【第二章 第十三話 血液検査】
【シェルピェン・ザウェク視点】
少し固いベッドの上で目を覚ました私は、兵舎の天井をぼんやりと眺めていた。
あぁそういえば。私はあのおぞましい悪魔に雑巾のように引き裂かれて殺されたんだった。それなのに、私はまだこうして生きている。
まだ少しぼんやりとする頭で窓の外を眺めていると、コンコン、と控えめにドアを叩く音がした。顔を出したのは、上官のヴェークテルン・シュミート中佐だった。
「起きたか、眠り姫」
「はい。起きました、天使様」
私が冗談めかして返すと、シュミート中佐はベッドの近くにある椅子に腰掛け、冷たい水が入ったガラス瓶を差し出してくれた。ありがたく受け取って一口飲むと、喉の奥までスッキリと冷気が染み渡る。
「……なぁ。お前も、そしてヨハネも、あの戦場で体が完全に再生した」
静かなトーンで告げられたその言葉に私はピタリと動きを止めた。
あ、あぁ。流石にあんなド派手な死に方をすれば、私が不死身だということは完全にバレてしまったらしい。
けれど、不思議と心に恐ろしさはなかった。この人にならバレたってよかったし、これ以上隠して秘密にする必要もないと感じていたから。
彼は口に手を添える。
「いったい何が起こっているんだ……? 俺のところにも能力者が次から次へと能力を進化させているという報告が、いくつも上がってきている。ヨハネもそうだ。俺だって治癒の力を得た」
私はドーヴァーの空で目撃したあの『首無しニワトリの悪魔』の姿を思い出していた。
「アイギスですら、目の前で進化していたからな」
「ニワトリの魔王様でしたね」
「ああニワトリだよな。あんなにも心の底から恐怖を抱いたニワトリなんて、戦場で味わったどの恐怖よりも強かったな……」
いついかなる時も冷静沈着なヴェークテルンでさえ、あのエドワードの姿には純粋な恐ろしさを抱いていたようだ。けど『ニワトリ』を強調する辺り、内心では笑っているんだろうな。
中佐殿は少し思案するように目を伏せた後、一つの仮説を口にした。
「もしかしたら、俺たち能力者は戦いの中で限界を超えれば、怪物か、もしくは天使のような存在へと『進化』していくんじゃないか?」
「進化、ですか」
「あぁ。シェルピェン・ザウェク。俺は、お前にもそのうちそんな『進化』の時が来るんじゃないかと予測している」
彼はその美しい金色の瞳を私へじっと真っ直ぐに向けてくる。なんて綺麗で、芯の通った真っ直ぐな目だろう。
「だとしたら、私はいったいどんな化け物になってしまうのでしょうね?」
「では、あえて聞こう。お前は何になりたい?」
「えぇ〜〜〜」
急にそんなことを聞かれても困る。だが、私の口からはスラスラと希望の姿が出てきた。
「ヘビモスに」
「却下だ」
「なんでですか! あんな最強生物に一度は憧れるじゃないですか!」
「却下」
「じゃあケルベロス!」
「却下」
「フェンリル!!」
「きゃっ……許可しよう」
「やった!」
そういえば以前から彼は言っていた気がする。でっかい犬とか獣が大好きだと。特に犬が大好きだと。犬のなかでも大きな大きな犬がいいのだと。だからヴェークは定期的にグリフォンのルカをモフモフと抱きしめて、柔らかさを堪能していらっしゃる。ドイツ人って本当に犬が好きですよね。
中佐殿はふざけながら笑ってくれた。
