↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ヒュービック大陸興亡記  作者: 田中好雄
第7章 王都攻防戦
66/76

7-8 秘策

何と、ディック様が王国に攻め込んできた。いつかこういう日がくるかも、と思っていたことが当たってしまった。やっぱり女の勘は当たる。だけど何で今なの?子育てに忙しいのにまったく、あの馬鹿弟め!


でもずいぶんメラニア様とお会いしていない。夫のカンタからの話では神の元へは召されていないそうだけど、今はどこにいるのかしら?メラニア様の居場所をカンタに聞いたことはあるけどいつも「クリス様しかご存じない」という答えしか返ってこない。


クリス様と直接お会いしたことはないけどカンタの話を聞く限り、私とは相当に相性が悪い。だって目的のためなら手段を選ばないって、怖すぎよ。私にはカンタのような「怖いことは考えられるけど臆病だからできない」くらいの人がちょうどいいわ。


でもディック様も思い切ったことをするわね。いくらメラニア様の事が好きでもわざわざ大軍を連れて奪いに来る?まあ人の恋路を邪魔はしませんけど。でもそれを知っている人はいないのかしら。知っている人が王国軍にいればメラニア様をヘンタイ弟に渡して終わり、なのにね。


「あなた、ディック様を幼少のころより存じ上げております私に良い考えがありますわ」

「ほう、伺おう」

「メラニア様をディック様へお渡しすればいいんです」

「話がよくわからぬが」

「何でよ、簡単な話でしょ!」

「どうしてメラニア殿がでてくる?」

「これだから男って駄目ね」

「いや、話が分からないから」

「まあそうでしょうね。あなたはずっと私からの求婚がわからなかったお人ですもんね!」

「ん?何の話に?」

「もういいですわ!」


まったく、男は本当に鈍い。軍は私を総大将にすればいいのに!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。