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俺を召喚したのは誰なんだ!〜召喚者達に祝福を〜  作者: 小生
第一録 召喚者(しょうかんせしもの)と召喚者(しょうかんされしもの)
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召喚6 ホワイト公爵家での日々5〜だから……俺を召喚してくれて……〜

ハルマは遂に自分を召喚したと言う者に出会う?

彼女はハルマに何を話すのか。

本当に彼女がハルマを召喚したのか!?

オリジナル異世界ファンタジー小説第七話!

……はぁ〈そうだと言っておるだろう余の言葉が

そんなにも信じられぬのか?〉


「そうか…アンタが俺を…一言だけ言わせてくれ」…

〈そうじゃな……其方が怒るのも当然じゃの‥〉


………「ーーありがとう!ーー」ニカッ!


満面の笑みで感謝を伝えられた。

カッカッカッ!力強い足音が近づき


〈…な‥なぜ…何故じゃ!其方は何故余に感謝する!?

何の了承もなく突然召喚したのはこちらなのじゃぞ!

おかしいではないか!?〉

挿絵(By みてみん)

ギュッ!と手を握られ、困惑しながらこちらを窺う

「おかしくなんかねぇよ…俺は前の世界が、前の自分自身が嫌いだったんだよ」

そう…だから俺はあの日、家を出たんだーー


「だからこの世界に召喚されて心が軽くなった。

それだけなんだ…それだけで十分過ぎるんだ。」


俺も彼女の手をギュッ!と握り返し

もう一度だけ強く


「だから……俺を召喚してくれてありがとう!」

挿絵(By みてみん)

この感謝は、間違いなく

この世界で初めにしたかったこと

そうーー俺の本心、本音だ

フッ

〈そうじゃの……それなら…‥どういたしまして!じゃの〉

「あぁ…そうしてくれると嬉しい」

〈と…突然悪かったの!?〉パッ!


頬を少し赤らめさせてそのきめ細やかな指の力を抜く

「……かわいい」

声に出すのはどうかと思ったが、可愛いのだから仕方ない。

かあぁぁ!?

〈急に何を言うのじゃ!冗談を言うではない!?〉


「ははっごめん!冗談だ!」

〈それはそれで悲しい……のじゃけど〉


可愛くてついつい弄りたくなってしまった。

でもそろそろ話をするべきだよな?

「でアンタは俺と何を話したいんだ?」


「そうじゃのまず余はアンタではない。

余にはアルマと呼ばれる名がある。

気軽にアルと呼んでくれればよい。

さて本題に入るが立ちっぱなしと言うのもアレじゃし座るかの。」

カタッ!魔石から二つ椅子を出す。


ストンッ

「本題については、すでに達したと言ってもいい。

其方に会うことが一番の目的だったのじゃ」


「そうなのか?俺にして欲しいことがあるんじゃないかと…」

「特にないのぉ…

強いて言えば自由に生きろとしか言えんしのぉ」


「因みに其方……

この世界についてはどれほど知っておるのじゃ?」


この世界のことをどれほどか…

「うーんとこの星の名はガイアス。大陸が合計六つあって、ここはラシア大陸の西側、ジハン王国のホワイト公爵家領地ってとこかなぁ

あと神力に天陣、奇跡…くらい?

あっ!ここは違う場所なのか!」


「すまぬの…ここが何処かは話せんのじゃ

その代わりと言っては何じゃが

もっと詳しくこの世界について教えよう!」

ズイッ!「神力とかのこと教えてくれるのか!」


「か…顔が近いのじゃがまぁよい‥ゴホンッ!

神力というのは生命ならば必ず宿している唯一神によって万物に与えられし力のことじゃ。

そして!神力の他に、似た力…魔力がある。

魔力とは唯一神ではない悪魔によって作られた魔物や、同族を殺害した人間などに宿る悪しき力で神力とは似て否なるものなのじゃ」


魔力!魔力もやっぱりあったのか!

「この二つの力は両方持てないのか?」


「良い視点じゃが、ハッキリ言って無理じゃの、

神力と魔力を同時に持つということは、

善性と悪性を同じだけ持つということじゃからな、

普通少しでも偏ると、多い方が全てを飲み込んでしまうのじゃ。神でもないとそんなことは出来んの。」


「そうかぁ〜流石に二つ持ちは無理かぁ〜

!でも同族を殺害したら魔力が宿るってことは、魔力持ちを殺害した神力持ちはどうなるんだ?魔力持ちに変わってしまうのか?」

この理屈だとこの世界は悪い奴らで溢れてることになる。


「そこは大丈夫じゃ!その場合神力持ちが魔力持ちに変わってしまうことはない。

唯一神によってそこら辺は調整されておるからの

他に聞きたいことはあるかの?」


唯一神によって調整か…さっきからチラチラ名前が出てるけど、この世界の神か何かか?