「お前はこれから先フェンリルになろうが何になろうが、ずっと俺の部下だ。いいな?」 「はいっ」
私は嬉しくなって、満面の笑みで頷いた。
きっと、私がどんなに恐ろしい怪物に進化したとしても、この人は決して私を見捨てたり、怯えたりはしないのだろう。だって彼はすでにあの海で『最も恐ろしい存在』を見て、それでも逃げなかったのだから。
翌日。
私が無事に隊へ復帰して訓練場へ顔を出すと、猛スピードで飛んできたペネロペちゃんに思い切りハグされた。
「あぁッ、私の小さな天使様! ご無事でなにより!」
「ペネロペちゃんも無事でよかった」
女の子同士で抱き合いながら無事を喜び合っていると、後ろから陽気なイタリア人の声が聞こえてきた。
「ブジョワ少佐殿〜! 相手は無事だったんだしさいっそ告んびょッ!!」
直後。カルロが何かを言い終える前に、ヨハネの無言の念力によって、訓練場の固い砂へ顔面を叩き落とされていた。
私は急いでヨハネの元へ駆け寄り、彼を見上げて告げる。そろそろ伝えるべきだろうとおもっていたんです。私はやはり『不死』かもしれません、いえ、ほとんど確定しました。そんな私を、素敵すぎる貴方に付き合わせるわけにはいきません。
「ごめんなさいヨハネ。私、この命は国に捧げると決めました」
私の後ろでペネロペが手を叩きながら笑い崩れた。
しばらく、ヨハネはその場から一歩も動かず昼になった。
◇
昼時の賑やかな食堂の片隅で、ヨハネは完全に心が折れたようにテーブルへ顔を伏せていた。そんな彼の隣にスッと腰を下ろしたアランは、慰めるようにそっとヨハネの背中をさする。
「ああいう子はね、貴方のためを思ってフル優しい子だよな。あぁわかりますよそこが余計にいいんでしょう?」
「まだなんも言ってねぇが」
顔を伏せたまま、ヨハネが地を這うような低い声で呻く。アランはさらに背中をポンポンと叩いた。
「けど相手が悪かった。あれは銃を持ったシスターの道を進もうとしているんです、諦めきれるまで酒でも飲んで」
「そんな安っぽい酒で酔えるかよ……酔えるならすでに飲んでる……」
「しかしロリコンは」
「違う!! そんな安っぽい感情でもねぇ!! そもそも付き合ってはいけない相手なんだよわかるか!?」
図星、あるいは地雷を踏まれたのか、ヨハネがガタッと勢いよく顔を上げてアランに詰め寄った。普段の理知的でクールな面影など微塵もない必死すぎる形相だった。
「わか」
「純粋な清らかな存在と対等に並ぶ方が可笑しいんだ誰とも付き合わず永遠に美しい存在のままでいてほしい!」
アランの相槌すら食い気味に遮りヨハネは早口で自身の歪んだ、しかし本人にとっては無垢な信仰心でクソデカ感情をまくし立てていく。
アランは若干ドン引きしそうになるのを堪えつつ、わざと意地悪な質問を投げかけた。
「もしザウェク中尉に好きなヒトが」
「そいつをコロス!!」
ヨハネの背後で堕天使の青い炎が幻覚のようにメラメラと燃え上がった気がした。一片の迷いもない即答と、ガチの殺意。そのあまりに重すぎる愛の形に、アランは乾いた笑いを漏らすしかなかった。
「うわぁ厄介な男ねぇ」
──後日、その厄介な男ヨハネ・ド・ブジョワは『少佐』に上がり、能力階級も『Ⅷ(八)』から『Ⅸ(九)』へ上がった。
◇◇◇
【ヴェークテルン・シュミート視点】
俺はついに『大佐』まで登り詰めた。ああッ、大佐! 大佐だって! ついにここまで俺は来たんだな!
