ。後で淹れてあげますね」
「……ああ、楽しみにしている」
レオンハルトは小さく喉を鳴らすと、自らの背後に立てかけてあった、ひとつの大きな包みへと手を伸ばした。
麻布で厳重に覆われた、長さ一メートル、幅三十センチほどもある、分厚く重厚な板状の物体。
「レオンハルトさん、それは……?」
「約束の品だ」
男の口元に、誇らしげな、けれどどこか照れくさそうな笑みが浮かんだ。
麻布の紐が解かれ、中から現れたのは――息を呑むほど美しい木目を持つ、分厚い一枚の無垢板だった。
深みのある赤褐色と淡い桜色がマーブル状に混ざり合い、緻密に詰まった年輪が、波のような優美な杢目を描き出している。
「これは……山桜?」
「似ているが、こちらの森の霊峰の麓に自生する『紅霜樹』の一枚板だ」
レオンハルトは愛おしそうにその木肌を大きな手のひらで撫でた。
「風雪に耐えて数百年を生き抜いた木で、極めて硬く、腐食せず、火にも強い。……部隊の工兵に頼み込んで、最高の部位を切り出してもらった。以前、あんたが作った小さな仮の看板があっただろう。……あれを、この木で新しく作り直そうと思ってな」
「まあ……! 新しい看板を……!」
栞の胸が、トクンと熱く跳ね上がった。
山小屋のテラスの木陰に吊るされていた、あの小さな手作りの木の看板。
あれを、ふたりの手で、正真正銘の『本物の看板』へと生まれ変わらせるのだ。
「さあ、始めよう。文字の図案は、あんたに決めてほしい」
「はい!」
秋晴れの心地よい風が吹き抜けるテラスに、欅の一枚板のテーブルが据えられた。
栞はスケッチブックに、鉛筆で丁寧に文字のレイアウトを描き出していった。
中央に刻むのは、ふたりの城の看板となる言葉。
――『森のカフェ アクスベル境界店』。
その下には、小さく、けれど誇らしげに――『珈琲と、温かい焼き菓子』。
文字の周囲には、ポムの羽を模した小さな翼のレリーフと、珈琲豆、そしてセレス草の葉の蔦模様をあしらった。
カーボン紙を使い、紅霜樹の滑らかな木肌へと図案を転写していく。
そして――作業が始まった。
栞が細い彫刻刀を手に取り、文字の輪郭に刃先を当てる。
けれど、樹齢数百年の紅霜樹は、想像以上に硬く、栞の細い腕の力では、刃先がわずかに沈むだけで、なかなか彫り進めることができない。
「う……硬い……っ」
栞が額に汗を滲ませて息を詰まらせていると――。
ふわりと、背後から温かな影が覆いかぶさってきた。
「…………っ」
栞の身体が、ビクリと震えた。
レオンハルトが、栞の背後にぴったりと寄り添うように立ち、自らの逞しい右手を、彫刻刀を握る栞の右手の上から、そっと重ねてきたのだ。
男の胸板が、栞の背中に触れるほどの至近距離。
首筋に、男の規則正しい温かな吐息がかかり、革と森の爽快なアロマが鼻腔をくすぐる。
「力を込めるな。刃先の角度を一定に保ち……押し出す力は、俺に任せろ」
低く、甘やかな重低音が、耳元で優しく囁かれた。
男の大きな掌が、栞の小さな手を包み込む。
無骨な指先から伝わってくる、確かな熱気と、圧倒的な筋力。
「……いくぞ、栞」
「は、はい……っ」
男のリードに従い、ふたりで一本の彫刻刀を握りしめ、ゆっくりと力を込めていく。
――サクッ……スゥゥゥッ……。
驚くほど滑らかに、硬質な木肌が美しいリボン状の木屑となって削り落とされていった。
男の強靭な腕力が、栞の繊細な指先のコントロールと完璧にひとつになり、紅霜樹の表面に、淀みのない、力強く優美な文字の溝が彫り刻まれていく。
――サクッ、サクッ、サリリ……。
静かな森の昼下がりに、木を削る小気味よい音が響き渡る。
テラスの手すりの上で、ポムが身を乗り出して琥珀色の瞳を輝かせ、削り落ちた木屑の匂いをクンクンと嗅ぎながら、嬉しそうに羽を震わせている。
文字を彫り終え、蔦模様のレリーフを立体的に削り出し、サンドペーパーで表面を滑らかに磨き上げる。
仕上げに、古民家から持ってきた天然の蜜蝋ワックスを、布に取って丹念に擦り込んでいった。
――キュッ、キュッ……。
ワックスが木肌の奥深くへと浸透するにつれて、紅霜樹特有の深い赤褐色が、まるで極上のルビーのように濡れた光沢を放ち始めた。
彫り込まれた文字が、飴色の陰影を帯びて鮮やかに浮かび上がる。
「……できた……!」
栞の唇から、感嘆の声が零れ落ちた。
ふたりで作り上げた、世界でたったひとつの新しい看板。
重厚で、温かく、決して嵐にも朽ちることのない、ふたりの愛と誓いの象徴。
「素晴らしい看板だ」
レオンハルトは満足そうに目を細めると、看板を軽々と抱え上げ、山小屋のエントランスへと向かった。
