魔物か、ファンタジーだなぁ
「ふたりはなんでこの街の近くにに住み始めたんだ?見た感じ僕と歳変わらないよな?」
確かにそうだ。見た目17歳のふたりがわざわざ一人暮らしするのって割と、いやだいぶ珍しいだろう。気になるのも仕方ない。
「あー、なんて言うか·····、偶然に偶然が重なったんだよ。あはは·····」
言っててよく分からない。もう少しまともなセリフなかったのか?誰だこんなこと口走ったの。あたしですすみませんでした。
「なんか複雑なんだな·····まぁ深くは聞かないよ」
「そうしてくれると助かるよ」
いい子だ。好き。
「あ、そういえば、シオン達が住んでるとこって原っぱなんだよな?」
「あ、うん、そうだけど」
「あの辺、最近魔物が出るらしいんだよ。ふたりは見たかい?」
「魔物ですか。少々気になりますね」
エリシアが言う。魔物か。めっちゃファンタジーじゃん。
「魔物がいるとなんか面倒なの?」
「特に面倒ではないんだけどね、そのうち冒険者達が倒してくれるだろうし。ただ、街の近くに魔物が出るのって珍しいんだ」
「魔物は普通ならダンジョンに出るんですよ。ちなみに倒して素材を売ることもできます」
「なるほどねー」
てかエリシアいらん情報まで喋ってるな。金いらないんじゃなかった?
「おい嬢ちゃんたち!できたぞ!」
おお、クロウリーさん。ようやくカレーにありつける!
「暑いから気をつけろよ?あ、エリシアの嬢ちゃんは気にすんなサラダだからな」
「カレーだ、ほんとにカレーだ!いい匂い·····」
じゃあ、
「「いただきます」」
スプーンですくい、口に運ぶ。うん、このスパイシーさ、まさにカレー!あたし好みの辛さだけど、どこか甘みも感じられて·····控えめに最高!星5つ!
「美味しいですねー私菜食なのでこんなに美味しいサラダはありがたいですよ」
エリシアも大満足のようだ。この店ほんとに当たりだったな。これからも贔屓にさせてもらおう。
そうして満腹になったあたし達は店を後にした。
「魔物には一応気をつけてー!脅かさない限りは襲ってきたりはしないはずだからー!」
と、クリスに帰り際に言われた。まぁ用心すれば大丈夫だろう。
って思ってたのにな·····
「おい、貴様。なぜ魔女の香りがするのだよ?」
家の前になんかいた。ピンクの髪をポニテでまとめた女の子だ。ふたつの角が生えてる。身長はあたしぐらいだけどメロンが主張激しいな。羨ましい。揉むぞ?
っていかんいかん。とりあえず、
「あんた、誰?」
「我は魔王が1人、《百鬼夜行》サターニャ様なのだよ!」
え、魔王ってラスボスとかじゃないの?こんな早く出てくるもんなの?