そんな舞い上がりまくった、ある日のこと。
俺たち遊撃部隊の元へ軍上層部から一通の通達が届いた。
『全能力者血液検査の実施について』
傷病兵の生命を救うための『輸血』という最先端の医療技術が、いよいよ能力者に対しても開始されるらしい。能力者の血は古くから『魔術』やら『呪い』やらといった迷信で語られがちだったが、ついに科学がそれらを白紙にしてくれる時代が来たようだ。
そのためには、まず全員の血液型を検査して登録する必要があるとのことだった。
能力者は、この国の人口の約三割ほど存在している。俺が率いる小隊は百二十人だが、その内二十一人が能力者なので比べると少ないが代わりに質がいい。
検査当日。俺たちは男性と女性に別れ、医務室の前に列を作って腕を差し出すことになったのだが。
列の最前列でぼろ布ことイタリア人のルカが大騒ぎをはじめた。
「嫌だぁぁぁッッ!! 痛いのは嫌だぁぁぁッッ!!」
大の大人が医者を前にして涙目でじたばたと暴れている。すると、同じくイタリア人のカルロまでが両手を組み、天を仰いで真剣に神へ祈りだした。
「神よ……どうか、この場にある注射器の針を全てへし折ってください……アーメン」
そんな浅はかな願いが叶うなら、とっくにこの世から戦争はなくなっているだろうな。
心の中でため息をつく俺だったが、そんなやかましいラテンの二人は、奥から一人の『看護婦』が出てきた瞬間に、揃って従順な犬へと化した。
「はぁい。ちゃんと我慢できたら、私がすぐに治してあげるからね?」
甘い声で微笑んだその看護婦は、怯えるルカの腕を両手でそっと優しく包み込んだ。
彼女の背中には小鳥のような小さな『白い翼』があり、胸元には能力階級『Ⅸ(九)』上位ランクを示すバッジが光っている。ということは彼女は俺と同じ『治癒』の能力者なのだろう。文字通り本物の『白衣の天使』の登場だ。
彼女はルカへ聖母のように微笑みかけ、優しく椅子に座らせた。
「終わったら、私の能力ですぐに傷口を癒すから。ほら、力を抜いて腕出して?」
「ハイッッ……!」
顔を真っ赤にして即答するルカ。すると、並んでいたカルロがなぜか恨めしそうな赤い目で、俺の顔をガン見してきた。
「なんだ? なにか用かな?」
「同じ『癒しの天使』なのになぁ、なんだろうなこの圧倒的な差は……」
「そうか。なら、俺が特別に癒してあげようか?」
「結構です」
俺は一歩、また一歩とカルロの元へジリジリと距離を詰めていく。
「遠慮するな。俺の治癒は少しばかり全身がビリビリと痺れるだけだぞ?」
「いえ、結構です! お気持ちだけ受け取ります! あのっ本当に結構ですのでッ!!」
俺がカルロを脅して遊んでいる間にルカの番が終わったようだ。ルカは両手で何度も白衣の天使へ投げキッスを飛ばしながら、「あぁ、美しき癒しの天使よ!」だの「君という美人のおかげで痛みなんてまったく感じなかったよ!」だのと言っている。本当に調子のいいヤツだ。
次はヨハネの番だ。
ヨハネは無言でスッと腕を差し出し、太い針を刺されても眉一つ動かさず、むしろ自分の血が抜かれていく様子をジッ……と冷静に観察していた。そういうのは平気らしい。まぁ、注射がダメなヤツはどんなに屈強な男でもダメだからな。
ええ、もちろん俺はダメなタイプです。
◇
【エドワード・バイロン視点】
奇しくも同じ頃。
大英帝国の軍施設でも、エドワード・バイロンは医者に右腕を差し出していた。
太い注射針が血管を貫き、自らの腕から血液が静かに抜かれていく。ガラスの容器がまるでインクのようにどす黒い赤で満たされていくのを、俺はただジーッと見下ろしていた。
採血が終わった後。俺は人気のない廊下を歩きながら、隣を歩く予知能力者のフェイビアンへ青い目を向けた。
「……フェイ」
「わかってる。俺とお前の間ならなんともない。ただ、お前の血を普通の人間に入れた場合は『悪魔との契約』に繋がる」
やはりそうか。自分が化け物へと覚醒した今、その血液が常人にどんな影響を与えるかは想像に難くなかった。
「じゃあ、アーサーの場合は?」
「アイツの血は人間にいれても全く問題ないし、逆に能力者に輸血した場合は『最高の回復薬』になるだけ」
「ではなんのために全軍で『血液検査』なんてやっているんだ?」
俺の純粋な疑問に、フェイビアンは肩をすくめて薄く笑った。
「フリだよ、フリ」
硬い軍靴の足音が無機質な廊下に冷たく鳴り響いた。
◇
【ヴェークテルン・シュミート視点】
数日後。
先日行われた『血液検査』の結果が俺の元へと返ってきたのだが、そこには軍上層部からの極秘の報告書が同封されていた。
内容に目を通した俺は、眉間を深く揉みほぐした。あまりにも妙な書類だったからだ。
ヨハネの血液を輸血した被験者には、『翼が出現した』……?