ポーチの頑丈な梁に、特製の真鍮フックを打ち込む。
そして――カチャリと、新しい看板が掲げられた。
秋の木漏れ日を浴びて、紅霜樹の看板が、誇らしげに光り輝いている。
テラスを吹き抜ける風が、軒下のセレス草を揺らし、看板の木肌を優しく撫でていった。
ふたりは並んで立ち、その看板を見上げた。
レオンハルトの手が、そっと伸びてきて、栞の小さな手を、横から優しく包み込んだ。
指と指が自然に絡み合い、確かな温もりが溶け合っていく。
「栞」
「はい」
「ここが……俺たちの、帰る場所だな」
「はい。私たちの……大切なお城です」
ふたりは見つめ合い、照れくさそうに、けれど心からの幸福に満ちた笑みを交わし合った。
――そして、翌朝。
平日――かつてなら、栞が満員電車に揺られ、死んだ魚のような目でオフィスへ向かっていた、月曜日の早朝。
原生林の梢からは、朝霧を切り裂くように、小鳥たちの清らかな囀りが降り注いでいた。
美しくリニューアルされた山小屋のキッチンで、小気味よい金属音と蒸気の音が響き渡る。
――ウィィィィン……コトッ。
電動グラインダーが挽き立てのエスプレッソ粉を排出し、栞はポルタフィルターに詰めた粉を、真鍮のタンパーでキュッと力強く水平に押し固めた。
マシンへとセットし、抽出スイッチを入れる。
――ヴィィィィ……トトトトトッ……。
抽出されたのは、漆黒の液体の上に、信じられないほど分厚くクリーミーな、赤褐色のクレマを湛えた極上のエスプレッソ。
続いて、ピッチャーに入れた冷たい牛乳にスチームノズルを差し込み、バルブを開く。
――シュシュシュシュッッ!!
鋭い蒸気がミルクを激しく回転させ、あっという間に、ベルベットのように艶やかな、キメの細かいマイクロフォームミルクが仕上がった。
厚手の白い陶器のカップに、エスプレッソのクレマを崩さないよう、ふんわりとしたスチームミルクを注ぎ入れる。
手首を優しく揺らすと、表面に、美しい一輪の白いハートのラテアートが浮かび上がった。
仕上げに、カカオパウダーをふわりと振りかける。
至高の、朝のカプチーノ。
そして、並行してスキレットの上で焼き上げられていたのは――『特製クロックムッシュ』だった。
古民家から持ち込んだ厚切りの天然酵母山型食パンに、バターと小麦粉、牛乳で丁寧に練り上げた滑らかな特製ベシャメル(ホワイト)ソースをたっぷりと塗り広げる。
そこへ、旨味の凝縮された熟成ロースハムを二枚重ね、さらにすりおろしたスイス産のグリュイエールチーズを、雪のように山盛りにトッピング。
スキレットの蓋をして弱火で熱し、仕上げに表面をバーナーで一気に炙り上げたのだ。
――ジュワワワワッッ!!
溶け落ちたチーズが黄金色に沸き立ち、香ばしい焦げ目をまとってプツプツと泡を吹く。
ベシャメルソースの濃厚なミルクの甘みと、ハムの芳醇な塩気、そして焼きチーズの暴力的なまでの香ばしさが、朝のリビング一面を埋め尽くしていった。
「レオンハルトさん、朝ご飯ができましたよ」
栞がトレイを運び、長椅子の前のローテーブルへと並べた。
ソファに深く腰掛けていたレオンハルトの銀の瞳が、テーブルの上の皿を見た瞬間、少年のようにキラリと輝いた。
「これは……パンの上に、チーズが溶けているのか……?」
「クロックムッシュ、という温かいサンドイッチです。熱いうちにどうぞ」
ナイフを入れると、サクッという心地よい音とともに、中から熱々のホワイトソースとチーズが、とろりと溢れ出した。
大口を開け、それを頬張ったレオンハルトの喉が、大きく上下する。
「…………っ!!」
サクサクの香ばしいパンの歯触り。
濃厚でミルキーなベシャメルソースの甘みと、ハムの確かな肉の旨味。
それらを包み込む、焦がしチーズの力強いコク。
男の眉間が、ふわりと完全に解け落ち、至福のため息が零れ落ちる。
「……美味い。信じられないほど、優しくて……濃厚だ」
「カプチーノも、どうぞ。泡立てたミルクが甘くて美味しいんですよ」
レオンハルトは両手でカップを持ち上げ、表面の柔らかな泡に唇を寄せた。
口元に白いミルクの泡をちょこんとつけながら、男は目を細めてカプチーノを味わい、それから栞の顔を見つめて、穏やかに微笑んだ。
「……甘いな。だが、奥に確かな苦味があって……本当に、美味い」
「ふふ、お髭ができてますよ」
栞がナプキンで男の口元の泡をそっと拭ってあげると、レオンハルトは耳を微かに赤く染めながら、照れくさそうに笑った。
窓の外には、木漏れ日が燦々と降り注ぎ、新調された看板が誇らしげに揺れている。
平日の朝。
誰にも邪魔されない、ふたりだけの温かく、満ち足りた日常が、そこには確かに流れていた。




