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ABYSS CHRONICLE  作者: 望月 梓
天恵の歌姫に賛歌を
18/19

初の素材採取はクエストよりも優先です

感想とかくれるとモチベに繋がります(多分)


 強襲の狼を倒し、なんか100メートルくらいあった橋を渡

った俺は遂に2つ目の街「タウラス」へ到着する。

 アリエスと違う点は・・・まぁ、分からない。見た目はほぼ一緒。

 そこでいきなりウィンドウが現れる。


――――――――――――――


 第1の街アリエスのエリアボス「強襲の狼」を倒したことによってセーブポイントの更新が必要となりました。

 セーブポイントの更新は宿屋で行うことができます。

 更新を行わなかった場合ログインした時、アリエスの転移門前まで戻されますのでご注意ください。


――――――――――――――


 「取り敢えず宿屋調べてみるか。」


 今まではアリエスがセーブポイントだったが、今回は新しい街へ来たため、セーブポイントの更新が必要らしい。別に街の行き来は楽にできるからいいと思うんだけど。

 取り敢えず街の宿屋を探す。出来れば安いとこがいいけど、そう簡単には見つからないだろうな。

 2~3分街の様子を見ながら歩いていると宿屋を発見した。宿屋というより、なんかファンタジー系でありそうなペンションみたいな感じ。ファンタジーにペンションはないだろうけどさ。

 正直泊まる場所はどこでもいいのでここに決める。受付でチェックインして、202と部屋番号の書かれた鍵を渡されそのまま部屋と送られる。ちなみに先払いのタイプで1日500リルらしい。割とお手頃な価格。現実だといくらかかることやら。

 部屋の中は質素なベッドとクローゼット、そして1つしかない窓。この部屋の鍵は自分しか開けられないらしく盗まれる等のことは無いらしい。

 ベッドの寝心地を調べるためにベッドに横になる。


 「はー...こんな感じに休んだのいつぶりだろ。」


 ゲームの中ではあるが割と直近にテストがあったりこのゲームを始めてたせいでベッドでゆっくりするということはなかった気がする。(まぁ、現実の世界の俺はベッドでぐっすりなわけなんだが。)

 寝てしまうとセーブされて強制的に現実に戻されるらしいのでとりあえず起き上がった。

 もうセーブポイントは更新されたらしいので宿を出る。もう9時、あの森は割と時間を食っていたらしい。まぁ、ラストのボスキツかったからな...。


 宿を出て数十メートル進むとクエストの掲示板が見える。ここはアリエスとは違って人だかりは全然なかった。

 クエストを見る限り、ここは沼や洞窟といったところがメインらしい。沼荒野の蛙(マッドフロッグ)や前のケイブバットの名前が出ている。

 受けれるクエストに上限は無いので(期限はあるが)片っ端から受理し、洞窟へ先に向かうことにした。


 


 




 「あ? これが買取に出せるわけねぇだろ。他を当たりな。」


 「やっぱそうですよね。」


 分かってはいたが、インベントリを圧迫していたゴミ武器。例えばゴブリンの手斧とかは買取が不可らしい。

 洞窟へ行く前にアイテム整理したいから売りに出そうとしたんだが、原始的な古代の武器は買い取ってくれないな。


 「用がないなら帰りな。営業の邪魔なんでね。」


 このNPC割と生意気だな。圏外だったらちょっと1発ファイアボールを打ち込みたくなるレベルで。言ってることは間違ってはないけど。


 もうこの店には来ないだろうなと思い、店を後にする。

 




 今回行く洞窟にはボスモンスター等はいないらしい。なのに推奨レベルは20。地味に俺のレベルはギリ適正ぐらいなので、慎重に行動をすることが求められる。のだが、


 「よっしゃ! 鉱石いっぱい!」


 入った瞬間に鉱石が出る岩が3つ。これはこのあとも期待ができる。鉱石の出る岩はプレイヤーからは黄色で表示されるらしい。エコーロケーションを使ってみるといつもより少ない規模だが、黄色にマークされた岩がマップに表示された。

 あながち馬鹿にならない強武器ツルハシ、サバイバル系のゲームだと尖った石と木の枝でお手軽に作れる上に「斬る」モーションで「刺す」攻撃を繰り出せるのでメイン武器にする人もいた。