ペネロペの血液を輸血した被験者は、『血反吐を吐いて死んだ』……?
そして極めつけは、シェルピェンの血液。輸血された三十代の被験者が『十代後半から二十代前半の若々しい姿に若返った』だと……???
「……なんだこのオカルト紛いの報告は」
ペネロペの件は、まぁわかる。アイツの正体は毒を撒き散らす悪竜だ。人間の体に入れていい血液ではない。神話の竜の血液に人間が安易に手を伸ばせば、どうなるかなど火を見るより明らかだ。
しかし、ヨハネは何故だ? 確かにドーヴァーの空で覚醒した彼の姿はまるで堕天使のようだったが、だからといって輸血された人間にまで『能力』が出現しただなんて到底信じられない。じゃあ被験者を若返らせたシェルピェンは一体なんなんだ、という話になるが……。
問題はそこではない。
軍上層部は、シェルピェンとヨハネの血液が持つ『異常性』についての研究を急ぎ進めたいらしく、俺に対して『二人の身柄を直ちに本部の研究施設へ寄越せ』と通達してきた。逆らえば反逆罪となり、この隊は全員粛清されるだろう。俺とペネロペは能力的に殺されはしなくとも、厳しい拷問漬けの毎日になるのは確実だ。
俺は執務室の椅子に深く腰掛け、窓の外に広がる雪景色を無言で眺めていた。
この通達については、まだ部下には誰にも伝えていない。引き渡しの期限は来週まで。俺は二人に荷物をまとめさせ、即座に本部へ向かわせなければならない。
俺の中で二つの意見が激しく対立していた。
『大人しく国へ差し出した方がいいに決まっている。お前はなんのために軍で昇進しようとしているのか、忘れたか? この国の『希望』として民を支え、ヴェークテルン・シュミートがいかに素晴らしく完璧な存在であるかを、世界に見せしめるためだ』
あぁ、そうだ。これは俺の拭い去れないエゴだ。
『俺はアーリア人として完成されきっている。両親も先祖代々もこのドイツの地で産まれ育った純血だ。鏡を見ろ。金色の髪に金色の目、容姿だけでなく体格と能力にも恵まれ、さらには神から授けられた『治癒』の力まである。この国を勝利へ導くために産まれたと言っていい』
ずっとそう信じ、そう思い上がりながら、俺は若くして大佐という今の地位まで上り詰めてきた。
『たかが劣等民族の二人を差し出す。それだけのことなのに何故そこまで躊躇するのか。一人は、まぁ確かに差し出すには惜しすぎるほどの美形だ。あそこまで美しい顔を持つヨハネは認める』
そこはやはり認める。顔だ! やはり顔がいい者はそれだけで神から愛された何よりの証拠だ! そこは間違いない。
『だが、あの小娘、シェルピェン・ザウェクは今は無きポーランド人だぞ。能力階級も『Ⅴ(五)』というギリギリの特例で将校に入れただけの、ただの戦場の使い駒にすぎない。ヨハネは能力的にも替えの効かない存在だから交渉する余地はあるとは思うが……あの小娘なら、彼女以上の能力者なんて他にもいくらでもいる。能力の内容自体は珍しいが結局はヨハネの下位互換だろ?』
頭の中で保身のエゴがずっと騒ぎ立てている。
『ほら、さっさとあの二人に通達しろ。国に差し出せ。早く、早く。お前が迷う必要なんて、どこにも無い』
……だが、その先にあるのは、耐え難い『後悔』だけなんじゃないのか?
