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雪の日と私
窓の外が、白く染っている。
私の色に染まるこの景色は、嫌いではない。
しかし、起きてきた人間はそれを見て一段と騒がしくなる。
身体中、何枚も布を重ねて寒さを凌ぐらしい。毛が無いというのは、不便そうだ…。
そのうち美味しそうな香りが漂ってきた。
人間が息を掛けながら、幸せそうな顔をして口に運んでいる。
味噌汁と言うらしい。
あれは…少し気になる。
私はまた外に目を向ける。
白の中に曙色が見えた──
白い地面の上を慎重に歩いているようだ。時々毛が膨らむのを見ると、とても寒いのだろう。
大変そうだが、白い地面も少し気になる…。
私は欠伸を一つ。
曙色の猫が残した足跡は、白の上に長く続いていた……