「……って、いう、か……重い……っ!」


 ガツガツと岩の塊にピッケルを叩きつけているのだが、武器として使えるだけあってか今のSTRでは少々取り回しに難がある。


 それでも頑張って岩を叩き続けた結果、十分ほどかけて鉱石アイテムを採れるだけ採ったのだった。

 

 

――――――――――――――

 


・石ころ

何の変哲もない石の礫。

鉱石としての価値は皆無であるが、礫玉としての利用価値はある。


・灰色鉄鉱石

灰色の鉄鉱石。

特殊な効果こそないものの様々な用途に加工することが可能。


・銀色鉄鉱

銀色の鉄鉱石。

この鉄で作成された武器には魔力がこもる。

銀だけど鉄。


・ダランタイト鉱石

加工が困難だと言われるほどの硬度を持つ鉱石。

加工には高度の鍛冶スキルが必要となる。


――――――――――――――


 十分間作業的にツルハシを振り下ろし続けるのは中々に酷であったが、結果としては中々に上々と呼べるのではないだろうか。

 特にポロっと一つだけドロップしたダランタイト鉱石はレア鉱石な予感がする。序盤に加工出来なそうな点が難点ではあるけど。


 どうやら一定回数採掘しきると岩?なるオブジェクトは崩れてそれ以上の採掘ができなくなってしまうようだ。最後の灰色鉄鉱石をドロップしたところで岩は崩れてしまった。


 「さて、どうしよ。」


 クエストのモンスターは別にいつでも倒せるから今度でもいいし、まぁ一旦戻って武器を作ってもらうのが最善かな。とりあえず今回収したアイテムで何が作れるのかを調べておきたい。足りないようならもう一度ツルハシを担ぐ、足りたようなら作ってもらった武器でレベリングしてからツルハシを担ぐ。杖が無かったらこんなの辞める。


 


 素材を提供する約束をしているのでタウラスの街ではなくアリエスのウルク鍛冶屋へと戻ってきた。転移門から転移するの割と癖になるかも。あのスって消える感じ。

 

 「おうい、鉱石集めてきたけどこれで何が作れる?」


「見せてみな……ほう、中々に集めてきたじゃねえか。ってこの最後のやつ俺だと加工できないんだが、お前これどっから持ってきたんだ?」


 「えっと、タウラスの洞窟。名前は・・・覚えてない。」


 「お前さんもうアリエス終わったのか...。序盤なのにあの狼強すぎって話題になってるのによ・・・。」

 

 「もうボス情報出回ってんのか。あれとやるならほんとに

にパーティでやった方がいいぞ。タンクと回復欲しい。」


 「じゃあなんでお前さんはソロでクリアしてんだよ・・・。あれの推奨レベルは高かったはずなんだが?」


 「置いとけ、その推奨レベルくらいだから。取り敢えずこれならどんな武器が作れる?杖限定な。」


 「はいよ、これだと・・・俺の持ってる植物種の枝を組み合わせて、こんなところだな。」


 そう言ってカタログらしきものを見せてくる。


・深林の杖


 天夜叉の森で取れる木材を利用して作られた杖。昔から使われているため性能はお墨付き、耐久力は微妙。


・ウッドステッキ


 天夜叉の森で採れる木材を利用して作られた杖。杖だから木で作られるのは当たり前。しかしこれこそが木の杖なのである!

 

・???


 ????????????????????????




 「ふむふむ………これ下の何?あと天夜叉の森行ってたのかよ。」


 「入口だけな。妙に落ちてる枝を拾ったら素材だったって話だ。で、その謎が出てるのは俺の鍛治スキルだとまだ何ができるかわからないわけだな。」


 「完全ランダム?それともスキルレベ上げれば分かる感じ?」


 「多分スキルが上がればできるようになる代物だろうよ。あとどうすんだい。」


 「んー、性能がよさげなのはどっち?」


 「多分後のほうだな。魔法クリティカルの発生率が上がってる。」


 「よし、それじゃああとのほうで。」


 「はいよ、時間かかるから明日にでも取りに来な。」


 「りょーかい、楽しみにしてるからなって言ってもログインするのは夜になるけど。」


 「わかったよ、夜取りに来い。」


 こんな感じに会話を終えて宿屋へ向かう。どうせログアウトしたいのでこっちの世界で寝てみるかなんて思いながら転移門へと戻った。

???については10%の確率で成功する現状より1つ性能の高い武器のことです。失敗したら素材はかえってこないのでただの博打。

LUKのステが確率に影響するとかしないとか。

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