普通に考えれば、軍の命令に従って差し出すしかない。逆らえば反逆者だ。だが、俺はそれで本当にいいのだろうか。自分を守るために簡単に仲間を見捨てて、その道の先に本当の幸福などあるのだろうか。
愚かだろうと、醜かろうと、運命に抗う……ああ、それがいい。
俺は、このどうしようもなく理不尽な世界の運命に抗いたい。たとえ反逆者だと後ろ指を指されようとも、俺は俺の部下を守りたいのだ。
とカッコよく言いたいところだが、しかし反逆者は嫌だなぁ。問題がありすぎるし、亡命先も無いし。いっそのこと、国を裏切らずに俺自身がその『研究』に携わり……。
そこまで思考した瞬間。俺の脳裏に、とてつもない閃きが舞い降りた。
「あ!!!」
思わず大声を上げ俺は執務室の椅子からガタッと勢いよく立ち上がった。
そうだ。ああ、そうだな! 簡単なことじゃないか!
「ああ! 俺がやろう!」
俺は誰に聞かせるわけでもなく興奮した声で叫んだ。そうだな『能力者の血液研究』の全権はこの俺が受け持てばいい!
冷静に状況を整理してみよう。すでにヨハネとシェルピェンの血液の異常性は、軍上層部が完全に情報を握ってしまっている。今更『実は検査の手違いでした』などと隠蔽することは不可能だし、言われるがまま身柄を差し出さなくては、俺たちは軍から反逆者として扱われ粛清される。
ならば、どうするか。
俺から上層部へ堂々とこう提案すればいいのだ。
『その人工能力者の開発および研究責任者について、この私、ヴェークテルン・シュミートにお任せください』と。
普通の大佐がそんな大口を叩けば鼻で笑われるだろうが、今の俺にはそれを通すだけの最強の実績がある。俺はたった百二十一人の部隊で特異点のヘビモスを討伐し、さらにはあのイギリスの最強戦力を退け、ドイツの巨大艦隊の海峡突破を成功させた部隊の隊長だ。軍上層部からすれば俺は今もっとも信用できて有能な軍人の一人である。彼らが『国を挙げた最重要機密の研究』を任せる相手として、俺以上に適任な人間はいないと錯覚させることは容易い。
そうして国から研究の『全権』を握ってしまえば、こちらのものだ。
俺はヨハネやシェルピェンを他の非道なマッドサイエンティストたちの手から完全に守りつつ、自分の部隊の厳重な管理下で、国家のために日々実験を進めているフリをする。のらりくらりと安全で無害な偽のデータをでっち上げて本部に報告したり、適当なもっともらしい理由をつけて実験計画を遅延させたりしながら、国が目論む非道な『悪魔の量産計画』そのものを、俺の権限で意図的に『飼い殺し』にしていける。
国を欺き、部下を守りつつ、国の予算も権力も貪り尽くす。完璧すぎる計画だ。やはり俺は天才かもしれない。
かくして、俺の立てたこの大口叩きの嘘八百な交渉は見事に通り──。
ヴェークテルン・シュミートは、若くして『国家最重要機密の研究責任者』として、特務計画の全権を握ることとなった。
それに伴い、俺が率いる百二十一人のならず者部隊も丸ごと一般の国防軍という枠組みから外れ『国家直属の特務機関・特別研究および警護部隊』へと、異例の超格上げを果たしたのである。




