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ABYSS CHRONICLE  作者: 望月 梓
天恵の歌姫に賛歌を
19/19

クエストは簡単ではありません

遅れました。更新です


 結果から言うと全く寝れなかった。今はもうログアウトして夜の11時手前。なんであの時は寝れると思ったのか分からないけど、とりあえずベッド硬いし枕硬いし寝心地は最悪。そのため結局自分からログアウトをしなければならなかった...。


 



--------------------------------------------


 眠りについて4時間後の朝6時半。朦朧とする意識の中適当に支度をして忌々しき学校へと足を運ぶ。これで運動部で朝練ある人本当にすごいと思うよ。普通過剰労働で死んじゃう。(まぁ、労働ではないけれども)

 学校に到着し、窓側のいつもの席へ。クラスメイト達が朝のホームルーム前に下らない世間話をしたり、小テストの予習をしたりと様々な用途で使われるこの時間。それを俺は寝るという有効的な活用にすることにした。

 だがその睡眠は入ろうとした直前に阻まれる。


 「どうしたんだよ寝るなんてらしくもない。」


 「いや、ちょっとゲームにハマってな。」

 

 俺の眠りを妨げたのは俺の前の席の鬱陶しいやつ。卓上同好会に入ってる癖に運動神経抜群のクラスに一人はいるやつ。名前は山形敬(やまがたたかし)


 「この時期にゲームにハマるって終わりだろ...勉強しろ勉強。」


 「すまんな、勉強はしてるんだわ。テスト結果で大差つけてから言え。あと地味に俺は推薦狙ってる。」


 「推薦ね、俺もやってみようかな。無理なら最初の審査で落とされるだろうし。」


 「推薦は推薦で面倒だからまともに勉強した方がいい。実力で受かればそのまま大学もついていけるしな。」


 推薦で合格した人達が大学で苦戦を強いられてるのはよく知っている。先生も口をとがらせて言うし体験談を聞いたし。


 「そういやハマったゲームってなんなのよ。この時期に始めてガチハマリなんだろ? 一昨日発売したあれか?」

 

 「そうそう。あれは今のところ神ゲーだわ。世界が物理エンジンを利用して動いてる。いきなり浮いたりしない。」


 「バグばっかのゲーム出さないや・・・あ、お前のやるゲーム大抵バクが見つかるわ...」


 「そうなんよな、即死武器を対人戦で装備できる時期はホント苦痛でした。勝率2割くらいだったからコントローラー投げた覚えある。」


 「聞いたよ。なんで勝てるのか訳分からんけどな。まぁ、程々にって言ってもあと2日で夏休みか。」


 「そういうこと。ある程度はやり込むわ。」


 そこからはたわいも無い世間話が入る。「今日の授業さー」とか「昨日なこんなことがあったんやけど」とかそんなどうでもいい話をしていたらホームルームが開始される。

 そのとき視線を感じた気がするが多分気の所為だろう。



―――――――――――――――――――――――――――


 「月曜はきつい...」


 今学期最後の月曜を終えようとしている感想がこれだ。

 ゲーム快楽によって忘れられていたつらさを体が思い出す。

 月曜の時間割は明日が修了式である関係もあるが、数Ⅲ、英語、物理、掃除といつもよりは楽だけど理系のオンパレード。数学と物理は解けるから楽しいんだけど。英語はほんとにきついんだって。酷い渋滞とかなんでheavy trafficなわけ?どっからheavy出てきたんだよ。

 

 今日の授業関連を全て終え帰宅途中。揺れる電車の中でSNSを確認しているととあるやつからDMが飛んでくる。


 「テスト終わったから今日からは入るわ。すぐ追いつくから追いつかれて泣くなよ〜」

 

 こいつマジでムカつくな。というかお前が本気出したら俺が勝てるわけないやろ。

 こいつというか千里は昔から自分のやるゲームを俺に強要してくるやつなんだが、やたらゲームが上手い。元はネットで知り合ったやつだったけどまさかの実家の近くなのが分かり、そこからはお察し。

