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きみをすくう物語 ―雨涙の神子と錆付きの王―

作者:遠森 倖
約12万文字。薄い小説一冊分(読書時間1時間30分程度)。完結します。
変わり果てた友人と紡ぐ、少年と救済の物語。

砂と岩の国に生き、水に呪われ涙さえ枯れ果てた民、カルマ。彼らに齎される唯一の奇跡、涙で雨を呼び民を潤す存在――神子。
辺境の村に生きる少年、レオとアリスは身を寄せ合うように生きていた。アリスが神子だと発覚し、城に召し上げられるその日まで。

八年後、アリスを追って登城したレオが見るのは、世界の理か、人々の弱さか――



<登場人物>
アリス  カルマの国で唯一涙を流し、雨を齎す神子の少年。口が悪く精神的に不安定。
レオ   アリスの幼馴染。神子を追いかけ宮廷料理人として城に上がる。飄々としており、柔軟な性格。祖字は書き出せるが才能はない。
キリ   神子親衛隊長。枯れた二年で全てを失ったがために、救済の象徴である神子に固執する。真面目で意固地。マリベルには頭が上がらない。
マリベル 城の女中。元々はキリの家に仕えていた。見た目は可憐な少女だが年齢不詳。
アンバー 神子学研究室長。カルマの根幹をなす神子の解体を目論む。その探究心は神をも恐れない。
殺戮王女 真紅の髪を持つ国の現党首。王家が純血主義を掲げ近親婚を繰り返したことの弊害で、狂戦士の気質を発現している。戦場を何より愛し、純白の花嫁衣装を纏って切り結ぶ相手を探している。

<用語紹介>
カルマ 国、民、どちらも指す。砂と岩の大地、極寒の夜と灼熱の昼。その過酷な環境に適応進化した種族。その結果、砂塵から身を守る為に瞳が瞬膜で覆われ、涙を流すことができない代わりに、心が頑健になったといわれている。
神子 水に呪われたカルマの中で、唯一涙を流し雨を降らせることができる存在。代替わり制で、現在確認されているのは男児のみ。
神子制度 散発的に再誕する神子の心身の庇護を、血統によって維持される王族が行うという建国時から存在する制度。
祖字 カルマの一部の者が書き出し操ることができる世の構成要素。魔術、呪術、科学等、あらゆる分野を学ぶにあたり祖字が基礎となっている。
世界がすくわれた日
2016/05/19 00:21
残響はモノトーンで 01
2016/05/26 23:09
残響はモノトーンで 02
2016/05/28 01:16
残響はモノトーンで 03
2016/05/30 23:16
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