「その唯一神(?)はいったい何者なんだ?」


「唯一神とはこの世界にただ一体しか存在しない神のことじゃ。天使族やこの星そのものを創造したりと、

この世界そのものと表してもいい。

滅多にコチラに干渉してくることはないがの……

世界そのものが滅びでもしない限りな。」


その名の通り神なんだろうけど

宇宙そのもの?って事でいいのかな?

しかも天使族が存在してるのか。いつか会いたいな


「へぇ〜だいぶ分かってきたよ。」

う〜ん…!?アリアとの会話が頭によぎる

(ハルマ様に神力が無いということは、勿論天啓もないでしょう)

っあ!?


「天啓についても教えて欲しいんだけどいいか?」

「勿論いいのじゃ、天啓はこの世界の人間が神力を宿すのと同じように、唯一神によって与えられる加護のことじゃの。でも大体は目が他の者よりも良いなどで強力なものは多くはないのぉ。その者の精神に依存するとも言われているのじゃ。…さらに上もあるがの‥」


精神に依存する…その人自身を表すものなのか

そしてさらに上?まぁ関係ないか…

「でも…俺には無いんだよなぁ〜」

「もう確かめたのかの?」


「いや…神力が無いなら無いだろうって」

「そうか…神力が無い…直接確かめたわけではないのじゃな。では一度天啓と頭の中で念じるといい。」


も…もしかして俺にも可能性があるのか!?

スゥゥゥゥゥゥー!ハァァァァァァァ!?

瞳を閉じ心を落ち着かせる(?)

いでよぉぉぉぉぉ!!‥て!ん!け!いぃぃぃ!!!

…………なんかごめん‥!?!?


「どうじゃったかの?」

「……ない……みたいだ」

なんか…‥…頭の中で謝られた気がする

「そう…落ち込まれるとコチラも気が重くなるのぉ

うむ…コレをやるから元気を出すのじゃ」


スッ掌に硬い感触が?

「なにこれ……でも‥ありがとな」

アルに透明なビー玉?を手渡される


「それは…お守りみたいなモノじゃ!肌身離さず持っておるのじゃぞ!」

優しいなアルは…一目見た時はもっと…気が強い女!ってな風に感じたのに


…何か忘れてるような?

っ!そういえば俺初仕事の途中だった!

「俺…今日はもう帰ろうかな…」カタッ

そんなことを呟き立ち上がる

「そうじゃな…これで其方とももうお別れじゃな‥」

顔に出していなくとも寂しさが伝わる


「何言ってんだ?まだ聞きたいことはいっぱいあるんだ。また来るに決まってるだろ?」

「其方…何を言って……」

「何って‥あぁそうか!また来るって言っても俺、

ここへの行き方知らなかったわ!ははっ」


「そういうことでは……其方また来てくれるのか?」

「当たり前だろ!俺たちはもう友達みたいなもんだ!それとも俺と友達ってのは嫌か?」

「そうじゃな…我らはもう友達じゃな!」


「……どうやって帰ればいいんだ…」

カッコつけて別れ際の会話をしたつもりなのに…

「そうじゃったの」パチンッ


スッ〈お帰りになられますか?〉

「そうじゃ…元の場所に帰してやってくれるかの?」

うぉ!急に出てきてビックリしたぜ

指パッチンで出てきたこの人は今まで何処に潜んでたんだ?

〈先ほどのように瞳を閉じて、手を握っていただけますか?〉

「あぁうん」


あっ!「アル!俺の名前はハルマだ!」

「ハルマよ!四大天災(しだいてんさい)に気をつけるのじゃぞ!」

シュンッーーー


ーーーシュンッ

〈彼の方をプリスティンの街へお送りしました。〉

「ご苦労じゃったな。明日からまた忙しいじゃろう

今日はもう休んでよいぞ。」


〈…一つだけお聞きしても良いでしょうか?〉

〈何故彼の方にアルマ様が召喚をされたと嘘をついたのですか?〉!?

「ただ…誰に召喚されたのかも分からぬのは怖くて、不安かと思っての…心配なかったようじゃがな」


〈そのような理由でしたか。

では私(わたくし)はこれで失礼します。〉シュンッ


……ハルマか‥懐かしい響きじゃの…

本当の召喚者を探すために唯一神、彼奴にもコンタクトを取らねばな

ハルマ…

余は其方の無事を、此処から心から願っておるぞーー


        ーーー続くーーー














ハルマを召喚したのはアルマではなかった!?

だがハルマはそのことを知らない

感謝を伝えられたハルマは、この先何を目的にこの世界で生きていくのか!

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