18話 エクストラスキル
魔術都市には想定通り1週間で到着した。
魔術都市で俺がどう振舞うのが良いか3人で相談した結果、ユニオの体で岡島賢一として生活することになった。
あれから暇つぶしに「魔法陣出るだけトレーニング」を繰り返した結果、俺の精霊運用能力は更なる進化を遂げたのだ。
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スキル
精霊召喚<Max>
火精召喚<Max>
水精召喚<Max>
風精召喚<Max>
土精召喚<Max>
光精召喚<Max>
闇精召喚<Max>
エクストラスキル
合体召喚
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ようやく6属性の召喚能力が最大値まで上がった。
水だけ上がらなかったらどうしようかと思っていた。
まだなんとなく水との相性の悪さは感じるのだが、全てのスキルがカンストしてから召喚可能数に限界を感じたことはないので相性差はもう関係ない気がする。
それより重要なのが、エクストラスキル合体召喚だ。
これは複数の精霊をまとめて召喚できるスキルだ。
元々まとめて複数召喚していたじゃん、と言ってしまえばそうなのだが、複数召喚というより混ぜて召喚できる感じだ。
どういうことかというと、火水風の洗濯乾燥魔法を3種類の精霊で調整する必要がなくなり、洗濯乾燥精霊として最初から1体ポンと召喚できる感じだ。
役割を持たせた精霊をイメージして召喚するだけで、細かい調整がいらない。
なんのイメージもせず「世界を終わらせる精霊よ、出てこいや」と丸投げしてもどうにもならないが、「水を風で冷やして氷」みたいにある程度属性ごとの運用が頭の中にあれば十分なのである。
素晴らしい。擦りまくっていこう。
ちなみに雷は発生方法をがよくわからずまだ作れていない。「水と風で雷」では不十分だった。
話を戻してユニオだ。
元々6属性の精霊を分けて召喚していたユニオは、機能を分担させている都合上、人と言うには若干違和感がある挙動だった。
なんというか、色々噛み合っていないのだ。
闇精の認識誤認でカバーしていたとはいえ、魔術に耐性のある人間相手では人形だとすぐバレてしまう。
実際、シャルロットやフォリアに初めてユニオを見せたときは「動きが気持ち悪い」と言われてしまった。
不気味の谷的なことかもしれない。
スタッツでバレなかったのは幸運と言える。
だが、合体召喚でユニオを召喚すると、動きの違和感がだいぶ減る。
それに、闇精の認識誤認が必要ないくらいに、皮膚の質感が再現されるのだ。
光精の生命を操る力とかがうまくシナジーを起こしているのだろう。
フォリアたちはこのような人形を作り出せる人間は見たことがないらしい。
全部マニュアルの魔術師では無理だろうな。実際俺は何も原理を説明できない。
精霊さんたちが上手いことやってくれました、という感じだ。
「精霊召喚」スキル、壊れスキルなのだろうか。
だが、やはり精霊に心はないようだ。
ユニオの自然な動きを演出できても、そこに心はないのだ。