 その時から週一くらいでゲームをするわけなんだが、協力プレイではなくゴリゴリの対戦ゲームをすることが多かった。時々俺の姉さんと協力でボコろうとするだが、それでも五分。

 俺が高校生になるくらいからあっちは仕事に着いたのでやる頻度は少なくなったが、今でも親交のあるゲーム仲間である。

 

 「まぁ、追いつかれないためにも進めるか。」


 少し電車に揺られたあと最寄り駅に着き徒歩で帰路に着く。

 15分ほど歩くといつものアパートへ帰宅。今日は特に何も出されてないのでやることもなし。


 ベッドに仰向けになり、頭にヘッドギアをつけて手にはめる。そして、あの世界が待っているという興奮と共にあの仮想世界へはいるための切符となる言葉を紡ぐ。


 「フルダイブ! 」


 


―――――――――――――――――――――――――


 

 さて、仮想世界3日目。やることと言ったら攻略しかない。取り敢えず夜飯まではレベル上げと探索かな。マップを確認しようとしたが前に鉱石を採掘したところのクエストが終わってなかったことを思い出す。


 前回と同じ道を通って素晴らしき採掘場へ。そしたらまた岩ができていたのでピッケルで限界まで収集した。

 得にめぼしいものは落ちなかったけどまぁ、後でいい感じに素材提供できるからいいかな。

 2個目の岩からの採取が終わったところで横やり(モンスター)が現れる。見た感じケイブバッド。ケイブバットって警部BADって書けるよね。どうでもいいです、すいませんでした。

 

 「あいにくお前の対処法は知ってるんでな。」


 ショックボルトを放ち動きを止める。そこでフロストバレットを叩き込む。これはもうパターンだからこいつでレベル上げするのはありかもしれんな。多分30ぐらい倒さんといけないけど。

 それから、ケイブバット、レッドスライム、武器が仕上がりのいい斧になったゴブリン。いや、アリエスとタウラスでモンスターの文明の力が違いすぎな。そして強かったものと言ったら三体で来た赤鬼帽子(レッドキャップ)ぐらいなものだろう。コボルト三体と戦った時とは違い、フェイントやより練度の増している連携。こっちが攻撃する隙を見つけるまでは本当にきつかった。結局は2体目と3体目の攻撃の間に少し亀裂を入れると連携が崩壊したので少し時間がかかったけど、ダメージを4割程度に押えて撃破できた。あ、回復せねば。


 回復を挟んでエコーロケーションをかけるともうマップが終わりを迎えてきていた。あとは一つの岩から採掘して最後のクエストの標的であるジュエルトータスらしきやつを倒せばいいのだけれど・・・あれか?

 目の前には高さ4メートルほどの岩、いや普通に考えれば十分巨体のリクガメがたたずんでいた。

そして敵の名前が表示される

 「NM 宝晶の宝石陸亀ジュエルトータス」いやネームドとか聞いてない。帰るかさすがに勝てなそうだし。そう思って戻ろうとするとトータスと目が合う。そして二秒ほど目が合っていたがトータスは周りの空気を自分のところ、いや口に吸いこんで俺に狙いを定める。


 「犯罪未遂レベルだし何なら何にもする気なかったわ!」


 そう言って相手のブレスをよくTPSにありそうな緊急回避で回避。これ出来るとは思わなかったけどな。立ち上がった時にはもう相手は臨戦態勢。ブレス後に硬直があったっぽいがもう期待できないだろう。そして相手の情報を読み取る。今はなってきたブレス、多分これが最大の主砲。背中には宝石みたいなのが埋め込まれた硬そうな甲羅があり魔法ダメージも体の部分に当てなければダメージがぐんと減る、もしくは無効化されるだろう。

 ん? もしかして、背中の宝石全部売ったらいい金になる?


 「おぉ、今日の資金源はこいつで決まりだな。さてどこから切り崩していくべきか…」


最大の難点はあるがジュエルトータスと俺の戦闘は勃発した。 

 

 

 

 

これは最近知ったのですが、海ガメがタートル、陸ガメがトータスらしいですね

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